ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

熊本紀行12 杵島岳で勇気ある撤退だべこ!

2021年10月31日 | ベコの熊本・大分紀行2020

熊本紀行阿蘇を訪問中のベコ。

烏帽子岳から下山後、お弁当を食べたら次に目指すのは杵島岳

それでは張り切っていきましょう!

ふと見れば中岳は相変わらず噴煙がもくもく中。

噴煙はどこからでも見えるのです。

さあ、杵島岳の登山道を進みましょう。

ベコ 「整備された道だべこ」

うん、先ほどの烏帽子岳とは異なり、杵島岳は舗装された道。

助かりますね。

そして、両脇の木々が並ぶ樹林帯を抜けると、

ほーっ

なるほど、これが杵島岳ですね!

草ボーボーの烏帽子岳とは異なり、さっぱりしたハゲ山です。

いやー、気持ちのいい山です。

そして、ふと後ろを振り返ってみると…

おーっ、烏帽子岳です!

先ほどはお疲れさんでしたね。

こうして見比べると、急峻で崩落している烏帽子岳と比べて、なだらかな杵島岳。

トレッキングのモチベーションもがぜん上がります。

ベコもお弁当を食べて元気いっぱいです。

ベコ 「目指せ、完全踏破だべこ!」

ところが!!

なんと!

目の前に現れたのは山頂まで続く地獄の石段だったのです。

ベコ 「ここ、これは一体だべこ!」

烏帽子岳にも負けず劣らずの急勾配の斜面に一直線の石段です。

見上げると、杵島岳の山頂はまだまだ遥か先。

しかも!!

ベコ 「ひ、ひざが死んだべこ!!」

烏帽子岳のおかげでベコのひざが急激に悪化。

石段を登り始めてほどなく、一歩も進めなくなってしまったのです。

他のハイカーにどんどん追い越されていきます。

うーん、残りの距離とひざの状態を考えたら、これ以上の登山は難しいかもしれません。

ベコ 「勇気ある撤退だべこ!」

うー、残念だけどそれがいいかもね。

見守ってくれた烏帽子岳もちょっと悔しそう。

これはいつか敗者復活戦が必要ですね。

ベコ 「捲土重来を期するべこ!」

いやー、思いがけず残念な結末になってしまいました。

しかし、この後の旅の予定を考えたらこれ以上の無理は禁物。

無念の撤退と致しましょう。

と、その時でした。

むむむ??

登山道から左手に見えてきたのは…

おおーーっ

なんとあれは米塚ではありませんか!

大観峰など展望所から見えていたこんもりした山ですね。

ここにあったとは驚きました。

杵島岳を下山したベコは、帰り道で米塚の近くを通過。

ベコ 「こんもりだべこ!」

これは不思議な形です。

ベコ 「こんもりだべこ!」

ここまできれいな形になるのは不思議です。

さあ、そんなこんなでベコの阿蘇訪問はここまで!

ちょっと歯切れの悪い結末でしたが、この後ベコはお隣の大分県に移動。

大分でも美しい自然と温泉を満喫する予定です。

が!

ブログはいったんここでひと休み。

次回からは秋の紅葉を味わいたいと思います。

ベコの大分紀行はしばらく先になりますが、期待して待ちましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

米塚

杵島岳の山裾にひょっこりとそびえる均整の取れたハゲ山。標高は954mとのことで意外と高いのですが、地面との高低差は80mほど。山頂の火口は直径100m、深さ20mほどだそうです。

お椀を伏せたような美しい形は自然のものとは思えませんが、噴火したマグマが冷えた岩が降り積もってできた山で、地質学では「スコリア丘」と呼ぶそうです。

これを見て思い出したのは伊豆半島にある大室山。あそこも均整の取れたお椀型の山ですが、調べてみると米塚と同じスコリア丘でした。

米塚の斜面には登山道のような筋があるので登山できるのかと思っていたら、現在は立ち入り禁止だとか。一方、米塚の近くに上米塚という場所があり、そこではスコリア丘の断面が見られるとのこと。

ちなみに、米塚という名前のいわれは、阿蘇神社の神様が収穫したお米を積み上げて作ったという伝説によるとか。もしかしてこの周辺は美味しいお米が取れるのでしょうか?


 


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熊本紀行11 草千里で心地よき風に吹かれろだべこ!

2021年10月24日 | ベコの熊本・大分紀行2020

熊本紀行阿蘇を訪問中のベコ。

烏帽子岳を踏破してひと休みしたら、早々に下山することにしましょう。

で、見下ろしてみると下山道はこんな感じ。

ありゃー。

下りルートも草ボーボーのうっとうしい急峻な山道でした。

しかも!

ひゃー、やっぱり下りルートも崩落中。

いやー、本当に気の抜けないトレッキングとなりました。

そんなベコを尻目に中岳は引き続き噴煙がもくもく。

なんだか煙の量が増えたような気がしますね。

ホントにやれやれの烏帽子岳登山ですが、

しかし!

下山道を降りて、草千里に戻るとそこはなかなか穏やかな草原。

登りルートとは反対側のルートなのですが、またちょっと雰囲気の違う景色です。

駒立山のてっぺんにはまだまだお客さんが。

一方、高度が下がって中岳の噴火口は見えづらくなってきました。

けど、噴煙は引き続きもくもく中。

息も絶え絶えの下山道でしたが、烏帽子岳全体が見れる位置まで降りてきました。

ほー、あらためて見上げると結構な高さ。

あのてっぺんまで行ったとはすごいですね。

こうして見ると、やはりてっぺんは狭そう。

お弁当を広げるのが難しいのがよく分かりました。

さて、下りの草千里ヶ浜はふさふさの軽快な道のり。

ちょっと雲が出てきたようですが、吹く風が心地よく印象的な風景が楽しめます。

ほー

はー

ふー

よく見ると、乗馬を楽しんでいる人もちらほら。

さあ、それではようやくお昼休憩。

ここでお弁当タイムにいたしましょう!

ベコ 「ようやくお弁当タイムだべこ!」

しっかりご飯を食べて、次の杵島岳へ向かいましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

烏帽子岳③

下山時は登りとは反対側の山道を下ります。烏帽子岳の右側から登って、左側から降りるのです。上りと比べて下りは多少歩きやすいかなと期待したのもつかの間、再びの悪路。深い草むらと崩れ落ちた斜面にヒヤヒヤしながらの下山となりました。

なんとかふもとの草千里に戻った時には、ふくらはぎがピクピクしていました。初心者にとってはあまり楽しいトレッキングコースとは言い難い山かもしれません。

下山後は草千里の周囲を囲む小高い丘を歩いて駐車場まで戻ります。吹き抜ける風が心地よく、烏帽子岳登山よりもこちらの方が気持ちのいいトレッキングを楽しめました。

このルートはそのまま杵島岳や中岳方面に続いているのですが、もしかしたらこのコースの方が気持ちがいいかもしれません。もしまた来ることがあれば事前調査が必要です。

そして、お弁当は駐車場に併設される飲食コーナーのベンチでいただきました。烏帽子岳や中岳の勇姿を望める場所で、コーヒーが買えたのはラッキーでした。


 


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熊本紀行10 烏帽子岳はハアハアゼエゼエだべこ!

2021年10月17日 | ベコの熊本・大分紀行2020

熊本紀行阿蘇を訪問中のベコ。

阿蘇五岳のひとつである烏帽子岳で地獄の急登を踏破中。

崩落現場も慎重に通り過ぎて、いよいよ山頂です!

ベコ 「やったー!ついに登頂だべこ〜」

標高1,337mの烏帽子岳。

山頂からの眺めはこんな感じでした。

ベコ 「ひゃー、爽快だべこ〜」

草千里の向こうにそびえる杵島岳もよく見えます。

視線を右に向ければそこには、

ベコ 「もくもくだべこ!」

中岳は相変わらず噴煙がもくもく中。

ここからだと噴火口がかなり見えます。

うーん、どれどれ。

ほー、ぽっかり噴火口があるのが分かりますな。

ひゃー、やっぱ怖いですね〜。

ま、いずれにしても無事に烏帽子岳登頂です!

ベコ 「お疲れさんだべこ!」

いやー、予想外の悪路で爽快さに欠ける登山でしたが、山頂からの眺めはなかなか雄大。

疲れが吹き飛びます。

杵島岳方面はまさに緑の大地。

妙に丸っこい山です。

モコモコです。

その麓には、草千里ヶ浜から中岳方面に伸びる阿蘇パノラマライン。

走る車が小さく見えます。

本当に日本とは思えない不思議な光景。

ちなみに、このとき中岳は入山禁止。

噴火口の見学はできないとのことでした。

さて、それではここらでお弁当とまいりましょうか。

が!

烏帽子岳の山頂はとても狭くて、お弁当を食べるのにはちょっと不向き。

他の登山客も、風景を眺めたら早々に下山しています。

あまりお腹も空いていないので、ベコもいったん下山してからお昼にしましょう。

ポカリスエットをごくごく飲んで、ひと休みしたら下山開始です!

つづく

 

<ベコたびinformation>

烏帽子岳②

苦難の山道を歩いてようやくたどり着いた烏帽子岳の山頂。ふもとから見た印象からすると、あっけないほど狭い山頂でした。

とはいえ、周囲は360度阿蘇の全景が広がるパノラマ。中岳の噴火口もよく見える位置です。草千里を歩く観光客や道路を走る自動車がコメ粒のように小さく見えて、高い場所に来たのだと実感。

本来ならばお弁当を広げてゆっくり周囲の風景を楽しみたいところですが、思いのほか狭い山頂にびっくり。お弁当を食べるにはちょっと無理っぽい印象でした。

しかも、当日は気温も高くかなりの暑さ。それほど標高が高いわけでもなく、日陰もないためお弁当は断念。ひと休みしたらさっそく下山となりました。


 


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熊本紀行9 烏帽子岳は苦難の急登だべこ!

2021年10月10日 | ベコの熊本・大分紀行2020

熊本紀行阿蘇を訪問中のベコ。

草千里ヶ浜を歩いて、やってきたのは烏帽子岳

ベコ 「烏帽子岳に挑戦だべこ!」

いよいよ、これから烏帽子岳に登ります!

これが烏帽子岳への登山口。

出だしはなだらなか坂道のようです。

しかし!

ベコ 「ひゃー、草ボーボーだべこ〜」

そう、烏帽子岳の登山道は両側が鬱蒼とした草だらけ。

背丈ほどもある草むらで、かなり歩きにくい道でした。

しかし、草木が切れて視界が広がる場所は、なかなかの絶景。

草千里ヶ浜と杵島岳が望めます。

駒立山のてっぺんも見えてきました。

皆さん、周囲の風景を楽しんでいるようです。

視線を変えると周囲の山々の姿。

お、あの山の稜線には風車がぐるぐるです。

一方、こちら側を見ると…

おーっ!

噴煙をあげる中岳です。

噴火口が少し見える高さに来たようです。

恐ろしいですね〜。

ところで、本日登り始めたこの烏帽子岳。

簡単に登れると思っていたら、意外と大変。

ひとつは、あちこち土砂崩れが起きていること。

近づくと分かるのですが、山肌がざっくり崩落しているのです。

写真右下から登山用の階段が続いているのが分かるでしょうか?

いやー、これは危険!

足元注意の看板もありました。

ベコ 「これは危険だべこ!」

そしてもうひとつは、登山道がかなりの急登。

ここから先はこんな感じ。

えーっ!

これは聞いてないよ〜、と言いたくなる急な坂道でした。

けど、ここは前進あるのみ。

ベコ 「ハアハア、ゼエゼエだべこ〜」

一歩一歩が重くのしかかります。

振り返ってみると、奈落の底へ落ちるような急な坂道。

そして…

ここが崩落現場です!

いやー、これは恐ろしい。

登山道のすぐ脇が崩れ落ちているではありませんか。

クワバラ、クワバラ。

けど、ここまで登ってくると周囲の景色もさらに感動的。

千里ヶ浜の建物もずいぶん小さくなってきました。

最大ズームでも、人は米粒のようです。

道端には、白い小さな花が咲いていました。

いったい何という花なのでしょうか。

さあ、そうこうしているうちに、ようやく山頂が近づいてきたようです。

地獄の急登もあと少し。

最後のひと踏ん張りで頑張りましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

烏帽子岳①

草千里ヶ浜の奥にそびえるのが阿蘇五岳のひとつ烏帽子岳。標高1,337mで登りやすいとの話を聞き、今回登頂を試みました。

まずは草千里をてくてく歩き、気持ちのいい大草原を横断。青空と雄大な阿蘇の山々に言葉もありません。ほとんどの観光客は草原の真ん中にある「駒立山」に登る程度で烏帽子岳まで登る人はあまりいませんでした。

草千里の端に着くと烏帽子岳への登山道があります。そこから先は山頂までてくてく歩いて登ることに。で、その登山道ですが、ブログでご紹介した通り草ボーボーの細い山道。もう少し開けており、歩きやすい山道かと思っていただけに予想外。

場所によっては自分の背丈ほどもある草むらを抜けなければならず、また足元も意外ともろく、崩れている部分もあって危険な印象でした。

崩落した斜面に出たとき、これはマズい所に来てしまったと正直後悔しましたが、山頂から降りてくる家族連れやハイカーがひょいひょい歩いていたので、気をつけながら慎重に登山継続。

そのため、青空を仰ぎながらの爽やかなトレッキングはまったく不可能。足元に最大限の注意を払い、うっとうしい草むらをよけながら、粘り強く歩く苦難のトレッキングになりました。

ただ、途中で草むらが開けた場所からは、草千里をはじめ、噴煙を上げる中岳やお隣の杵島岳などを一望できるためいい小休止に。水分補給をしてひと休みしながら山頂を目指すことになりました。


 


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熊本紀行8 草千里は広大な草原だべこ!

2021年10月03日 | ベコの熊本・大分紀行2020

熊本紀行阿蘇の絶景を堪能中のベコ。

阿蘇パノラマラインを疾走して、草千里ヶ浜に到着しました。

その向こうにそびえるのは烏帽子岳

ベコもやる気満々です。

ベコ 「めちゃくちゃ高いべこ!」

うーん、烏帽子岳は思ったより高そうです…。

一方、こちらは噴煙をあげる中岳

ベコ 「ひゃー、活火山だべこ!」

そう、中岳の火口からはモクモクと噴煙が上がっているのです。

ここで噴火したら一巻の終わりですね。

さあ、それでは登山準備ができたら、まずは草千里を歩きましょう!

いやー、これは気持ちのいい草原ですね。

皆さん、あそこの池に向かっている模様。

ベコも近づいてみました。

実は、草千里はかつての噴火口。

そこに雨水がたまって火口湖になったようです。

大自然の脅威です。

一方、草千里の真ん中にあるのは駒立山。

こんもりとしたなだらかな丘のような山です。 

皆さん、てくてくと登って行きます。 

青空を背景に気持ちのいいハイキングですね。

ここから振り返ると、駐車場の向こうには杵島岳。 

今日は烏帽子岳に登ったあと、杵島岳を目指します。

よし、それではいよいよ烏帽子岳の登山を始めましょう!

ベコ 「うおーっ」 

ベコ 「うおーっ!」

いざ、出陣です!

つづく

 

<べこたびinformation>

草千里ヶ浜

阿蘇パノラマラインを走って到着したのが草千里ケ浜。阿蘇五岳のひとつである烏帽子岳のふもとに広がる大草原で、烏帽子岳や噴煙を上げる中岳など、その風景は圧巻。まさに必見です。

この大草原はもともと二重の火口だったそうです。その火口の底が現在残っている2つの池で、それぞれ外側と内側の火口底とのこと。

また、草千里の中央にはこんもりとした「駒立山」がありますが、噴火でできた溶岩ドームの残骸だそうです。なるほど、この美しい風景もやはり火山活動の結果なのですね。

ちなみに草千里には阿蘇の成り立ちや地質、動植物などについて展示を行う「阿蘇火山博物館」があります。3階建てで様々な施設やイベントがあるそうですが、今回は時間と体力の関係で立ち寄れませんでした。

また、他にも飲食店や休憩所もあるので、お腹が空いたり、疲れた時などは助かります。


 

 


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