秋晴れの12月初旬。
紅葉シーズンを迎えて、今年も紅葉散歩に出かけました。
まずやってきたのは東京・駒込にある六義園。
江戸時代に作られた大名庭園です。
大きな池を中心に庭園が広がっています。
そして、紅葉もちょうどいいタイミング。
それでは、ぶらぶら散歩スタートです!
ほー、真っ赤ですね。
モミジの脇に建つのは「宜春亭」。
お茶室でしょうか?
モミジの紅葉がまぶしいですね。
ひゃー、これはすごいですね。
この六義園は回遊式庭園で、池の周りをぐるりと遊歩道が巡っています。
てくてく歩いていくと、敷地の奥まったところに紅葉の林が現れました。
ここらへんはまだ青いモミジとピークを過ぎたモミジが混在しているようです。
とはいえ、うっそうとした木々の中、光の具合がとても神秘的。
そんな林の中に、一軒の東屋が建っていました。
六義園の紅葉スポットとして有名な「つつじ茶屋」です。
おー、これは美しいですね。
屋根にかかるモミジが絶妙です。
みな、無言のままカメラのシャッターを切っていました。
言葉もありません。
真っ赤っかです。
つつじ茶屋の反対側に回り込みます。
すっかり紅葉に覆われています。
いやー、いとあはれですな。
すばらしい光景に訪問客も溜息ばかり。
ちなみにこのつつじ茶屋、作られたのは明治時代だそうです。
江戸時代はまだ無かったことになりますが、本当でしょうか?
つつじ茶屋の脇はせせらぎが流れています。
そのせせらぎにもモミジの紅葉が鮮やか。
赤と橙色がせせらぎに写って印象的です。
はー。
さて、つつじ茶屋を通り過ぎて、小さな築山を越えるとそこには「渡月橋」があります。
巨大な石を重ねて作った橋で、渡るときはちょっとドキドキです。
けど、けっこうお客さんはスタスタ渡っていきますね。
係員のおじさんが「立ち止まらないでください!」と大きな声で誘導していました。
それにしても立派なモミジの木です。
いやー、都心のオアシスのような六義園。
短い時間でしたが、たっぷり紅葉を楽しむことができました。
さあ、それでは次の紅葉スポットへまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
六義園
徳川幕府の幕臣・柳沢吉保が作った大名庭園です。池を中心に遊歩道が続く回遊式庭園で、進むにつれて景色が変わる様子は感動的です。明治時代には三菱財閥の祖である岩崎弥太郎の別邸になったこともあったとか。
都心の真ん中とは思えない、ゆっくりした空間の中でのんびり散歩を楽しめる庭園です。春は巨大なしだれ桜で有名な六義園ですが、秋の紅葉もそこそこ見ごたえがあります。
ただ、今回訪れた12月上旬はややピークを過ぎていたようで、葉っぱが少しチリチリでした。紅葉の色合いもやや薄め。光の加減もあって写真では美しく見えますが、実際はそれほど感動しません。都心部ではこれぞ!という紅葉の名所が少ないのですが、六義園は比較的マシな方かもしれません。