裏磐梯では天候不順の夏休みを過ごしたベコ。
メインイベントとして期待していた雄国沼湿原のトレッキングも涙の断念でした。
そこで!
雄国沼湿原の無念を晴らすため、ベコはリベンジを決意したのです!
ベコ 「怒りのリベンジだべこ!」
やってきたのは信州・富士見町にある入笠山のふもと。
一帯は富士見パノラマリゾートと呼ばれる観光スポット。
「お気軽トレッキング」を売りにしており、サクッとトレッキングを楽しめそうです。
まずは標高1700メートルまでゴンドラで一気に上昇です。
ベコ 「怒りのゴンドラだべこ!」
なかなかいい眺めです。
思いのほかグングン上昇します。
ふと見ると、雲の上には富士山も顔をのぞかせていました。
そして、ゴンドラ山頂駅に到着。
そこからは八ヶ岳の山並みが一望できます。
ベコ 「怒りの八ヶ岳だべこ!」
お天気はスッキリ秋晴れとはいきませんでしたが、裏磐梯と比べたらまずまず。
そして、ここから怒りのトレッキングコースが始まります。
ベコ 「怒りのトレッキング開始だべこ!」
さあ、それではてくてく参りましょう。
なだらかな坂道を登り、気持ちのいい木立ちを進みます。
ベコ 「らんららんだべこ」
葉っぱがほんのり色づいていますね。
木立の間をしばらく歩くと、目の前の視界がパッと開けました。
ベコ 「おーっ、湿原だべこ!」
出ました!
うっすらと紅葉した湿原が広がっているではありませんか!
ベコ 「怒りの湿原だべこ!」
ここは入笠湿原。
標高1700メートルに広がる高層湿原なのです。
ほーっ、これは素敵な光景です。
それほど広くはありませんが、色づいた草木が輝いてますね!
白樺の木々も印象的です。
ほー
はー
季節はすでに秋。
春から夏には、色とりどりの高山植物が咲き乱れる入笠山湿原ですが、この時期は高山植物もほとんど終わり。
そんな中、かろうじて残っていたのがこれ。
マツムシソウというそうです。
お、こちらにもふっくらした植物がありました。
エゾリンドウだそうです。
秋の湿原にのんびり咲いています。
木道を歩いて湿原を進むと、白樺の木にたどり着きました。
高原の風景ですね〜。
日が差すと、草紅葉が一段と映えて見えます。
いやー、どうやら雄国沼湿原の無念を晴らすことができたようです。
入笠湿原もそろそろ終わり。
小さな湿原でしたが、秋の気分を満喫ですね!
お、ベンチでは赤トンボが休憩中。
ベコ 「こんにちわだべこ!」
さあ、秋の湿原を味わったところで、このまま入笠山山頂を目指しましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
富士見パノラマリゾートと入笠湿原
長野県の入笠山を中心に広がる高原リゾート。夏はトレッキングと高山植物、秋は紅葉と雲海、冬はスキーと、季節を通して楽しめるそうです。今回は裏磐梯の恨みを晴らすため、ちょっと早めの紅葉狩りを兼ねてトレッキングに訪れました。
JR富士見駅からは無料の送迎バスがあり約15分でリゾート入口に到着。送迎バスはAM10時発の一便のみで路線バスもないため、これを逃すとタクシー利用となります。到着後はゴンドラに乗って、一気に標高1700メートルの高原地帯に到着です。
そして、トレッキングコースもここからスタート。比較的なだらかな坂道をてくてく歩くと、まずは入笠湿原に到着。決して大きくはないですが、うっすらと紅葉する湿原に高山植物や白樺の木々が輝く風景には感動です。
なお、リゾート入口では高山植物のガイドブックがもらえてとても便利。また入口の裏手にはロッカールーム完備。大型サイズのロッカーもあり、荷物をしまうのに助かります。ちょっとした畳スペースもあるので、登山前後の着替えや荷造りにも便利。
ちなみに、HPのライブカメラで「山頂」という画像がありますが、あれは入笠山の本当の山頂ではなくて、あくまで「ゴンドラ山頂駅」付近の画像です。てっきり入笠山の山頂には売店があるのかと思っていましたが、さすがにそれはありませんでした。