立山黒部アルペンルートを踏破したベコ。
次に目指すのは黒部峡谷です。
やってきたのはトロッコ列車の始発駅、宇奈月駅。
ベコ 「いざ黒部峡谷だべこ!」
黒部峡谷トロッコ列車は、出発地の宇奈月駅から終点の欅平まで走る観光鉄道。
黒部川沿いの絶景を楽しめるのです。
ここに来てようやくお天気も回復。
快晴の一日となりました。
それではトロッコに乗り込みましょう。
ベコ 「トロッコ列車で出発だべこ!」
ゆるキャラのくろべえに見送られて出発です!
そんなトロッコ列車は山を越え、
谷を越え、
山奥に向けてドンドン進みます。
列車の両側には急峻な岩壁がそびえています。
ベコ 「緑がきれいだべこ~」
ようやく晴れたお天気のもと、木々の緑も鮮やかですね。
そんなこんなで、秘境・黒部峡谷に到着です!
ベコ 「欅平に到着だべこ!!」
駅前からの眺めがこちら。
おお〜、これぞ山奥の渓谷。
涼しげですね~。
それでは、ここから猿飛峡谷展望台まで往復しましょう!
ベコ 「猿飛峡谷を目指すべこ!」
川沿いには遊歩道が整備されているのです。
遊歩道の周囲は爽やかな緑の木々。
葉っぱもキラキラです。
ドン曇り続きの立山黒部ハイクもようやく天候が回復。
テンションも高まりますね!
ベコ 「木漏れ日の遊歩道だべこ!!」
と思いきや!
この遊歩道、一見なんともない遊歩道なのですが、歩いてみると意外とハード。
しかも…
山奥の秘境にもかかわらず、まったく涼しくありません。
それどころか、ますます暑さが厳しくなるばかり。
峡谷に阻まれて風もほとんどありません。
お昼過ぎには、蒸し風呂のような地獄のハイキングとなりました。
ハアハア、ゼエゼエなのです。
いったい、なぜなのでしょうか!?
汗が滝のように流れ落ちてきますが、なんとか猿飛峡展望台に到着です。
ベコ 「ひゃー、黒部峡谷は灼熱地獄だべこ~!」
川の両側は垂直に立ち上がる絶壁。
けど、川の水はあくまで清らかです。
絶壁の木々は青々。
こんな美しい景色なのに、峡谷は猛烈な暑さです。
こりゃ、たまりません!
川べりの岩場に腰掛けてひと休みしたら、さっさと欅平に戻りましょう。
いったん駅に戻ったら、駅の反対側には奥鐘橋がありました。
ベコ 「ひゃー、風が吹き抜けるべこ〜」
橋の上は風の通り道となっており、涼しいことこの上なしです。
ひゃー、涼しい~。
生き返りますね。
ふー、ようやくホッとできました。
見上げると絶壁の木々も青々。
遥かなる峰々を眺める人たちです。
橋の下を流れる川もサラサラ。
川の水は不思議な色をしています。
うっすらと青みがかった川の水。
ホントに水浴びしたいところです。
ちなみに、この橋の少し先にあるのが人喰い岩。
ベコも食べられそうです。
ベコ 「うおー、食べられてまうべこ〜」
迫力満点です。
さあ、そろそろ帰りの時間が来たようです。
雨が降ったり猛暑になったり、今回はホントにめまぐるしい夏休みでした。
とはいえ、黒部の最奥地に来れたのは良い思い出。
ベコ 「立山黒部ハイクは終了だべこ!」
次のベコ旅はしっかり晴れてほしいところ。
それでは立山連峰を眺めながら、北陸新幹線でゆったり帰ることにいたしましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
黒部峡谷トロッコ列車
宇奈月から欅平までを走るトロッコ列車。黒部ダム建設の資材運搬用として作られ、その後は観光列車として利用されている路線です。宇奈月から欅平まではおおよそ1時間。山あいをのんびり走ります。
列車は完全にオープンな普通車両に加え、窓付きの「特別車両」や「リラックス車両」があります。普通車両は背もたれがありませんが、特別車両とリラックス車両は背もたれ付きでちょっと楽ちん。ただ、エアコンがないので蒸し暑い日だと逆に暑くてしんどいかも。
お盆の時期はかなりの人出で、トロッコ列車もやはり事前予約が安心です。事前予約は乗車の3ヶ月前から。ネットで予約しようとしたところ、アクセスが殺到したためかサーバーがパンク状態に。数時間後には無事に予約できたもののヒヤヒヤものでした。
ちなみに、立山黒部アルペンルートと黒部峡谷は場所的にすぐ近くかと思っていたら、実はかなり離れておりビックリ。立山駅から宇奈月温泉駅までは富山地方鉄道で2時間半から3時間もかかります。
ガイドブックを見ると、立山~宇奈月温泉の間は特急アルペン号で所要時間も1時間半程度で便利とあります。が、実はこのアルペン号は1日に1~2本しか運航されておらず、事実上ほとんど役に立ちません。計画を立てる際はぜひご注意ください!
欅平
黒部峡谷の終着点にある美しい渓谷です。欅平駅から遊歩道が整備されており、お手軽コースで往復1時間ほど。黒部川の美しい清流を横目に見ながらてくてく散策を楽しめます。
ただ、予想外だったのはものすごい蒸し暑さ。もっと涼しいのかと想像していたら何のことはありません、標高はたかだか599メートル。道理で暑いはずです。
遊歩道はそれなりに起伏があるため、上り下りでホントに汗だくになりました。訪れるならもう少し涼しい時期がベターかも。ぜひご注意ください!