夏の信州・白馬を訪問中のベコ。
標高1,900mの栂池(つがいけ)自然園をハイキング中です。
1つ目のミズバショウ湿原を過ぎると、次は2つ目のワタスゲ湿原。
ベコ 「よし、次はワタスゲを目指すべこ!」
湿原から湿原へ移動するには、このような細い通路を進みます。
木道の両側にはきれいな緑。
青空に緑が映えてます。
そして細い木道を抜けると、そこには!
出ました、ワタスゲ湿原です!
木道が山の方まで続いています。
心なしか山が近くなった気がしますね。
そんなワタスゲ湿原には小さな池塘(ちとう)があちこちに点在しています。
池塘とは湿原にできた小さな池。
足を踏み外さないよう気を付けないといけませんね。
ところで、ワタスゲ湿原というくらいですので、どこかにワタスゲがあるはず。
もしやこれでしょうか?
けど、ワタのようなふわふわした感じがありません。
いっぱい咲いてますが、やはり名前は分からずじまい。
うーん、ちょっと悔しいベコなのでした。
そんな中でも、ハイカーの皆さんは元気いっぱい。
木道脇の不思議な植物をしり目に、ドンドン歩いていきます。
うーん、だんだんと山が近づいてきましたね〜。
ひとつめの湿原と比べて、ちょっと緑の濃くなったワタスゲ湿原。
そんなワタスゲ湿原を過ぎると、サラサラ流れる小川が現れました。
ベコ 「清流だべこ!」
この清流は楠川(くすかわ)。
白馬から流れてくる冷たい雪解け水なのだとか。
水量はかなり少なめですが、つかの間のひと時、皆さんも雪解け水でひと休みです。
ベコ 「水遊びでホッとひと息だべこ~」
さて、楠川を過ぎたら次は3つ目の湿原を目指します。
ベコ 「またまた細道だべこ」
3つ目の湿原はこちら。
浮島湿原です。
かなり草が濃くなってきました。
これまでの湿原と比べると草ボーボーです。
やはり、湿原によって植生が異なっている様子。
高度の違いが植生の違いを生むのでしょうか?
お、ここにも紫の花が咲き乱れてます。
1つ目のミズバショウ湿原で見かけたエダマメ型の花です。
ちょっと小ぶりの浮島湿原。
と思いきや、実は意外と広い湿原があるのです。
ベコ 「脇道があるべこ!」
脇道を進むと、そこには広めの湿原が広がっていたのです。
湿原の周囲には周回路の木道がぐるり。
うーん、雄大です。
ハイカーも雄大な自然を満喫中。
見上げると、山がかなり近づいてきた感じ。
背の高い木も増えてきました。
いやー、高度が上がるにつれて、少しづつ様子が変わる栂池自然園。
それでは、さらに奥の方へ進んでまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
栂池自然園(2)
3つの湿原から成り立つ栂池自然園ですが、それぞれ雰囲気が異なるのでちょっと興味深いところ。
1つ目のミズバショウ湿原は、春先にミズバショウが咲き乱れる大きな湿原。本州では一番遅く咲くそうで、7月上旬までミズバショウが見られるそうです。
開けた地形と背景の山並みの組み合わせで、ホントに気持ちのいい高原。ここだけでも来る価値があると思います。
2つ目のワタスゲ湿原は、初夏に白いワタスゲが一面に咲き乱れるとのこと。ニッコウキスゲも咲くそうで、華やかな風景が楽しめるそうです。一度見てみたい気がしますが、8月はちょっと時期が遅かったみたいです。
3つ目の浮島湿原は草ボーボーですが、小さな池塘があちこちに見られる湿原。草が多く、ちょっと狭いため感動はいま一つ。ただ、初夏にはここでもワタスゲやニッコウキスゲが楽しめるのだとか。
それぞれ特徴のある湿原ですが、やはり高山植物の名前が分からないのはちょっと残念。
実は、帰ってきてから気づいたのですが、栂池自然園のネットサイトに「栂池自然便り」というコーナーがあり、その時々に咲いている草花が写真付きで紹介されていたのです。
驚いて見てみると、なるほどこれは便利。もっと早く気づくべきでした。栂池自然園訪問時にはこれを印刷して持参すると便利かもしれません。