今年もついに10月に入り、ぼちぼち山が色づく季節。
山の紅葉が気になるところです。
そこで、今回からは秋の白馬ハイクをお送りします!
まずやって来たのは初夏にも訪れた栂池高原。
奇跡的に雲一つない晴天に恵まれ、白馬連峰もくっきり。
ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで、栂池自然園にベコ登場です!
ベコ 「うおーっ、復活の栂池自然園だべこ!」
ドン曇りだった初夏とは異なり、白馬連峰が真正面にドーン!
いやー、これこそ栂池自然園の風景。
来たー!
という気持ちになります。
しかも、周囲はすっかり色づいた山々の木々。
紅葉もちょうど良いタイミングでしょうか。
山肌には黄色く色づいたダケカンバが並んでいます。
ダケカンバの白い枝や幹が印象的です。
さあ、それでは栂池自然園で紅葉ハイキングとまいりましょう!
この自然園には4つの湿原があり、まずは一つ目のミズバショウ湿原。
木道の遊歩道が整備され、歩きやすいコースです。
のんびりてくてく歩ける湿原なのです。
いやー、カラッと晴れた秋晴れの白馬。
青空と紅葉のコントラストが感動的です。
ただ、高山植物はそろそろおしまいかな。
こちらの木も枯れ始めですね。
ミズバショウ湿原を過ぎると、二つ目のワタスゲ湿原。
初夏にはワタスゲの群落に感動した場所ですが、ここもまた秋の絶景スポットなのです。
ベコ 「うおーっ、ワタスゲ湿原だべこ!」
この時期ワタスゲはありませんが、その代わり一面の草紅葉。
白馬連峰を背景に、雄大な光景が広がる湿原です。
うん、本当に素晴らしい光景です。
所々にあるベンチでは、休憩がてら周囲の山々を見上げるハイカーたち。
皆さん、シャッターを切る手が止まりませんね。
見上げると湿原を見下ろす山の頂。
山の名前は分かりませんが、ここにも色づいた木々。
紅葉と白い幹が印象的な風景です。
ほー
はー
ふー
写真を撮りながらだと、なかなか先に進めません。
ところで、紅葉している葉っぱをよく見ると、意外と傷んでる様子でした。
全体的に紅葉の鮮やかさがイマイチな気がするのは、このせいでしょうか。
それはそれとして、遊歩道はまだまだ続きます。
奥に進むにつれて、いろいろな色が混ざってきた感じです。
この先、どんな紅葉が見られるのか楽しみですね。
引き続き遊歩道を進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
栂池自然園の紅葉
夏の栂池自然園を楽しんだら、やはり秋の紅葉も見たくなるもの。ところが、比較的天候に恵まれた夏に対して、秋の天候にはなかなか苦戦しました。
実は、秋の白馬訪問は今回で4回目。過去3回はいずれも天候に恵まれず残念な結果に。4回目にしてようやく秋晴れに恵まれ、美しい紅葉に出会えたという次第です。
ただ、この年の紅葉の色付きはちょっとイマイチだった模様。好天でもあり燃えるような黄金色の紅葉を期待したのですが、ちょっと消化不良でした。
そんな栂池自然園の紅葉の見頃は9月最終週から10月第1週あたりがベストのようです。もちろん年によって異なるのでしょうが、9月下旬になると一気に色付くようで、のんびりしているとタイミングを逸します。
加えて、第2週を過ぎると一気に色褪せ、山の紅葉はあっという間に終わるのがよく分かります。ただ、その時期はダケカンバの白い幹の独特な風景や、ゴンドラからの山腹の真っ赤な紅葉を眺めることができます。
なお、近隣だと八方尾根の紅葉も栂池自然園とほぼ同時期。一方、白馬五竜高山植物園は栂池よりもやや遅く10月第2週あたりが見頃かも。
一方、3段紅葉で有名な秋の白馬岩岳は10月中旬から下旬が見頃。白馬八方や栂池高原など、ふもとの町の紅葉は10月下旬あたりのようです。
白馬八方にある和田野の森は紅葉がとても美しいらしく、一度この時期に滞在したいところですが、肝心の山の紅葉は完全に終わっている時期。なかなか難しいところです。