昨日は社中のお初釜がふくでんでありました。
社中31名が一同に会し、新年のご挨拶をしました。
ほとんどが全員着物姿という、お正月らしい華やかな会で、もう一度お正月気分を味わえました。
お軸は扇面に藤原定家の小倉百人一首でした。
打ち出の小槌の飾りがおめでたい雰囲気をさらに盛り上げます。
お軸は「千年丹頂」に亀の絵の画賛、13代円能斎のお筆です。
香合はお正月の定番「ぶりぶり」、花は結び柳に蘭が入り、お料理屋さんらしく華やかでした。
真塗の台子に染付の皆具、伊賀の茶入れ、薄器は面取り桐蒔絵の中次というお取り合わせでした。
とても重厚で美しい先生のお点前で濃茶をいただきました。
はなびら餅(虎屋製)も美味しかったです。
こちらはお点心。
煮物椀にお雑煮(うずらをおもちで包んだもの)がでました。
いろいろ大変なことがあった2011年だったからこそ、こうして平穏な普通の毎日が当たり前ではないことがよくわかりました。
そして、どんな時も茶人は松風を絶やさず、こうしてお稽古ができる平穏な毎日に感謝しながら、日々を過ごしたいと思います。