先週に続き、今日は山里会のお茶会へ伺いました。
濃茶・薄茶・お点心とお席をまわらせていただきました。
お濃茶席は業躰先生のお席で、尾張徳川家に伝わるお道具の取り合わせという、重厚なお席でした。
どれも美術館にあってもおかしくないお道具ばかりで、緊張しましたが、とても勉強になりました。
床 圓鑑国師春屋宗園一行
殿閣生微涼
箱甲書 小堀宗甫 外箱 無学宗行箱書
お薄席は華やかで、和やかなお席となりました。
床 後西天筆 和紙色紙
小笹ふく しずのまろやの かりの戸を 明方になく郭公かな
お楽しみのお点心は、
膳菜:
造り こち湯洗い
花穂 蓮芋 海素麺 梅肉醤油
口取り ちまき麩、鯛の子ゼリー寄せ、才巻旨煮、蚕豆塩茹で、たらの芽衣揚、
こごみ胡麻和え、冷やし鉢(新じゅん菜、平貝、オクラ、長芋、山葵酢)
椀: 鯉唐揚、山芋麩焼き目、つる菜、花柚子、青豆すり流し
御飯: 筍ごはん(花山椒辛煮)、香の物(胡瓜、源五兵衛)、赤だし(初茄子、しそ、辛子)
雨の予報が曇りに変わり、2月のお茶事以来、新緑が美しい茶道会館を満喫した一日になりました。