先日は北鎌倉で練香の会に参加させていただきました。
講師は麻布にある香雅堂のご主人です。
平安時代に仏教と共に伝来した歴史や、とても貴重な香木の種類についてなど、興味深いお話を伺い、午後はお香を練りました。
この日作ったのは、「侍従」と「黒坊」の2種類で、平安時代から四辻家に伝わるレシピを忠実に再現したものとのこと。
貴重な香木を細かい粉に挽いて、持ってきてくださいました。
お香を練っている間は、お部屋が雅な香りに包まれ、何とも心地よい空間に身を置き、帰宅した後も持ち物に移った香りを楽しませていただきました。
練ったお香はお茶事で使い、お客さまにとても好評でした。
お香に関しては、過去に一度だけ聞香の体験をしたことがあるだけで、何の知識もないのですが、いつか香雅堂さんの香道体験にも行ってみたいと思います。
お天気に恵まれた連休初日、初めてのお茶事を無事につとめることができました。
本格的にお茶を再開して10年、こんな日が来るとは想像していませんでした。
ご指導いただいている先生、お越しくださったお客さま、一緒に亭主を務めてくださった“チーム”のみなさん、感動の一日をありがとうございました。
小さな失敗は色々ありましたが、気付きもたくさんありました。
この日経験したことを今後のお稽古に活かし、さらに精進していきたいと思います。
写真はお茶事をさせていただいた茶道会館山里の外観と初炭を仕組んだところ。
炭斗の枝炭には梅を一枝添えました。
開扇香合は祖母が残してくれたお道具です。
お茶の心得を授けてくれた祖母に、今日の姿を一番見せたかった・・・
でも、こうして道具で繋がれるのはお茶の醍醐味。
心から嬉しかったです。