フルマラソンから一夜明け、強烈な筋肉痛に見舞われています。
しかも、左膝を痛めてしまったみたいで、歩くのも大変。。。
昨日の名古屋ウィメンズマラソンを無事完走することができました。
約15,000人の美ジョガーが名古屋の街を駆け抜けました。
それぞれの思いを胸に、特別な日に特別なレースになったのではないでしょうか。
スタート前、雲ひとつない青空は、まさにマラソン日和。
少し風はあったものの、気温もちょうどよくて、ベストコンディションだったと思います。
スタート地点では、Christal Kayさんの美しい声で国家斉唱、黙祷を捧げ、東北へのyellの後、号砲が響きました。
コースは、気になるようなアップダウンがなく、平たんでとても走りやすかったです。
いくつか折り返しがあって、オリンピック選考レースを走るトップ選手の疾走する様子を走りながら応援できるところもナイス!
トップ選手のガチな走りは、まさに「疾走」するかのようなスピードと躍動感でした。
思わず立ち止まって応援していました。
ちょうど5km過ぎのポイントですれ違った(あちらは12km過ぎ)時は、集団で走っていたのですが、ハーフへ向かうところですれ違った(あちらは39km手前)時は、集団がバラケ、黙々と前を追う選手たちの姿が印象的でした。
もう、野口選手を見たときに涙が止まらなくなってしまって...
報道でしか知りませんが、苦しい時を乗り越え走る姿があんなに胸を打つとは。
オリンピック選考では残念な結果に終わってしまいましたが、この後もぜひ走り続けて欲しいです。
<http://womens.marathon-festival.com/w-course/>
さて、わたしのレースの振り返りは...
ネットで5:44:52という結果でした。
決してほめられたタイムではありませんが、今回はまず完走が目標だったので、満足しています。
思い返せば、1月10日の叔母の入院から始って、今年に入って心休まる日がまだ一日もありません。
1月中旬にはぎっくり腰になってしまい、24日の叔母の手術から今も続く厳しい治療。
2月27日の夜には、近くに住むいとこが救急搬送され、そのまま緊急手術。
意識が戻らないままお別れの時間を過ごし、3月2日の早朝に旅立っていきました。
無事葬儀を終え、4日後にレースを迎えるという...
2度の徹夜を含む、なんとも濃密な2週間を過ごしました。
なので、まったく練習できないまま臨んだレースだった割に、まずはよく走れたと安堵しています。
前半は気持ちよくペースを刻むことができました。
5km-10kmに51分も時間がかかっているのは、エリート選手とのすれ違う時に思わず立ち止まって応援したり、ラン友を見つけ声をかけたりしながら走っていたのと、10km手前でトイレ休憩を挟んだためです。
ハーフを過ぎてから時間がかかっているのは、過呼吸のランナーがいて、見過ごすことができなかったためです。
同じようなお仲間が3人くらい、係の人を探したりしていました。
念のためにiPhoneを入れていたビニール袋があることを思い出し、渡しておきました。
ウエストポーチから取り出している間に過呼吸は治まったので、出番がなくてよかったです。
過呼吸になるほど頑張らないでも...と思ったり、女子は真面目だなぁと思ったり。
ゆっくり深く呼吸して、もう歩いても時間内にゴールできるよと励まして、その方と別れました。
その後はペースは落ちているものの、不思議と粘れて大崩れしませんでした。
震災のあった2:46pmに黙祷することになっていたので、なんとかフィニッシュしてからゆっくりと祈りたいと思っていたこともあり、がんばれたのかもしれません。
結果、間に間に合わなくて、40km過ぎに足を止め、黙祷させていただいたのですが...
35km以降は不思議な体験というか、ゾーンに入った感覚で、足腰が痛いし苦しいけれど、不思議と体が動きました。
なんだか、いとこが背中を押してくれているような感覚というか、、、
震災からの1年、当時の出来事を思い出したり、こうしてまた走れることに感謝と祈りの気持ちで走ることができました。
もちろん、沿道の素晴らしい応援も背中を押してくれました。
地点名 Point | スプリット (ネットタイム) Split (Net Time) | ラップ Lap | 通過時間 Time |
---|---|---|---|
5km | 00:37:39 (0:35:13) | 0:35:13 | 09:47:39 |
10km | 01:28:59 (1:26:33) | 0:51:20 | 10:38:59 |
15km | 02:05:25 (2:02:59) | 0:36:26 | 11:15:25 |
20km | 02:44:07 (2:41:41) | 0:38:42 | 11:54:07 |
25km | 03:26:09 (3:23:43) | 0:42:02 | 12:36:09 |
30km | 04:07:39 (4:05:13) | 0:41:30 | 13:17:39 |
35km | 04:47:58 (4:45:32) | 0:40:19 | 13:57:58 |
40km | 05:29:43 (5:27:17) | 0:41:45 | 14:39:43 |
Finish | 05:47:18 (5:44:52) | 0:17:35 | 14:57:18 |
最後に、決して昨日の続きに今日があるわけでも、今日の続きに明日がくるわけではないことをわたしたちは知りました。
当たり前の毎日というのは、本当は奇跡なのです。
祈りで包まれた3.11を、健康で走ることができたことに心から感謝しています。
そして、亡くなった方たちのご冥福をお祈りするとともに、被災された地域の一日も早い復興と、みなさんの健康を願ってやみません。