11月はお茶の新年。
茶壺に詰めて保存していたお茶の口(封)を切るお茶事があった。
今月からは風炉から炉にかわり、火が近付き、すっかり冬の室礼になっていた。
席入り→口切→懐石→中立→濃茶(重ね茶碗)→退席という順序で進んでいった。
懐石:
飯 一文字
汁 麸・小豆辛子、向付 鯛
鉢 八頭・鯛の子・春菊
八寸 子持ち昆布・銀杏
香の物 三種(沢庵・山芋・野沢菜)
湯斗(あられ)
お菓子:粟善哉(口切のときの定番)
濃茶:千里の昔 小山園
軸:開門多落葉、筆 紫野…
茶杓:作 鵬雲斎大宗匠、銘 菊の宴
11月は月毎の十二支で「子」にあたり、干支のはじまりだから新年というそう。
気持ちも新たにお稽古に励みたい。