駅伝の翌日は、口切のお茶事でした。
11月は風炉から炉に室礼が変わり、茶人にとってのお正月といわれています。
口切は、八十八夜に積んだ新茶の葉を詰め、封印された茶壷を壷飾りをして封を切るというお茶事です。
席入り→茶壷の拝見→口切→初炭→懐石→濃茶→薄茶という流れで、お茶事が進みました。
懐石の献立(覚えている範囲)です。
飯 一文字
汁 結び麩、小豆、辛子
お向 鯛昆布〆、のり、紅花、わさび
椀 海老真丈、松茸、銀杏、水菜、柚子
焼物 鰤
鉢 鴨湯葉巻き、里芋、春菊
和物 柿なます
箸洗 松の実、梅出汁
八寸 子持昆布、栗
湯斗(あられ)
主菓子 粟ぜんざい
今回わたしはお水屋の係だったので、写真はほとんど撮れませんでした。
唯一とれた寄り付き(待合)のお床の写真です。
お軸は画賛。
箱書のある素晴らしい数々のお道具を使わせていただきました。
本席、後入りの後は床が軸からお花に変わります。
万作の照り葉と白玉椿が入りました。
長いお茶事(5時間!)で、ずっと正座のお客様にはちょっとした罰ゲームみたいだったのではないでしょうか?
水屋は本当に勉強になりました。
足りないところばかりで、立派な亭主になれる日が来るとは思えないのですが、一歩ずつ進歩していけるように精進したいです。