Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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「解決像」と「ゴール」

2007-06-26 00:43:37 | 産業カウンセリングのこと
SFA:Solution-Focused Approachの話に戻ります。忘れてないですから・・・

クライエントの「今、現在」の話が終わったら、過去の話は極力少なめにして、すぐに未来の話をするのがSFAです。

「未来はどうなっているでしょうか?」
「何がどうなるといいんでしょうか?」
「どうなりたいですか?」
「解決した時にどうなってると思う?」

SFAではカウンセラーは「解決は何なのか?」一緒に考えて、それが見えてくる状況を作っていくことが仕事となります。

カウンセリングの早い段階で、「解決像」を探り、その後で「ゴール」を決めます。

「解決像」は、漠然とした未来、「ゴール」は、「これで行こう!」という具体的なもの。

先日の講座では、「解決像=北極星」「ゴール=電信柱」だと先生がおっしゃっていました。

『北極星(解決像)』は、たどり着けないけど方角を示しながら導いてくれるもの。

『電信柱(ゴール)』は、とりあえずあそこまで歩けばOKだよねって距離にあって、たどり着いたことが実感できるもの。

よいゴールを設定するためには3つの条件があります。

■大きいものではなく、小さなものであること。

確かに、テープを切れないゴールなんてゴールじゃない・・・(笑)ゴールは近くて小さいほど、成功体験を積むことができて、次のエネルギーが沸いてくるのであって、いつまでもテープが切れないゴールは設定が悪いということでしょっ。

無論、いつまでもテープが切れないゴールの方が「燃えるゼ」って方もいるかもしれませんけど、万人がそうとは言えませんのでね。

■抽象的なものではなく、具体的な、できれば行動の形で記述されていること。

私ごとで恐縮ですが、ひとことで「かわいい気のある女になる」。これじゃ、だめってことなんですよね。「素直に自分の気持ちが伝えられる女になる」とか「ココロからありがとう、ごめんなさいと言える女になる」とかそんなことでしょうか・・・

■否定形ではなく、肯定形で語られていること。

なるほどと思ったのは、「何々がなくなる」「何々しなくなる」という否定形のゴールは何も行動を特定していないということ。「そうしない」ではなく「こうするのだ」と書き換えない限り、小さくて肯定的なゴールになりえないんだなぁと思ったりします。

悪いとわかっていても虐待してしまう親が、「逆上した時に、子供を叩かないようにする」というゴールを設定するよりも「逆上した時にも、良くないことをしていることを目を見て言葉で伝える」とした方が現実的ですからネ。

・夢=北極星=解決像
・目標=電信柱=ゴール

小さくて、近いところにあるゴール、1つ1つを気持ちよくテープを切りたいものです。

次回も、もう一度ゴールについて書きます。

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