アカオニ
これは、西伊豆・井田で出会ったアカオニガゼです。
普通のガンガゼは、体も棘も真黒ですが、これは全身が赤いタイプです。
これにも青く輝くラインが走っていて、ガンガゼ類にはみんな青く輝くラインがあるのかもしれません。
ガンガゼと言うと、見つけても一瞥して上を通り過ぎてしまいますが、ちょっと思い出してライトで照らして、グッと近づいて覗いて見てください!
結構綺麗なものですよ!
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話は変わりますが、2009年8月17日アップの島内観光の大きなクモは、「文一総合出版のネイチャーガイド日本のクモ・新海栄一 著」によりますと、「オオジョロウグモ」だと判明しました!
小さいときから、ジョロウグモやコガネグモなどは夏場には見て知っていましたが、あんな大きなクモを見たのは初めてでしたので、本当にビックリしましたね~!
しかし、この本を見ていますと、日本にもこんなに多くの種類のクモが棲息していたのかと、驚いてしまいました。
ハオコゼ
これは西伊豆・井田で出会ったハオコゼです。
このハオコゼも、水中写真を始めた頃は出会うたびに写していました。
ジッとして動かないのと、個体によって色彩変異が著しく、赤っぽいのや茶色っぽいのに黒っぽいのと、見るたびに違う色なのでついつい撮っちゃうんですね~。
それに、毒のある背ビレを奇麗に押し立てて
全身の筋肉を緊張させているこのポーズが、また可愛いんですね!!
このハオコゼを、誰かが釣って来たのをシーサイドのお店に置いてあり、聞くと「捨てる」と言う。
他に小さなオニカサゴなどもあり、頂いて帰り煮付けて食しました。
オニカサゴは小さくとも大変美味しく頂きましたが、このハオコゼは僅かに苦味を感じ美味しくはありませんでした!
結論:ハオコゼは食用には適さない魚です。
・・・φ(..)メモメモしてね!!
これもまた西伊豆・井田で出会ったシミチョロヒラムシ(仮称)です。
この名前は、「海洋生物ガイドブック・益田 一 先生著」のヒラムシの仲間の頁に掲載されていたものを引用させて頂きました。
知識不足の為、現在の正式名称は判りません。
ご存じの方がいらしたらご一報下さい。
「ウミウシガイドブック②・鈴木敬宇氏著」の中の『他人の空似3 ヒラムシという生き物』の頁に『驚くほどウミウシとよく似ている。しかし、ウミウシは貝類やイカ・タコ類などと同じ軟体動物に属し、ヒラムシは扁形動物というまったく別のグループの一員だ。』とあります。
また、なぜこんなに似ているのかに対しては、隠蔽的擬態(魚類などに捕食される事が少ないウミウシに似る事で身を守る)ではという説もある。との事です。
・・・とすると、
このヒラムシは食べたら美味しいのかも~・・・
?~(●^o^●)マサカね~
これは西伊豆・井田で見つけたホリキヌヅツミガイです。
橙色のヤギの仲間にカクレエビとか付いて居ないかなと、枝を眼でなぞって探していたら、妙な膨らみ方をした部分が眼に止まりました。
薄暗い水中ではただの膨らみか、何かが付着しているのか判別しにくいので水中ライトで照らしてみたんですけど、はっきり分かりませんでした。
その時はホリキヌヅツミガイなんぞ知りもしませんでしたので、もしかしたら何かの生物かもと思い、取り合えず撮ってみた次第です。
そしてまた「ウミウシガイドブック②」なんですが、『他人の空似1 遠い親戚の貝類』と云うページがあり、そこにこのホリキヌヅツミが載っていました。
その写真はクーが写した貝の背中のボツボツが、本物のヤギ類の開いたポリプそっくりに開いていました。
本文に『よくわからないときは指で軽くソーッと触れてみよう。巻貝ならば、美しい外套膜が収縮して下から貝殻が見えてくるはずだ。』とあり、な~るほど、と得心した次第でありま~す。
変色
これは西伊豆の井田で見つけたオオモンカエルアンコウです。
10cm位の若魚で黄色いカイメンにいたので、水中ライトに綺麗にピンクの体が浮かび、とても美しかったです。
次の週も井田に来まして、先週のピンクのオオモンカエルアンコウをまた写そうと同じ場所へ行きました。
ところがなかなか見つからず、どこかへ行ってしまったんだと思ってあきらめようとした時、
アレッ!これってもしかしたら先週の・・・???
水中ライトに照らされたカイメンの色と同じ、黄色いオオモンカエルアンコウがいたのです。
ピンクのピンクのって探してましたから、これじゃ見逃すわけだ~って納得しちゃいました。
一週間で見事に目立つピンクから溶け込む黄色へと変色してたなんて・・・
彼らの生きる術の素晴らしさに脱帽!!
なお、同じ個体か別の個体かの問題ですが、ピンクの個体の尾鰭の上に、L字に千切れた切れ込みが有ります。
黄色い個体にも全く同じ所に同じ形の切れ込みが有り、同一の個体とみて間違いないと思っています。