花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

西洋朝顔

2007年10月15日 21時39分06秒 | 春夏の花
空色朝顔とも言い、どっちが正式名かは知らないがセイヨウアサガオ。
朝顔の仲間だが、時期は11月頃まで、時間は昼過ぎまで余裕で咲いている。

抜けるように爽快な青とはいかないまでも充分に綺麗な青色をしている。
普通の朝顔ほどの派手さには若干欠ける。
ここでは植物園が大きく這わせて大ボリュームの塊にしていたが、広く写真にしてもゴチャつくので一部分を切り取った。



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鴛鴦 11

2007年10月14日 21時20分06秒 | 
今シーズンも早いうちから既に到着していたオシドリ。
並んでいるマガモと比べるとふた周りほど小さい体だが存在感は抜群。
マガモの方は今シーズンに向けての顔の緑もそろっていないタイミングで、剥げたようなボロなような頭。
オシドリはまだ数がまだ少ない。去年と同じなら、正月くらいには群れといっても差し支えない数が揃うことになるはず。


ここはオシドリを2~3メートルの距離で見られる世界的にも貴重な場所であるが、上から見下ろすだけでなく目線の高さで撮れたのは今回が初めて。
傾いた杭の上に一本足で器用に長いこと安定していたメス。


あいかわらずハデなオス。
ちょっと上を向いた角度は地味に珍しいショット。




こちらは今年6月下旬に同じところで撮ったもの。
シーズン完了し、地味な姿に変わって山にみんな帰って、居残り組。
トサカも銀杏羽も抜けてクチバシもズズ黒くなり、立派なヒゲが余計貧乏くさい姿。
写真を撮ったがあまりにかわいそうな図なのでリアルタイムで更新するに忍びなかった。
4ヶ月でまた綺麗にならないといけないのにご苦労なことで。


居残り組は、つまりシーズン中にカップルの作れなかった組だったのだろうか。
メスの方の居残りさんはマイペースであったが、翌月訪ねた時には両方いなくなっていたのでこの後のことは不明。

上の綺麗なのと並べてみたかった図である。



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金木犀 2

2007年10月13日 21時39分39秒 | 秋冬の花
この季節の、歩いていると毛布を一枚かぶったような、ぬるく適度な湿気と弱い風の空気を楽しんでいるとずいぶん遠くからでも香ってくるキンモクセイ。
花自体の印象はぼんやりしたものだが、細かい陰影を作るオレンジ色のボンヤリはなかなかに綺麗。


遠くから望遠でも一枚。ちょっと手ブレ気味だが、部分的にシャープネスをかけたらあまり目立たなくなったので採用。
背景の暗い緑の中の暗いオレンジ色もキンモクセイ。
左上にバッタかキリギリスの類がいるのはパソコンで見るまで気づかなかった。
偶然にしてはいい場所にいてくれたものだ。


去年、良いめのキンモクセイ写真を撮りたいとコレに書いて結局撮りそびれていた微妙な気がかりをとりあえず果たした。
そういえば、このブログも昨日でまる2年経過し、今日から3年目になった。
最初の頃など思い出せもしないような昔のことに思えるが、何とか続いているものだと自分で感心する。

一位樫

2007年10月12日 22時29分44秒 | 春夏の風景
大覚寺大沢の池に「区民の誇りの木」と立て札の立っているイチイガシの木。
Exifの消えてしまったデータしか残っていないので証明はできないが、2000年に撮った写真である。

なぜ古い写真を持ち出してきたかというと、今は

注連縄は朽ち切れているし、緑の毛氈のようだった苔は踏み荒らされて所々にカビのようにして残っているレベルになっているからだ。
こちらはα9xiで撮ったのでExifはもともと無いが、今年9月の写真。
こういう記事にしようと思って撮ったがスキャンしたなり忘れていた。思い出したので今日の更新。

観光寺の庭なんだからちょっとは気をつけろ、とは言いたくなるが私もアオバズクを撮った時には無遠慮に歩き回ったので大きな態度もできない。
しかし新しい立て札を立てるよりも注連縄を新調する方が先であるべきではないのか。

軽鴨 4

2007年10月11日 22時23分28秒 | 
強い日差しの陰った木の下で、水が下から光っているように見える池の、ひと休憩中のカルガモ。
ガラス板の上に座っているようにも見え、少し奇妙な感じ。
魚の泳ぐ影も面白い絵面を作っている。

こういう強い緑の光を受けるとオートホワイトバランスが妙な転び方をするが、今回は割と目で見た印象に近い、色の転び方をしたので問題なかった。
もともとが地味茶の鴨であるし。

この池には、去年のデータからいくとそろそろまたオシドリが来てくれる時期である。
α700でオシドリを撮るのが楽しみだ。

蟷螂と鮒

2007年10月10日 20時59分11秒 | 
なにゆえか、落水したカマキリと、それを見に来たフナの図。
この期に及んで水面下に向かってファイティングポーズをとるカマキリは見事なものだが、どう考えても未来が無い。
そう思って見ていると、後から大きい鯉がこのカマキリをひと飲みにしてしまった。

見て気持ちのいいものではなかったが、当然世の中にあるべきものがたまたまそこにあったという話。

鐘馗水仙

2007年10月09日 22時06分44秒 | 秋冬の花
白い彼岸花は白いヒガンバナだが、黄色い彼岸花はショウキスイセンという。

鐘馗といえば、普通にショウキで変換して漢字が出ないことにまず驚いたが、疫病払いの鬼神である。
もともとは落第して自殺した学生さんが、化けて出てきて恨みを晴らすかと思いきや、ひと働きして出世して祀られるようになった、しみじみ物悲しい話を持つ人物である。

で、その鐘馗という鬼神は三国志でいうところの張飛と同じ髭モジャの外見をしているので、モジャモジャっとした夏水仙の仲間のこの花は鐘馗水仙なのであろう。

一見して派手なようで、よく見ると芯の弱そうな雰囲気のこの花はなるほど鐘馗と呼ばれるに相応しい。

ケータイWVGA壁紙

2007年10月09日 00時00分15秒 | Weblog
480*800ピクセルのワイドVGA液晶ケータイ用壁紙集です。
自分の機種が充電クレイドルに横向きに設置するカタチ(ワンセグを見るためか)なので、(横)と書いたものは横にして見る用の傾いた形にしてあります。

ルリビタキ
オシドリ夫婦(横)
キビタキ(横)
ミサゴ
エナガ(横)
ハクセキレイ
コサギ
カワセミ(横)
コゲラ
コアジサシ
コシアカツバメ(横)

キアゲハ(横)
ムラサキシジミ(横)
オオスカシバ(横)
ナミアゲハ
ルリタテハ
アサギマダラ

ネコハエトリ蜘蛛

貴船の野生の鹿(横)
貴船の清流(横)
貴船のシャガの花と清流(横)
貴船の桂の古木
月と染井吉野
チューリップ(横)
ユキモチソウ
仔猫
老猫
α-9xi


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熊蜂 2

2007年10月08日 22時15分52秒 | 
カリガネソウの花の蜜を吸いに、というよりも花ごと蜜を喰いに来たクマバチ。


花に対していかにも大きく重たい体で、花にもぐって蜜なめのついでに受粉どころではないので花の根もとを食い破って蜜を飲む。
花には良い迷惑の無法者だ。

ところで実はちょっと有名な話のようだが、クマバチをはじめとするハナバチの類は力学的な計算によると飛べるはずがないという。
wikipediaにも載っているが、イマイチ分かりやすく信用できそうなソースにたどり着けないので眉唾の域を出ない。
本気のクマバチは相当速く飛ぶ。基本的には本気になる理由の無い生き様をしている虫。

浅葱斑蝶 5

2007年10月07日 21時19分39秒 | 蝶・蛾
昨日のと同じアサギマダラの藤袴に停まったのを、近づきはしないが望遠でフラッシュもつけて一枚。
羽の色は白黒ではなくて薄青と暗い赤。
顔は胸・肩からの白黒マダラでどうなっているのか分からないが、フラッシュで目が一点赤く光った。


低いところの紫苑に停まったところでも一枚。こちらはフラッシュなし。
あとすこし深いピントが欲しかったが仕方ない。
こちらもこちらで蝶の良い色が出た。
下の鷺苔の花を目ざわりと見るかワンポイントと見るか。ワンポイントにするならあと1mm下まで欲しいところだった。

浅葱斑蝶 4

2007年10月06日 21時28分02秒 | 蝶・蛾
そろそろアサギマダラが渡って来る季節かと思ったらジャストで現われてくれた。
相変わらず、お美しい。
ただ、木漏れ日の中をゆっくりヒラヒラする姿が一番美しいので、写真にするとそれほどでもない。
等と考えつつの紫苑の花に停まった所を写真に。

飛び立つところを撮ろうと引き気味で撮ってみたが、それは失敗。
動きはゆっくりしているが、案外に油断がない。

彼岸花 10

2007年10月05日 22時18分26秒 | 秋冬の花
去年の在庫から、青空に映えるヒガンバナ。
超広角で撮った[彼岸花2]を違う角度で中望遠から。
青い山の色も良い。


こちらは28mmF1.7レンズをそれなりに絞っての写真。
ピントが会わせにくいのは難ながら良い写りをしてくれるレンズ。
最近は花を撮るにもSTFを使うことが多いので稼働率が低いが、背景を入れた絵にはこちらが向いている。

彼岸花 9

2007年10月04日 22時39分10秒 | 秋冬の花
一昨年の在庫から、白いヒガンバナ。
背景はゴチャついているが花は不思議な感じで美しい。
特に一番奥でボケている赤いのが異様な絵になっていて楽しい。
懐かしいキットレンズ使用の一葉。


こちらは去年の在庫。
分かりやすいアップは、100mmマクロレンズ使用。
画面右側のしべの先の黄色が大きくボケているのが美しい。
もう少しアンダーにした方が適正だが、多分これくらいオーバー目の方が綺麗。

今年のヒガンバナの時期は休みのたびに雨になったりめぐり合わせが悪かったりして少々残念なことであった。

斑鳩 3

2007年10月03日 22時06分49秒 | 秋冬の風景
連作のラスト。
法隆寺内で、色づき始めているカエデ。
青い葉は雨つぶをはじいて水玉にしているが、赤い葉は水が染みて重たげに垂れている。
青い葉の先っぽの赤が光を通しているのが綺麗。


法隆寺に接している中宮寺のカリンの実の、まだ青いの。
丸い葉が丸い実と重なって少し面白い。


秋にも少し花をつける山吹。少ないし小さいのであまり綺麗ではない。
緑の鮮やかさとあわせて、時節柄と合わない感じはまた少し面白いか。

以上、α-9xiにSTF、CENTURIA400ネガフィルム使用。

法隆寺

2007年10月02日 21時39分27秒 | 秋冬の風景
続きで、雨の中の法隆寺。
普通の柱に妙なものが混ざっているのはここならではだろうか、他所では見た覚えが無い。




いらないだろうとは思いつつ持っていっていた望遠が役に立った。

建設当初はこれらも極彩色であって色彩が渦巻いていたことでもあっただろうが、その朽ちた色の良さを前提に作られた後の世の寺社には、この手の飾りは余分なものとされたのでもあろう。


しかしこれは良すぎる。