ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  314

2010年03月03日 23時43分18秒 | Weblog
 薩摩湯田駅を出発して300~400mほど進むと、大きく右へカーブをとります。
 そこには、大きな谷間があるからです。

 このカーブはけっこうきついカーブですね。
 約100°を曲がります。現役当時はスピードは落としていたのではないかと思われます。

 313でも述べましたが、まさに「そこに谷があるから走る」というだけのルートです。
 ただ、谷間を抜けると求名(ぐみょう)川へ一気に抜けることができるのです。

 線路跡は何も私に教えてはくれません。
 が、鶴田にちょっと寄ってその先へという思惑を感じてしまいます。

 カーブを曲がった私の眼前にはゆったりと広がった谷間がありました。

 
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野蛮な政治家のみなさんに

2010年03月03日 22時47分51秒 | Weblog
 地元・南日本新聞のweb版に、薩摩川内市東郷町の人形浄瑠璃の記事を見つけました。

 2/28に東郷公民館で公演があったそうです。
 これは国の重要無形民俗文化財に指定されている「東郷文弥節人形浄瑠璃」で、バスツアー客などで市内外から約180人が訪れたそうです。

 この日の演目は「源氏烏帽子折二段目・常盤御前雪の段」。
 内容は、雪が舞う中、落ち延びる源氏の常盤親子を、平家の武将が見逃す物語です。

 私の大好きな演目の一つです。


 現代的に言えば「寛容」の精神を感じる物語です。

 源平のやるかやられるかという時代をバックにして、人々がこのような出来事に人間としての本質・価値を感じて、伝統芸能として伝承してきたことは素晴らしいことだと思うのです。




 しかし、現代日本はどうかと言えば、現代アメリカ式・近代ヨーロッパよろしく、二元論が大手を振ってまかり通る時代です。
 2001年、同時多発テロの際のブッシュ大統領の「我々につくのか、テロリストの側につくのか」という発言、同時期に小泉元総理の「郵政民営化に賛成か反対か」といった発言以来、日本はその気分がまだ抜けないように感じます。

 敵とみなしたらとことんまで叩く・・・ネット上でよくある現象ですね。
 残念なのは、ネット上だけでなく、特に選良であるはずの政治家のみなさんにこの傾向が顕著ですね(特に自民党)。



 野蛮な発想です。

 グレーゾーンの存在、または、その他の選択を一切否定しているわけですから。

 「源氏烏帽子折二段目・常盤御前雪の段」、ぜひ政治家のみなさんに見て考えていただきたい作品です。

 

 
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さくらの季節がやってきた。

2010年03月03日 20時31分50秒 | Weblog
 今朝、出勤途中、カーブを曲がっている私の目に飛び込んできたのが、ヤマザクラの木に花がいっぱいついていることでした。

 サクラの開花予想が出される中、モモの節句の日にサクラの花と出合うなんてと、うれしくなりました。

 もちろん、開花予想の対象はソメイヨシノであり、ヤマザクラではありませんが、春の使者であることに違いはありませんね。


 また、別れと旅立ちを実感する季節がやってきたんですね。
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国鉄・宮之城線の今  番外編10 (あの大水害の時・・・ 完)

2010年03月03日 00時15分09秒 | Weblog
 川内川に近づいてみました。
 
 すると、電柱にまきついた物体を発見。
 おそらく、流れの水面辺りだったのでしょう。

 チリ地震の津波が2mで住宅は全壊と報じていましたが、2mどころか・・・

 
 黒い車は私が当時乗っていたラルゴです。
 彼もこの1年ちょっと後に「多臓器不全」状態に陥り、今や故人となっております。
 合掌。



 ということで、3年半前の話でしたが、連載の「寄り道」として番外編で紹介させていただきました。

 そろそろ薩摩湯田駅を出発です。
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国鉄・宮之城線の今  番外編10 (あの大水害の時・・・ ③)

2010年03月03日 00時10分41秒 | Weblog
 ここは薩摩湯田駅から100mほど西側にある湯田下集落のある家の壁。

 石積の壁が倒れています。
 かろうじて樹木によって支えられてはいますが、水圧のすさまじさを物語っています。
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国鉄・宮之城線の今  番外編10 (あの大水害の時・・・ ②)

2010年03月03日 00時08分07秒 | Weblog
 薩摩湯田駅の大口方向右側にはビニールハウスがありましたが、水圧でぺっしゃんこです。
 すさまじい圧力です。

 どれほどの水が流れ込んできたのでしょうか。
 想像を絶する量です。
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