ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  番外編10 (あの大水害の時・・・ ①)

2010年03月02日 23時58分38秒 | Weblog
 薩摩湯田駅の回りは田んぼで、すぐ近くには川内川が流れていると申しました。

 川内川の近くということは、水運に恵まれていると同時に、水害にも遭いやすいということです。

 2006年7月22日、私が山中湖で美里ライブを楽しんでいる、まさにその時、川内川流域は大水害に遭っていました。
 私は移動に次ぐ移動で何ら情報を把握していなかったのですが、美里さんはニュースを見ていたんでしょうね。ライブの中で「鹿児島、大丈夫ですか? 雨、たいへんですね」という言葉に、思わず???だったのでした。

 さて、薩摩湯田駅の辺りにも水が押し寄せてきました。
 水だけではなく、土砂も田んぼの中に運び込まれました。

 天気がよく、遠く紫尾山がくっきりと見えるのですが、近くの田んぼは・・・
 
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国鉄・宮之城線の今  313

2010年03月02日 00時07分16秒 | Weblog
 宮之城線は、去年の秋からの取材にもかかわらず、見事にこの駅のシンボルツリーとも言うべき銀杏の木の黄葉した姿を収めていませんでした。

 青々としています。


 さて、この銀杏の木の太い幹によりかかるようにしている白い枠組みの物体があります。
 これは駅名標です。

 とても無惨な形で残されているのが残念です。



 さて、駅の設置場所の不思議さについては309で述べました。

 地図を見ていて、私がルートを敷く権限を持っていたら、もう少し違ったルートを描いていたと思います。
 
 私の案を述べたいと思います。

 現在の薩摩湯田駅は設置しません。
 ここは通過点として、少し西側に直線を傾けさせながら、八幡神社のそばを通らせて、湯田温泉の中に駅を設けます。
 ここだと湯田温泉と各地のアクセスはもちろん、8㎞ほどの道のりはありますが北薩の秘湯・紫尾温泉へのアクセスも近くなります。

 そして、田んぼの中を上りつつ、旧鶴田町役場近くに「鶴田駅」を設置します。
 すると16‰ほどの上りで到達できます。しかも、地面の上にそのまま駅を建てるのではなく、5mほど掘り下げた形で駅を造れば、現・鶴田駅までの勾配もそれほどでもない形で通すことができます。

 これは薩摩湯田~薩摩鶴田間2.6㎞にプラス1㎞ほどで建設できます。
 温泉街と役場近くの中心部をはずして建設されたことが、宮之城線の経営にどれほどの影響を与えたのかは計り知れないものがあると考える私です。

 ここに宮之城線の謎を感じてしまいます。
 なぜ、薩摩湯田~薩摩鶴田間は安易に谷間をつなぐルートを選択してしまったでしょうか。 
 
 
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