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タカサブロウ・1~花

 町田市の谷戸に咲いている「タカサブロウ(高三郎)」。キク科タカサブロウ属の一年草で田の畦などやや湿った場所に生育する。頭花は直径1センチほどで周りに舌状花が2列並んでいる。同属のアメリカタカサブロウと良く似ているが本種の痩果には翼があって見分けられる。名前の由来は諸説あるようだが良くわからない。
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ルリフタモジ

 ヒガンバナ科ツルバギア(Tulbabhia)属の「ルリフタモジ(瑠璃二文字)」。先日他の方のブログで初めて知った花だが、この日、南大沢駅付近の道端に咲いているのを発見。実際に観察することができた。南アフリカ原産で演芸用に栽培されていて草丈は30~40センチになり茎頂に散形花序を出す。ひとつの花は直径2センチで漏斗状になり先端が6深裂する。茎や葉にはニラ臭がある。
 昔はネギやニンニクは仏門では食べることはなく、また女性はその名を口にするのを憚っていた。そのためネギは“キ”と呼んで“ひともじ(一文字)”、ニンニクは“にもじ(に文字)”と呼んでいたという。同様にニラは“ふたもじ(二文字)”となり本種の名前は瑠璃色のニラという意味になる。
 さてここで頭の体操だがそれでは“く文字”とは何を表してるのだろうか。答えは色々あるようだがそのひとつは“お酒”。これも女性がその名を口にするのを憚っていた時代のことで、三々九度=九献(くこん)から“く文字”としたという。
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コイケマ・4~上柚木公園

 上柚木公園の遊歩道で見られる「コイケマ(小生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で陽当たりの良い林縁や野原に生育している。8年前に地元の方にここに生えているのを教えて頂き今年も開花を確認できた。ここは定期的に草刈りが行われそのたびに地上部が無くなる。数年前にこの横に添え木を立ててリボンを付け草刈りから免れたこともあったが、その添え木もいつのまにか無くなってしまった。今年は野芝の上を50センチほど這っていたので横に枯れ枝を刺して巻き付かせ目立つようにしておいた。草刈りから免れると有り難い。
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