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フイリイナモリソウ・3~奥高尾3

 奥高尾で咲き始めた「フイリイナモリソウ(斑入り稲森草)」。基本種のイナモリソウに比べて葉に斑が入る変種で、本種もホシザキイナモリソウと同様に牧野富太郎博士が高尾山で発見し1926年に『植物研究雑誌』に発表した。牧野博士は同じ場所を四季を通して何度も通われこのような発見に至った。私も20年前から多摩ニュータウンの隅々を四季に渡って観察し続けているが“新種発見”には至らない。
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ヤエドクダミ・2~赤斑

 ドクダミ科ドクダミ属の「ヤエドクダミ(八重毒溜)」。正式名ではないが花弁のように見える総苞片が“八重咲き”のように見えることからこのように呼んでいる。ドクダミは自然の群生の中でごく稀に総苞片が少し多い個体が生まれ、それらを掛け合わせることによって写真のような“八重咲き”品種が生まれそれが園芸種として流通している。その中で稀に写真のような赤い斑が出現するものがありまた総苞片が先祖返りして緑色になるものもある。
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シソバタツナミ・2~茎

 山地のやや湿った場所に生育している「シソバタツナミ(紫蘇葉立浪)」。シソ科タツナミソウ属の多年草で東北地方~九州に分布している。草丈は15~25センチで花期は5~6月。当地ではタツナミソウやオカタツナミソウより遅れて咲き始める。茎には上向きの毛が密生している。
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トウゴクシソバタツナミ・3~茎

 シソ科タツナミソウ属の「トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)」。シソバタツナミの変種とされ東北地方~中部地方に分布することから名付けられている。草丈は15~25センチで茎に長めの開出毛が多いことなどが特徴とされる。葉は茎の下部に多く上のほうが小さくなる。
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