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ヨコグラノキ・1~開花

 牧野富太郎博士は生まれ故郷の高知県の横倉山が植物観察のフィールドのひとつだった。明治17年(1884年)に横倉山で発見した樹を当初その地域の限定種と考え「ヨコグラノキ(横倉木)」と名付けたが、その後、日本各地に生育していることを知り大いに落胆したとのエピソードがある。ヨコグラノキはクロウメモドキ科ヨコグラノキ属の落葉中高木で石灰質の崖地や渓流沿いに生育している。5~6月に葉腋から集散花序を出し直径3~4ミリの黄緑色の花を咲かせる。
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ムラサキムヨウラン・2~開花

 高尾山の登山道脇で見られる「ムラサキムヨウラン(紫無葉蘭)」。ラン科ムヨウラン属の多年草で茎や花が紫色を帯びている。高尾山系では花が淡黄褐色のムヨウランは多く見られるが、この紫色タイプは極めて少ない。去年は見られず残念に思っていたが、2年振りに見ることができた。
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セッコク・5~高尾山1号路

 高尾山“1号路”でスギの高木に着生している「セッコク(石斛)」。ラン科セッコク属の多年草で東北地方以南の山地に生育している。高尾山では6号路などでも自生種が見られる。セッコクには甘い香りがあるようだが高い場所でしか見られず私はまだその香りを嗅いだことが無い。
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