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カキラン・3~梅雨入り

 気象庁は8日、関東甲信地方が梅雨入りしたと発表した。平年より1日遅く平年より2日遅い。昨日午前中は青空が広がっておりそのタイミングでの“梅雨入り宣言”で少し意表を突かれたが昨夜からかなり強い雨が降り続いており梅雨入りに納得。平年の梅雨明けは7月19日頃になる。ちなみにこの発表は速報値であり、今後、春から夏にかけての実際の天候経過を総合的に判断して9月頃に確定値が発表される。
 写真は田植えが始まる頃に谷戸で咲き始める「カキラン(柿蘭)」。ラン科カキラン属の多年草で陽当たりの良い湿った場所や湿地に生育する。草丈は40~60センチで幅2~2.5センチの花を10~20個咲かせる。背萼片、側萼片、側花弁は“柿色”になり唇弁の内側には赤紫色の斑紋がある。
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ノハラナデシコ・2~大栗川1

 堀之内番場公園付近の大栗川の法面に咲いている「ノハラナデシコ(野原撫子)」。ナデシコ科ナデシコ属の一年草でヨーロッパ原産。昭和時代に長野県で確認され本州から九州まで帰化しているが、当地では個体数は少なく見掛けるのは稀。去年、当地の公園管理者からここにあると聞いたが、見に行った時は草刈り後だった。草丈は40~50センチで茎頂に直径1~1.5センチの花を数個咲かせる。淡紅色の花弁には白い斑点があり先端は細かく切れ込んでいる。
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ムシトリナデシコ

 町田街道“坂本橋”付近の道端に咲いていた「ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)」。ナデシコ科マンテマ属の越年草でヨーロッパ原産。江戸時代に観賞用で移入されたものが各地で野生化している。“虫捕り”の名前は食虫植物ということではなく、茎の上部に粘液が分泌している帯状の部分があり受粉に役立たないアリが花の位置まで登れないようになっている。花期は5~6月で茎の上部に直径1センチほどの紅色の5弁花を多数咲かせる。
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