元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
イケマ・3~開花
奥高尾の陽当たりの良い崖地に生育している「イケマ(牛皮消・生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で北海道から九州まで山地の陽当たりの良い林縁や草地で見られる。花期は6~7月で葉腋から散形花序を出し直径1~1.5センチの花を多数咲かせる。同属のコイケマはほとんど開かないが本種は花冠が大きく開く。イケマの根には毒がありアイヌがその毒を矢に塗り狩猟を行っていたという。その名前はアイヌ語で“カムイケマ(神の脚=神の根)”から来ている。また民間では生薬“牛皮消根(ごひしょうこん)”として強心・利尿などに利用される。“生馬”の字はアイヌ語の音を当てたようだ。名前に牛と馬の字が揃っているのが面白い。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
コイケマ・6~散形花序
長池公園外周で蔓を伸ばしている「コイケマ(小生馬)」。キョチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、キジョランやイケマと同じくアサギマダラの食草になる。6~7月に直径3センチほどの球形の散形花序を出しひとつの花の直径は4~5ミリ。イケマが大きく開くのに対して本種はほとんど開かない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
アカメガシワ・2~雌花序
長池公園外周の林縁に生育している「アカメガシワ(赤芽槲)」。トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で雌雄異株。写真は雌花序で長さは10センチ程度。小花には花弁は無く雌蕊だけからなる。雌蕊の花柱は3裂している。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )