ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



(昨日の東広島の講演の質問に対して、さらに詳しく)

自閉症支援をする上で私が重視している1つに記憶理解」の関係があります。

ここでいう記憶は長期記憶の部分で、自閉症の人は1度経験したことを消すことができない障害です。過去の記憶を鮮明に覚え、時にはフラッシュバックといわれる状態も起こります。

しかし、記憶を鮮明に覚えてるということは、理解していることではありません。

記憶にあるその事象が、どのような状況なのかを整理し解釈(把握)することが困難な場合があります。

だから、成長とともに、記憶の内容が整理、解釈できた時に、内容によっては強い怒りみたいなものが出てきたり、混乱したりする可能性があります。

幼児期からコメント力を高め、人に相談することを習慣にすることで、その時々の状況に関して、自己評価他者評価を整理することが重要になります。



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構造化視覚支援個別化したアイデアを考える時に、いくつかの視点が必要になります。

スケジュールワークシステム視覚的指示手順書)などのタイプを考える時には、

理解:本人にとって活動や場所、状況などの意味を伝えるものであること

ルーティン:その構造は、本人のルーティンになりやすいものであること(ルーティンも含めて計画になっている)

記憶:その構造は、本人の記憶の維持や幅に対応していること。(記憶の維持や幅も視野にした計画になっている)

動線:その構造は、本人の動線に対応していること。(動線も含めた計画になっている)

般化:その構造は違う場面でも活用でき、文脈に影響をうけにくいこと。

変更:その構造は変化・変更に対応していること。


どんなに良いアイデアも、上の項目に対する答えがない構造化は幅のある生活を支えることができません。

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昨日までそれいゆのTTAPの研修に参加させていただきました。

全体的な背景と具体的なものイメージが明確になった研修でした。

前に座っていたので、お気づきの方もいると思うのですが、

なんども感動でがっつポーズしてました。(新しい気づきをもった時の癖です。)

服巻智子先生をはじめ多くの先生方と久しぶりに色々ディスカッションできました。

智子先生のブログに私も写真で紹介いただき。(恐縮です)
http://tomokoworkdiary.sagafan.jp/e317138.html


エレンガント・・・。私にはほどとおいですが。。。

本当に皆さんお疲れ様でした。



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とりあえず、廿日市の映写会、終わりました。

一般の市民の方もいるということで、マニアックをさけたいましたが、趣旨として様々な視点が欲しかったみたいで。

ああああああ、なんか大混乱していて、申しわけない。

ネタは、3月にまた私の枠ありますので、ここでは控えます。

でも、個人的には部下やチームの研修・ディスカッションに使えそうな・・・・。

まだまだ広島でも映写会あるみたいなので、是非参加されてください。障害特性で言えば、たぶん映写会のあとに少し解説聞いた方が分かりやすいような。



音符と昆布
クリエーター情報なし
エピックレコードジャパン


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街でみかけた構造化


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イメージしたつぶやきをまとめると。

□ 行政や窓口が発達障害に関して障害受容できてない地域(例えば「違い」に対して拒否感があったり、会議では障害者一般論で議論される)

□ 窓口が「大丈夫ですよ」と問題を先送りしたり曖昧に受け止める地域

□ 当事者や親さんのニーズからではなく、専門家の興味関心が優先させられる(流行りネタ相談)地域

□ セッション漬けで、般化のプロセスがシステム化されてない地域

□ スーパーマンやスーパー施設に依存した地域(他力本願な地域)

□ スペシャリストがかき回し、ジェネラリスモデルの総合的視点がない地域

□ アセスメントとプランニングではじめない地域

などなど

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発達障害早期発見早期療育について考えたことを書きます。

発達障害に関して早期発見・早期療育が重要だと言われています。

さて、なんとまだ、現在活動しているある県では、

早期発見・早期療育に抵抗がある方がいるようです。


出てきている文言は、

「早期にそんなに決めつけなくても」

「みんな同じなんだから普通に集団の中で育つ」


古き悪しき時代の科学的でない文言が専門家間で飛び交います。


この文言は2重にも3重にも問題です。


例えば、この雰囲気で県レベルで障害受容が遅れています。

地域ぐるみで違いを認めていない。

「できれば違わない方が良い」って空気が漂います。


そんな地域で、当事者や親さんが障害受容なんてできるわけないですよ。

地域が障害受容できてない状況では、当事者には「違うことはだめなのか」っと伝わります。

地域が認めない「違い」を本人たちが「違い」を受容できるわけないんです。

ある町で良い化学変化がおきています。(それはBLOGで少しずつ紹介します)

今後、地域の専門家の受容の状態で地域格差がでてくる可能性もあるので???


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【10年先の習慣~201012青森コンサル記録その1~】
【誠実さを支える習慣~201012青森コンサル記録 その2~】
【生活デザインの視点で考える~201012青森コンサル記録 その3~】
【就労移行を念頭においた実習+セミナー その1】

アドバンスコースは2日間のプログラムでした。

前回の報告しましたように、TTAPの資料と基本の支援計画を軸にしながら、総合的な移行支援計画をいただきました。

VTRによる実習場面のアセスメントとセミナー会場での事前の基礎スキルの指導を実施し(再構造化のプロセス有)、実際に最後にコンビニで現場実習場面で実施しました。

テーブル拭きと、サプリメントコーナーの清掃&前出し作業でした。

事前指導・構造化の前後の正確さと柔軟性の変化が見られ、何より注目しなければいけない部分に注目できるようになりました。その変化を実際に指導・支援プロセスをやった受講生に経験していただきました。


【写真:事前のスキルトレーニング】


【写真:テーブル拭き】


【写真:サプリメントの前出し】

今回の協力者の生徒さんにとっても、受講生にとって良いプロセスになりました。

もちろん課題もありました。本人の課題としては、丁寧さが出たがスピードが遅くなるという部分がありました。しかし、ここで大事なことはスキルとスピードをいっぺんに指導しないことです。

今回、発達障害就労支援プロセスのポイントとしている「複数のことをいっぺんに指導しない」を再確認できました。

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少し時間があきましたが青森のコンサルテーション&セミナーの報告の続きです。

【10年先の習慣~201012青森コンサル記録その1~】
【誠実さを支える習慣~201012青森コンサル記録 その2~】
【生活デザインの視点で考える~201012青森コンサル記録 その3~】

12月の青森のセミナーでは、アドバンスコースがありました。

アドバンスコースでは、ある特別支援学校高等部の生徒さんに協力者として参加していただきました。

受講生は、彼のTTAP等の情報をもとにした、生活デザイン思考支援計画としてのA・Bの基本的な支援計画(※1)を参考に演習を進めます。

事前にコンビニでいくつかの仕事の実習を生徒さんにしていただいて、実習生はいくつかの視点(※2)で、まずセミナー会場にスキルを学ぶスペースを設定して、1つの仕事に関して構造化等の準備をします。

これは、私が提案している就労支援プロセス※3)に基づいていまして、まず事前訓練でしっかりと基本スキルを学んで現場実習先に出るというものです。


コンビニの実習場面をアセスメントのために撮影


基本は構造化がない状態でいくつかの仕事を実施


あまりリアリティを求めない仕事(構造化つき)の設定

今日はここまで、さて、実際の効果に関しては次の記事で書きます。

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※1 生活デザイン思考の支援計画は私が提案する支援計画のイメージです。

※2 アセスメント等の視点に関しては各地でワークショップ等でお伝えしています。
講演・ワークショップ等の依頼についてはこちらから

※3 就労支援プロセスに関しては以下の参考文献に事例を紹介しています。

仕事がしたい! 発達障害がある人の就労相談
梅永 雄二
明石書店




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広さは情報である その1
広さは情報である その2

1つの平面=広さの中には、たくさんの情報があります。

写真1をごらんください。(ちなみに20代のころのBOUZANです)


写真1:ソフトクリームをだべよう??

たくさんの情報があるのはわかりますね。

これをスケジュールなどの情報として提示することはありません。

これはいき過ぎとしても写真カードにたくさんの情報がありすぎて混乱するケースはあります。

写真2はどうでしょう。とてもシンプルです。

そのものだけが写っています。


写真2:シンプルな写真カード


写真3:周辺を切り抜いてさらにシンプル

広さ(面)には情報があるんです。


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広さは情報であるという話ですが

一番イメージがあるのは物理的空間ですよね。

例えば、幼児期の支援をしていると、広いだけで、もう「自由にどうぞ、のびのびと」って感じなんです。また、広い物理的空間があることで、様々人や物の刺激、動きが生じて影響を与えます。


さて、他にもどんなことが広さの情報があるでしょう。

例えば・・・・つ・づ・く。


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息子たちとわかれました。

また、しばらく会えません。

今回はこたえました。

1月は本当に山場です。
さぁ~仕事モード!

広島まで、考える時間はたくさんあります。

地域を変える仕掛け!

写真は阿蘇です。

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まだ、あまり整理していませんが、

広さ(面)が情報だととらえることは自閉症支援において大事です。

その広さ(面)の状況によっては、個々にとって曖昧なものになります。

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広島にうつりまして、はやいもので8ヶ月になりました。

幼児教育の意味あいも、だいぶん整理ができました。

年度後半は、1つの市ではすてっぷ教室のまとめである支援ミーティングと、将来の早期発見事後支援の担い手になる保育士さんだけのトレーニングセミナーがあります。

もう一つの町でも、いよいよすてっぷ教室がスタートします。

この2つで、スタート支援のあり方が整理され、広島での標準化になり、全国のモデルになればと思います。

たくさんの皆さんとの協動が楽しみです。

今年一年よろしくお願いします。

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