先週末は、サッカーチーム、サントスFC応援団のフェスタで、私は相変わらず、チームの王室のメンバーのダンサーとして参加しました。この応援団は、我々が12年前から所属しているサンバチームなのです。
前日は、自分たちが曲を出しているサンバの選曲会、翌日はこのフェスタですから、カーニバル直前並みのイベントの多さです。
沖縄に住んでいる間は、10月にサンパウロに来ることはありませんでしたから、久々に、応援団主催のフェスタに参加しました。5,000人の応援団員が集結し、入口には、もしものために、と機関銃を構えた警察官が立ち、ものものしい雰囲気でした。会場内の白熱ぶりは、どう表現したらいいのか、大げさに言うと、バテリア(打楽器隊)の太鼓の音よりも応援団の歓声の方が大きいくらいなのです。
元気のあり余る兄ちゃんたちが5,000人もみんな、サントス応援団のシャツを着て、「サーントス!」と叫びながら、飛び跳ね、手拍子をし、サッカースタジアムの緊張感がそのまま、会場にありました。
ハイーニャ(サンバクィーン)、プリンセーザ、そして、ミス・シンパチアの私の3人は、初めてのことだったのですが、この5,000人の間をバテリアの先頭をきって、会場をパレードしました。かなり、これは度胸がつきました。
応援団のパワーに負けないように、こちらも相当、気合いを入れて踊りました。
どんなサンバの名曲より、彼らにはサントスコールの方が数倍盛り上がるのです。応援団ほど結束力のあるサンバチームもないと、しみじみ感じた夜でした。