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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

白熱 サンバ選曲会

2010-08-31 | サンバ
 日本は浅草サンバカーニバルが終わり、結果はどうであれ、東京のサンビスタの方々はほっとしている頃でしょう。
 サンパウロのサンバチームは、選曲会の決勝へと1週1週近づいてきています。
 
 モシダージ・アレグレもサントスFC応援団トルシーダ・ジョーベンも来週が、いよいよセミ・フィナウ、準決勝です。
 準々決勝の昨日、モシダージ・アレグレでは、応援グッズにどんどん凝ってきていました。「SAMBA9」とエントリー番号をプリントした旗を作ってファンに配るチーム、曲の途中で、舞台から花火をあげたチーム、会場の真ん中で風船のオブジェを作ったチーム・・・。応援も白熱し、各グループのサポーターもまだ真冬のサンパウロで、汗だくになって歌い、踊っているのです。
 
 トルシーダ・ジョーベンのハイーニャ(サンバ・クィーン)と私は、「今年こそは、決勝で私たちの衣装もそろえよう」と先週までは相談をしていたのですが、あと2週間で作るのは無理、とちょっとあきらめモード。
 決勝だから、私たちもやっぱり頑張らないとダメかな・・・。もう少し、考えてみます。
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コルチ、ポルタ・バンデイラの任務

2010-08-24 | サンバ
 現在、ブラジルのサンバチームは、2011年のカーニバルの選曲会のシーズン、真っ只中です。
 サントスFC応援団のサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンで「プリメイラ・プリンセーザ」(第一王妃)のファイシャ(たすき)をもらっている私は、この時期、どうしてもさぼることのできない任務があります。
 
 ハイーニャ(女王)や、ポルタ・バンデイラ(旗持ち女性)とメストレ・サラ(旗を守る男性)もそうなのですが、選曲会が始まる前のお決まりの儀式に参加しなければならないのです。
 この儀式は、どのサンバチームも普遍のテーマ曲で必ず始まります。オ・ペイシで言えば「♪2000年から始まるサンバ」の歌です。この歌と同時に、ハイーニャを始め、私たちコルチ(王室メンバー)は旗に1人ずつ挨拶をし、バテリア(打楽器隊)の前で旗に頭を下げながら、拍手を送って迎えます。
 
 踊るのは、普遍のテーマ曲と去年の曲くらい。せいぜい2曲です。しかし、この2曲のために、コルチもポルタ・バンデイラもみんな正装をして、化粧もアクセサリーもバッチリして、大変な身支度をしなければなりません。

 この後、選曲会の幕開けとなり、甲子園の戦いごとく、各作曲グループが熾烈な戦いをします。私は、本日のお役目終わり~とさっさと着替えて、ヒールのサンダルも脱ぎ捨てて、楽々の服でバテリアでカイシャ(スネアドラム)を叩くのですが、本当はご法度です。

 ハイーニャもポルタ・バンデイラのカップル3組もみんな、最後の曲まで、正装のまま旗の脇できちんとポジションを守っています。
 サンバチームで役に就くというのは、とっても光栄なことですが、それなりの任務を果たさなくてはいけないのです。
 
 私もバテリアが演奏を終えて、楽器を倉庫に片付けたと同時に、かばんを持って、終バスを目指して、猛ダッシュをしています。(笑)
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サンパウロ 折り紙カーニバル

2010-08-17 | サンバ
 先日、サンパウロの国際交流基金で、折り紙のサンバ・カーニバルが披露されました。
 写真は、なかでも精巧に出来ていたバテリア(打楽器隊)。楽器から衣装から顔から、全て折り紙です。

 山車も4台あり、アーラ(小グループ)も15、6あり、本物さながらのカーニバルです。折り紙という日本のアートで、ブラジルの代表的文化を表現する。面白いことだと思います。

 その一方で、私たち日本人のサンバチームが、ブラジル文化をやっているわけですから、日本の要素たっぷりのカーニバルがあるべきだと思いました。
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カーニバルへ新シーズン

2010-08-09 | サンバ
 サンパウロの大きなサンバチームは、選曲会の前半戦ですが、2部リーグのチームもいよいよ選曲会に入り、新シーズンに突入です。
 我が家が長年参加しているサントスFC応援団、トルシーダ・ジョーベン・ド・サントスでは、今週の選曲会を目前に、バテリア(打楽器隊)が今年の新しいリズムパターンを練習しました。
 
ここ3週間、続けてこの新しいパターンを練習しているのですが、バテリアのベテランであっても、なかなかすぐには飲み込むことができません。ふだんは隊列を作って、みんなが正面を見て楽器を叩いていますが、新パターンをマスターするために、輪になって、お互いの楽器が入るタイミングを見合わせながら、練習をしました。
 
 私たちダンサーにとっても、このバテリアの新しいパターンはとても大切で、これに合わせて踊りに変化をつけなければなりません。私はバテリアの中で、カイシャ(スネアドラム)を叩きながら、新しいパターンを覚える、という方法をこの3年間やっています。

 しかし私がカイシャを叩いていると、よほど手つきが悪いのでしょう。みんなが心配して、次々に教えに来てくれます。この日の練習など、新シーズンに向けてミーティングに来ていたアルモニア(統制係)が、私のスティックを取り、耳元で「タッタ タターン」とリズムを言いながら教えてくれました。彼は長年バテリアでカイシャを叩いていたので、私の叩き方を見ていられなかったのでしょう。

 そしてまたしばらくすると、バテリア予備軍の練習を横で見ていた、バテリア本体の隊長が私のスティックをうばい、こう叩くのだと、しばらく見本を見せてくれました。

 私のカイシャはなかなか上手くはなりませんが、新シーズン、頑張りましょう。そして、沖縄サンバカーニバルに向けても走り出さなくてはなりません。
 
 ユウジが今年の歌の録音の手直しをし、youtube のアドレスが変わりました。
 新アドレスは、沖縄サンバカーニバル2010テーマ曲「カジマヤー」
http://www.youtube.com/watch?v=7PiXy3ohbdo です。
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サンバは前進あるのみ

2010-08-02 | サンバ
 ブラジル・サンパウロのカーニバルでは、来年2月のテーマ曲を決めるエリミナトリア(選曲会)が始まりました。
 1部リーグのモシダージ・アレグレでは、先々週が第1回の選曲会でした。このチームの場合、10週以上にわたって選曲会が続くわけですから、曲を出している人たちの精神状態といったら、毎週ドキドキで大変なものです。

 第1回の選曲会に、沖縄サンバカーニバルの録音に協力してくれているミュージシャンの姿がなかったので、先週「あれっ、先週来てなかったよね」と尋ねたら、何と彼のお母さんが亡くなって先週の日曜日は、お葬式だったとのこと。
 録音の途中にも、お母さんから彼の携帯に電話が入ることがあり、仲がいい親子なんだな~と思っていました。
 
 彼自身もお母さんのお腹の中にいたときから、サンバチームに通い続けて、歌、カバキーニョ(4弦ミニギター)、作詞作曲、バテリア(打楽器)と、何でもできるサンビスタ(サンバ人)です。

 お母さんが亡くなって1週間しか経っていないのに、もう今日、選曲会で、ステージに立って歌っているわけです。すごい精神力だと思います。
 
 自分におきかえれば、まだ初七日で、家でしんみりとお参りをしており、サンバを歌いに行くとは、とても考えられません。
 でも、サンバは元気をくれるのでしょうね。悲しみと共存しながら、サンバは前進あるのみだと思います。

 そんな中で、私たち夫婦はモシダージで今年の沖縄サンバカーニバルのビデオクリップの撮影をしました。夫が今日、youtubeにアップしたようで、以下のアドレスで見ていただけます。
 
http://www.youtube.com/watch?v=wnL9ZXMlL78

 私が登場しているシーンで、ステージで歌っているのが、まさに先週のモシダージ選曲会でのオ・ペイシの協力ミュージシャンです。
 誰でも、さまざまな悲しみをかかえながら生きていますが、それを乗り越えて、サンバと共に前進したいものです。人生は続いています。

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