サンバ選曲会 今日、準決勝

　今月初めから、我々が出場しているサンバの審査会、いよいよ今日が準決勝です。歌詞をあーでもない、こーでもないと考えていたときからすると、ここまでよくたどりつくことができた、と我ながら思います。一時は、曲を出すのは、もう無理だとさえ思っていましたから。
　
　ブラジルのニュースや新聞を読むのが大好きな私が、この２カ月近く、ほとんどテレビのニュースを見ることもなければ、新聞を開く余裕もないほど、この選曲会にまっしぐらになっていました。

　先日、とあるサンパウロの主要チームの選曲会の決勝を見に行ったときのこと。舞台でマイクを握って、最後のパフォーマンスをする作曲者が大泣きに泣きながら歌っていました。

　決勝にたどりつくまで、この人には本当に色々なことがあったのでしょう。自分が実際に選曲会にかかわってみると、苦労の度合いは違うかもしれませんが、最後のステージで涙する人の気持ちがよーくわかりました。

　この選曲会の初回は、沖縄サンバカーニバルの開催は、今年はもう無理だと、あきらめていたときでした。それが、この数週間で、再び開催することになりました。それだけ日数がたったわけです。

　本番前に、歌手ともう一度、打ち合わせがあります。さあ、今日の準決勝。うまくいきますように。沖縄サンバのこの歌が決勝に入れば、沖縄サンバカーニバル２００７もうまくいくような気がします。

沖縄サンバカーニバル

　２００１年にスタートした沖縄サンバカーニバルは、全国のサンビスタによって支えられてきたのですが、７年目の今年は、大きな問題に直面しています。

　掲示板をお読みの方は、ご存知かとも思いますが、沖縄市役所のカーニバル担当者との連絡が途切れ、一時は開催を断念しました。また、ここに来てパレードの開催日の変更で、県外からの参加者が来るには、平日にかかってしまい、難しい日程になっています。

　ブラジルでも各サンバチームは常にカーニバルの主催者である市や観光局を相手に交渉を重ね、いいパレードが出来るように腰をすえて戦っています。
　それを思うと私もいちいち腹を立てずに、いい方向に持って行けるよう、じっくり話し合いをしなければ、と考え直しています。

　日程はせまっているので、早く結論を出さなければなりませんが、この辺りのことを全国のサンビスタの方々もご理解をいただければ、とても嬉しいです。

　ブラジルの沖縄サンバの選曲会も順調な滑り出しをしたので、本場沖縄の沖縄サンバも頑張りたいものです。

いよいよ第一回選曲会

　今日は、いよいよ、沖縄をテーマにしているサンパウロのサンバチームの選曲会です。選曲会を見に行ったことは、何度もあっても、自分が審査される立場になるのは、今回が初めてのことです。

　この日のために、この２週間は、深夜まで歌手との打ち合わせで、家でゆっくりすることがありませんでした。
　
　曲が始まる前に、私が最初に挨拶をすることになっているのですが、その文章もまだ定まっていません。
　どうなることやら、ドキドキです。