ブラジルマニア オ・ペイシ 名古屋サンバ 沖縄サンバ

沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

ウチナーンチュ大会のポスター

2006-08-31 | 沖縄ブラジル
 昨日、久々に沖縄県庁へ行きました。5年に1度の沖縄県民あげてのイベント「世界ウチナーンチュ大会」のポスターを初めてそこで見たのですが、その中にサンバをしている私が写っていたので、びっくりしました。

 世界ウチナーンチュ大会は、その名の通り、世界中に住む沖縄系の人、ウチナーンチュが一同にふるさとである沖縄に集まる、というイベントです。前回は2001年に行われ、ブラジルをはじめ、ペルー、ボリビア、アメリカ、カナダなど沖縄の移住者が多く住む国の人たちが、どっとやって来ました。

 今年は10月13~15日に宜野湾市のコンベンションセンターを中心に行われます。我々サンバチーム、オ・ペイシ・キ・リもまさに今、そのイベントでサンバをするために練習をしています。

 このポスター、各国に住むウチナーンチュが出ているのですが、サンバの衣装を着ているとはいえ、沖縄出身ではない私もウチナーンチュの1人として扱ってもらえたことに、とても嬉しく思いました。
 沖縄に住んでいる内地出身の人ならわかってもらえると思うのですが、何年沖縄に暮らそうと、沖縄の小、中、高を出ていない人は、ウチナーンチュにはなれないのです。

 ブラジルを介せば、私もウチナーンチュになれるのかもしれません。
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涼しい沖縄、暑い沖縄

2006-08-30 | 沖縄の暮らし
 まだまだ残暑の厳しい沖縄ですが、米軍関係の知人宅に行くと、震え上がるほどキンキンにクーラーが冷えています。外は体が溶けてしまいそうな暑さだというのに、部屋の中に入ったとたん、急に冷静になれます。
 
「わーよく冷えてるね」というと「うん、電気代、自分で払うわけじゃないから」と涼しそうな答え。そうなのです。米軍人の自宅の電気代を支払っているのは、個人個人の家庭ではなく、日本の思いやり予算で支払っているのです。これってすごいですよね。
 
 かたや我が家は、クーラーなどめったに使わず、もう本当に寝苦しい夜だけ、勇気を出してリモコンを手にとり、おやすみタイマー30分間にして寝る、という状態です。
 
 店にいたっては、さすがに営業時間中はクーラーをつけていますが、昼間店で、レンタル商品を出したり、グッズ販売のメール連絡をしたり、というときは、ドアを開けて汗だくになりながら、作業をしています。

 昨日など、そんな最中にブラジル人が尋ねて来て、「わーここがオ・ペイシなんだ」と彼らも私も汗だくになりながら店内で話をしていました。外に出たら、外の方が風があって涼しかったくらいでした。

 同じ沖縄で暮らしていながら、米軍の家族と私たちでは、日々の体感温度が10度は違うような気がします。彼女らが家を出るときもクーラーはつけっぱなし、電気もつけっぱなしです。思わず自分が消して出ようかと思うほど。「電気消さないの?」と言っても「いいよ、自分が払うんじゃないから」

「私たち日本人の税金で払っているんだよ」とノドまで出かかっていましたが、まあ言うだけ野暮かな、と思ってやめました。明日も、そんな涼しい家へ行くのですが、クーラーが効きすぎて風邪をひいてしまいそうなので、カーディガンを持って行くつもりです。

 
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サンバ人のおいしいお酒

2006-08-27 | サンバ
 2006年、今年の浅草サンバカーニバルは、バルバロスが優勝したそうで、関係者の方々、おめでとうございます。バルバロスのメンバーの方々は過去の沖縄サンバカーニバルで、カバキーニョ(4弦ミニギター)や打楽器の演奏、ダンスとさまざまなパートで応援出場をしてくれました。

 バルバロスは今年で3連勝だそうで、12チームのある中で、優勝し続けることは、さぞ大変な努力があってのことと思います。
 1997年、ブラジルから一時帰国中、浅草サンバカーニバルの結果発表の場にお邪魔したことがありますが、そのときの優勝もバルバロスでした。

 感激の涙で表彰式に出たバルバロスの主力メンバーの方々。その中のお一方が「今日は、サンバ人にとっておいしいお酒が飲める日です」とマイクで優勝の感想を話していらっしゃったのが印象的でした。

 サンバカーニバルをやり遂げた後の打ち上げほど、楽しい会はありません。さあ沖縄サンバカーニバルでも、みんなが終わった後においしいお酒を飲めるようにしたいものです。
 あと2カ月、頑張りましょう。
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浅草サンバカーニバル

2006-08-26 | サンバ
 夜が明けたら今日は、浅草サンバカーニバルの日です。前回のブログにコメントを書いてくれた方も今日のカーニバルで、バテリア(打楽器隊)の前で踊るハイーニャ(女王様)として大活躍するはずです。イベッチ、頑張れ~!

 今年はサンバ関係者のみならず、これまでサンバとは全然関係のなかった自分の知り合いが、浅草に出ると聞き、この祭りもかなり一般化してきたと実感します。

 その一人は、私の妹。今頃徹夜で衣装を作っているはずです。彼女は強いていえば、十数年前、姉のサンバチームを手伝うため、一度だけ助っ人で、クルゼイロ・ド・スウというサンバチームのコミサン・デ・フレンチ(先頭隊)の一人として出場しました。当時、先頭隊、といっても今のようにきちっとしたコンセプトはなく、テーマがチーム十周年だったので、誕生日ケーキの周りを大きなナイフを持って踊る、というパートでした。
 
 その後、彼女はサンバとは何も関係なく過ごしていたのですが、今年はベリーダンスのグループからリベルダーヂというチームで出場するそうです。「このポルトガル語の歌、歌いながら踊るっていうんだよね」とチームの歌をCDで覚えていました。

 もう一人の浅草出場者は、私の小学校時代の友人の娘です。この娘さんは東京都三鷹市の小学生なのですが、学校のつながりでサンバパレードに出るそうです。詳しい話は聞いていませんが、多分、ヴェルメーリョ・イ・ブランコというチームで出るのではないでしょうか。

 サンバが一部のサンバマニアだけではなく、普通の人たちが普通に出れば、サンバも、もっともっと一般化して人気ジャンルになるのではないでしょうか。

 今年の浅草、みなさんたっぷり楽しんでくださいね。
 さあ、沖縄サンバカーニバルもそろそろ本格的に動き出しましょう。


 
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オリオンビアフェスへ

2006-08-22 | 沖縄の暮らし
 先週末は、沖縄県内最大級のイベント、「オリオンビアフェストINコザ」へ小学3年の息子と行って来ました。

 去年のこのビアフェスには、私たちのサンバチーム「オ・ペイシ・キ・リ」は出ていたのですから、今思うとすごいですよね。全島エイサー祭りと同時開催なので、本島の人が全部集まったんじゃないかと錯覚するほど、人人人なのです。

 前日のオ・ペイシは今年一番ではないかというくらいお客さんの入りがすごく、私のこの日の睡眠時間は、わずか1時間。この体力であの人混みに行くのは無理、とあきらめていました。しかし、息子はD-51を見たいがために、行こう行こうと誘うので、行って来ました。

 息子は決してD-51ファンではないのですが、彼のお気に入りのアニメ「ワンピース」の主題歌を彼らが歌っているため、それが聴きたくてたまらなかったのです。人混みの中をぬって、何とかステージ前のダンススペースの最前列までたどりつき、あやうく将棋倒しになりそうな瞬間もありましたが、目の前でD-51を見て来ました。
 ワンピースの曲「ブランドニューワールド」も一番最後に歌ってくれたので、一安心。何を隠そう、息子がちょっとはずれた音で歌う「ブランドニューワールド」しか聴いたことがなかったので、ビアフェスで初めて本物を聴きました。

 D-51のライブの後は、打上花火。6年ぶりに会場で見る花火は、やっぱり大きく、きれいでした。しかし、こんな楽しいイベントが家から歩いて行ける所でやってくれるのですから、沖縄はいい所なのかもしれません。
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サンバ衣装 眠っていませんか?

2006-08-18 | サンバ
 昨日、オ・ペイシに飲みに来た女性のお客さんが、こんなことを言っていました。「ブラジル人の友達からサンバ衣装を買ったのだけど、1回も着ていないんです」。
 衣装はそろえたものの、今はもうサンバをしていない、という人がいることを考えると、意外と使っていないサンバ衣装があるのですよね。日本全国で使っていないサンバの衣装を集めたら、多分、大規模なパレードが出来るくらいになるのではないでしょうか。

 オ・ペイシには、男女兼用のサンバ衣装、女性用のビキニタイプの衣装など全部合わせると200着以上の衣装があります。この衣装が総動員するのは、年に一度の沖縄サンバカーニバルですが、ふだんはレンタル衣装でよく動きます。

 家で眠っているサンバ衣装をお持ちの方、よかったらオ・ペイシにお声をかけてください。お互いに条件が合えば、買取をさせていただきたいと思います。

 前述の衣装をお持ちの女性は、沖縄県外にお住まいの方ですが、11月の沖縄サンバカーニバルには、自分の衣装持参でカーニバルに出ようかなっと言っていました。どんな形であれ、眠っている衣装は外に出して、活躍させてあげたいですよね。

 

 
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カーニバル向けサンバレッスン

2006-08-15 | 沖縄サンバ
 沖縄サンバカーニバルは例年、11月の第一週に行われます。8月になると、いつもは「サンバでシェイプアップ」という講座名で開講している私のサンバレッスンは、「サンバでカーニバル」という名前に変わります。

 来週、8月21日(月)から始まる沖縄タイムスのレッスンは「サンバでカーニバル」として新聞に紹介してもらっています。いつものレッスンと何が違うか、というと名前の通り、カーニバルのためのレッスンになります。パレードをする、つまり、常に前進をしながら踊る練習になります。

 ステージやレッスン場で踊るのと違い、パレードというのは、独特の雰囲気がありますよね。観客は自分の両側にいるわけですし、自分が動いて前へと進んでいくわけですから。

 沖縄サンバカーニバルは、出演者と運営者が一緒という、正に手作りのイベントなので、カーニバルの準備が負担になって参加できない、と考える人もいます。でも、その一方で、あのカーニバルの楽しさをもう一度味わいたい、と来週から始まる「サンバでカーニバル」のレッスンに復帰してくる人たちもいます。嬉しいことですよね。

 これまで、サンバもカーニバルも全然縁がなかったという人も、このレッスンに参加して、一緒にカーニバルをやりませんか?
「サンバでカーニバル」のレッスンは、那覇市おもろ町のタイムスコミュニティでスタートします。沖縄タイムスの本社にあるダンススタジオです。最初は見学も出来ますから、ご興味のある方は、是非どうぞ。午後7:00からです。
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羽根駆け込み

2006-08-13 | サンバ
 日本一の規模を誇る「浅草サンバカーニバル」を目前に、このところオ・ペイシには駆け込みで、羽根の注文が殺到しています。
 今ごろの注文で大丈夫なのか? とこちらが心配してしまうほどです。これから羽根を手にする、ということは、これからまだ制作をするわけですから。あとわずかで衣装が完成、という段階に来て、羽根が足りないことに気がついたり、予想以上の参加者が増えて、羽根もたくさんいるようになったり、ということのようです。

 こちらで困ってしまうのは、在庫の連絡です。在庫を尋ねられて、答えている間に、別の人から問い合わせが来て、その方が先に買うことを決めて、入金をします。最初に尋ねた人は、それから買おうと思っても、もうその商品は別の人の所へ送ることになっているのです。

 個人所有ではなく、サンバチーム全体で衣装を作っている場合は、特に1人の人の判断だけでなく、何人かで相談をして進行しているので、在庫チェックから実際の購入まで、どうしても時間を要するようです。

 「いついつまでに絶対届けてください」と切羽詰まったご注文もいただきますが、こちらは沖縄ですから、台風で飛行機が欠航になることもあれば、予期せぬハプニングもあります。ご注文は本当にうれしいのですが、こちらもこのところ郵便局や宅急便の配送センターで時計を見ながら、梱包に追われています。浅草サンバカーニバルが終わるまで、しばらくこんな状態が続きそうです。
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囚人に甘い国

2006-08-10 | ブラジル
 スカパーのブラジルチャンネルのニュースで、驚くべき話をしていました。
 ブラジルの刑務所では、服役中の人が年に数回「外出」出来るというのです。サンパウロ州内の刑務所の法律では、入所2年目の人から、生活態度がよければ、外出許可がもらえて、1週間ほど家に帰ったり、行きたいところへ行ける、とのこと。会社員の年休じゃあるまいし、そんなことが許されるなら、刑務所ではないですよね。

 しかも、もっとあきれたのは、前回の母の日にサンパウロ州内で約2,600人の囚人が外出許可をもらい、うち920人だったか、1000人未満の人は、外出許可の期間が過ぎても刑務所へ戻らず、それっきりだ、というのです。
 こんなことがありえるのでしょうか。行方知らずの人たちで、暴動にかかわっている人も相当数いるそうです。何とのん気な話でしょう。

 私が2,000年にミス・シンパチアを務めたサンバチーム「X9パウリスターナ」は、大暴動が起きた刑務所「カランジルー」のすぐ近くにありましす。あまりに規模の大きな暴動で、国家問題にもなったほどの刑務所で、現在は取り壊され、女性の刑務所のみが残っているのですが、2000年当時はまだ刑務所として機能していました。
 地下鉄の駅の真横がこの刑務所なので、外出する囚人たちも私と同じ地下鉄に乗り、同じ駅の構内で行き会っていたかと思うとぞっとします。確かに刑務所は大きな落書きがいっぱいで、窓からはサッカーチーム、コリンチャンスの旗がいくつも出ていて、刑務所というより、のどかな日曜日の光景といった感じでありました。

 それにしても囚人にこんなに甘い限り、ブラジルの犯罪は減らないとつくづく思いました。
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さとうきび

2006-08-06 | 沖縄ブラジル
 今週になって、八百屋さんやスーパーには、さとうきびが並んでいます。2メートルくらいの長く太いさとうきびが1本250円くらいで売られているのです。さとうきび畑に生えている状態は、ふだんよく見ますが、売られていることに気がついたのは、6年沖縄で生活していて初めてのことでした。

 今日からお盆なので、何かお盆に関係あるのかと思い、オ・ペイシにいらした地元のお客さんに尋ねてみると、さとうきびは、仏壇に「つえ」としてお供えをするそうです。そうですよね。あれだけしっかりした堅いのですから、「つえ」になりますよね。3年前、祖母が他界したときは、確かに「つえ」を棺に入れて燃やしたものです。

 昨日、沖縄の庶民的スーパー「ユニオン」の入り口で、青い大きなバケツの中で売られている、さとうきびを見たとき、沖縄市在住のブラジル帰りの男性のことを思い出しました。
 この方は、我がサンバチームの主力メンバーのお父さんなのですが、昨年の夏、サンバの練習中、いつも自家製のさとうきびジュースを差し入れてくれました。オ・ペイシは、去年は夏中、県内最大級のイベント、オリオンビアフェストに出演するために外で練習しており、このビアフェスの練習で夏が終わったと言っても過言ではありません。
 
 100%のさとうきびジュースは、ブラジルでは青空市場には欠かせない飲み物で、よく買物帰りに、さとうきびの甘さに集まってくるハチをはらいながら、飲んだものです。
 フレッシュのさとうきびジュースは、沖縄にありそうで、なかなか飲める場所は少ないのです。その貴重なさとうきびジュースを自分の畑から取って来ては、ジュースにして私たちに飲ませてくれるメンバーのお父さんには、感謝したものです。汗だくになる練習の合間にこのさとうきびジュースにレモンを入れて、飲んでは、あーもうちょっと頑張ろうね、とみんなで励ましあったものです。

 練習がちょうどピークに達した頃、ブラジル帰りのお父さんは軽トラでやって来て、ジュースを差し入れてくれました。このお父さんがこの夏、突然倒れてしまい、もう1カ月入院生活を送っています。サンバチームの息子も毎日病院で付き添っていて、練習にも参加していません。

 さとうきびを見ると、彼のお父さんのことを思い出しました。早くよくなってくれることを願っています。
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