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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

講仲間

2010-05-28 | サッカー応援
先日、祖母の七回忌があり、5泊6日という、私にとってはこれまでの最短の滞在期間で日本へ行って来ました。
 飛行機を3本乗り継ぎ、ドアーツードアーで、片道36時間の旅ですから、できれば長く滞在したいものですが、法事では、ゆっくりもしていられません。

 法事の前日に行われるのが、「お逮夜様」(おたいやさま)という地元の人によるお参り。この日は、お坊さんではなく、講仲間という、いわゆる隣組の人たちが、自分たちでお経を上げます。
 講仲間は、江戸時代に始まったそうで、土葬だった頃、お墓を掘るのに、人手が必要というので、近所の人たちが助け合うようになったそうです。
 
 我が家の講仲間は、10軒で、苗字がどの家も「加藤」というのだから、血の濃さがわかります。
 沖縄で、集落のみんなが、照屋さんや、金城さんばかりだったのと、同じような気がします。
 また、沖縄には「模合」(もあい)があり、昔からの知り合いが、毎月お金を出し合って、助け合いをしていましたが、この講仲間にも同じような連帯感があります。

 沖縄と名古屋、場所が違っても、地方の地元密着度には、共通点があります。
 そして、法事を終えて、いざブラジルへ戻ってくると、町はワールドカップ一色になっていました。これも、ある意味、みんなが「ブラジル」という一つのものを応援する、地元密着型の大行事だと思います。

 写真は、講仲間のお参り
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ワールドカップのアルバム

2010-05-18 | サッカー応援
 「アルバムのコレクションしてる?」
 サッカーのワールドカップ開幕を前に、ブラジルの子供たち、いえ大人たちの間でも、この言葉が合言葉になっています。
 
 中学1年の息子は、このブラジルの国民的アルバムを先週末、完成させました。
 
 出場国の選手全員の顔写真と各国代表のトレードマークなど、全部で何と640枚ものカードを集めるのです。
 このカードを息子は毎日のようにバンカ(キオスク)で買っては、友達と交換をして、コレクションを進めていました。
 こんなのは、子供の遊び、と思っては大間違い。大人も必死になり、過熱の末には、このカードの強盗団まで出現し、社会問題にまで発展しています。

 息子が最後に取った手段は、近くのバンカの前で、カードを買いに来る人を待ち伏せして、その人と交換。そして、640枚目、最後の1枚は、近くのバール(食堂)の店長に、自分に不足しているカードの番号を伝えておいて、バールのお客さんから集めてもらい、大感激していました。

 過去2回のワールドカップは、我が家は、沖縄のサンバ居酒屋、オ・ペイシで、お客さんと一緒に観戦を楽しみましたが、今年は12年ぶりにブラジルで観戦です。
 これもまた、楽しみです。

 写真は、最後の1枚をアルバムに貼る喜び!
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サンバチームは家族

2010-05-10 | サンバ
 カーニバル前の最後の練習は、どこのチームも感動的です。サンパウロのサンバチーム、モシダージ・アレグレは、特に、イベント班がチームのメンバーを泣かせる企画をしています。
 2年前は、カーニバルの縁の下の力持ち、アルモニア(統率係)をステージで称え、みんな感激していました。このとき、日本の老舗サンバチームで頑張っている女の子と一緒に行ったのですが、彼女も感動していました。

 去年は、0,25点差で優勝を逃したときの悔しさを映像でもう一度かみしめ、今年こそは頑張ろう!という演出でした。

 そして今年の最後の練習も、大スクリーンの映像で締めくくりました。
 二連勝を目指していたモシダージ・アレグレ。ですが、2年続けて練習をする、ということは、激戦のカーニバルでは、相当大変なことです。
 
 映像の最後のシーンは、チームの会長の息子(10歳)が「二連勝」の意味で、スクリーンいっぱいに、指でVサインをしていました。
 これを見た会長のご主人で副会長、つまり、このVサインをした男の子のお父さんであり、バテリアの指揮者であるメストレは、肩を震わせながら、感激いっぱいで大泣きに泣いていました。

 この光景を見て、私はサンバチームを支えているのは、「家族」だと強く強く感じました。規模は全然違いますが、私たちの日本のサンバチーム「オ・ペイシ・キ・ヒ」も何があっても我々家族3人は、ペイシを続けます。
 
 世の中、社会の最小単位が家族であるように、サンバチームの最小単位も家族であるように思います。
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SANTOS FC 優勝!

2010-05-06 | サッカー応援
 12時間、チケットを買う列に並んで、ようやくゲットしたパウリスタ杯 決勝のチケット。
 12時間も飛行機に乗れば、サンパウロからニューヨークまで行くことができます。列の前後の人とは、一緒に旅をした人のように仲良くなりました。

 この我慢の甲斐あり、決勝でサントスFCは、優勝を手にしました!!!

 去年は同じパカエンブー球場の決勝で、コリンチャンス相手に敗れたサントス。その悔しさの反動で、この優勝にはジーンとくるものがありました。

 息子は優勝の記念のたすきをして、はしゃいでいました。

 写真は、サントスFC応援団、トルシーダ・ジョーベンの祝賀会。中央で太鼓を叩いているのは、ジョーベンのサンバチームの生粋の応援団メンバー。夫も中太鼓、カイシャを叩いて、うかれていました。(笑)

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