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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

ハイーニャ・コンテスト 2

2008-12-22 | サンバ
サンバの打楽器隊(バテリア)の前で踊る選抜ダンサーを決めるコンテスト。このコンテストは、サンパウロ全体で段々厳しくなってきているように思います。

 私が初めて、この種のコンテストに挑戦をしたのは、もう10年以上前のことでした。そのときは、当日申し込みでも受け付けてくれたのですが、今回は事前に誓約書にサインまですることになっていました。その内容を簡単に書いてみます。

1)チームの旗に常に敬意を表すること。
2)チームのイベントを3回休んだ場合は、たすき(ファイシャ)返却し、王室(コルチ)から除籍される。
3)練習を休む場合は、事前に届け出ること。
4)練習には、チームカラーの服で参加すること。

 生半可な気持ちでは、コルチのメンバーにはなれません。これをサインした場で、スリーサイズの測定がありました。実際にメジャーで測定するのですから、当然、適当な数字を言うわけにはいきません。

 コンテスト応募の締め切り日に向けて、ふだんの練習に候補者がどんどん集まってくるようになりました。私は現職だったので、いつも通り、バテリアの前で踊っていたのですが、その周囲には、明らかにハイーニャ(女王)独特の雰囲気をもった若い女性たちが、こちらを見ながら踊っているのです。

 追い上げられているような気がしてなりませんでした。追うより、追われる方がつらい、とは正にこのことでした。
 しかも、ハイーニャ・コンテストは、私にとってブラジルのカーニバル以上の一大イベントである、沖縄サンバカーニバルの直後にあるのです。日本に一時帰国している間、ジョーベン(サントス応援団)の練習を休まなくてはならず、ハンディになってしまいます。

 かなりのプレッシャーを感じながら、コンテストの日は刻々と迫ってきました。
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