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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

大雨エンサイオ・テクニコ

2010-01-26 | サンバ
 カーニバルが近づくと、実際にパレードをする会場で、予行練習(エンサイオ・テクニコ)があります。サンパウロでは以前は、一部の有力チームでしか、このエンサイオ・テクニコをしていなかったのですが、ここ9年間で、どのチームもやるようになりました。

 毎年、大敵は大雨。3回エンサイオ・テクニコがあれば、1回くらいは、雨にあたります。この写真を撮ったときは、まだ曇りだったのですが、モシダージ・アレグレの出番が近づき、パレードの出場順に並び始めたら突然、どしゃぶり。

 屋根がとこにもなく、逃げ場はありません。ざっと3,000人ほどいる会場で大雨が降っても、隠れるところはなく、みんなが駆け込んだトイレは、もう人でいっぱいです。

 カーニバルは雨天決行。エンサイオ・テクニコも当然、雨の中でも行われるのです。
 私は、カッパを大急ぎで買い、練習の列の中に入りました。

 大雨の中、チームの歌を歌い、チームお決まりの掛け声をかけ、いざスタート! 
 雨が降っていても、パレードコースに第一歩を踏みこむと、カーニバルの懐かしい感覚がよみがえり、みんな大盛り上がりします。

 ドブネズミのように、ずぶぬれになりながら、カーニバルの練習をする。冷静に見ると、ずいぶん、まぬけな状況なのですが、雨の多いサンパウロのサンビスタ(サンバ人)の間では、よくあることなのです。

 この日は、大雨のエンサイオ・テクニコの後、もう一つの私の出場チーム、サントスFC応援団、トルシーダ・ジョーベンの練習へ行きました。
 そこには、この日のエンサイオ・テクニコで同じく、ずぶぬれとなった、他チームの人たちが集まってきました。

 ヴァイヴァイ、ネネ、レアンドロ・・・ といったサンパウロの主要チームの予行練習もあり、みんな大雨を浴びたその足で、ジョーベンの練習に来ていました。

 「大雨で靴がこわれた」「まだ、私の服は、ずぶぬれ」「雨ですべって、転んだ」それぞれ、色々な被害がありました。それでも、次のチームの練習に来るのですから、私たち家族も含め、みんなよっぽどの物好きです。

 昨年の沖縄サンバカーニバルは降水確率90%で、屋内でやる準備もしましたが、本当は大雨でも決行できるカーニバルも考えたいものです。

 本番まで、まだまだ雨の予行練習が続くはずです。
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