浅草サンバカーニバル2カ月前になり、全国各地のサンビスタの方々からサンバシューズのご注文が、この時期、急激に増えます。
そんななかで、私にとって、かけがえのない愛しいサンバシューズを見てもらいたくて、写真を撮ってみました。
このシューズは5年前、サンパウロのサンバチーム、モシダージ・アレグレの元ハイーニャ(サンバクィーン)から中古で譲り受けたものです。
現ハイーニャ、ナニの2代前のハイーニャで、1996年までモシダージのバテリア(打楽器田隊)の前で踊っていた人です。
5年前、私は急きょ、サントスFC応援団のサンバチームでサンバクィーン・コンテストに出場することになったのですが、当時は沖縄に住んでいたので、衣装もシューズも適当な物がありませんでした。
それで助けてくれたのが、この元ハイーニャ。
サンバ衣装もシューズも私のために自分がショーでよく使っていた物をそろえてくれました。
彼女は当時、サンパウロで一番上手いダンサーと言われていました。
観客とサンバでコミュニケーションを図る術を持っている、という定評がありました。
「アキがコンテストに出るなら、控え室でヘア・メイクやってあげるよ」とまで彼女は言ってくれました。
名ダンサーに手伝ってもらえるなんて、なんと光栄なこと!
と喜びながらも、勝てるかどうかもわからないコンテストに来てもらっても申し訳ないし、しかもコンテストが終わるのは午前4時か5時。そんな時間まで名ダンサーを付き合わせては、悪い。
そんな日本人らしい遠慮から、手伝いは断ってしまいました。
このシューズのヒールは12センチ。私が当時履いていたシューズの中では一番高いもので、最初は不安でした。だけどヒールが太く、安定感はバッチリ。ソールもしっかりしていて、練習しているうちに足になじんできました。
元ハイーニャのシューズなんだから、私も彼女と同じくらい踊れるはず! といった妙な自信もつきました。
「この羽根はプレゼントできないけど、コンテストの日には貸してあげるよ」と最近では、すっかり品薄になってしまったコックテールの頭飾りの羽根も貸してくれました。
そんな彼女の好意に支えられて、私は3位のミス・シンパチアに入賞することができました。
それから5年間。どれほどの練習やイベントにこのシューズを使ったことでしょう。ソールが割れて、靴屋さんに修理に5、6回持って行きました。とある靴屋さんでは、「もうこのシューズは、傷み過ぎて、直せないよ」と返されてしまいました。
色も以前はゴールドだったのに、最近では黒かと思うほど、あせてきています。
それでも靴底の素材を総取り替えして、今でも愛用しており、とあるサンバレッスンでは毎週使っています。
新しいモデルのピカピカのサンバシューズも魅力的ではあります。
でも、表面も底もボロボロになっても、サンバのパートナーとして持ち続けているシューズには、新しいシューズには絶対にない「年季の輝き」があります。
そんななかで、私にとって、かけがえのない愛しいサンバシューズを見てもらいたくて、写真を撮ってみました。
このシューズは5年前、サンパウロのサンバチーム、モシダージ・アレグレの元ハイーニャ(サンバクィーン)から中古で譲り受けたものです。
現ハイーニャ、ナニの2代前のハイーニャで、1996年までモシダージのバテリア(打楽器田隊)の前で踊っていた人です。
5年前、私は急きょ、サントスFC応援団のサンバチームでサンバクィーン・コンテストに出場することになったのですが、当時は沖縄に住んでいたので、衣装もシューズも適当な物がありませんでした。
それで助けてくれたのが、この元ハイーニャ。
サンバ衣装もシューズも私のために自分がショーでよく使っていた物をそろえてくれました。
彼女は当時、サンパウロで一番上手いダンサーと言われていました。
観客とサンバでコミュニケーションを図る術を持っている、という定評がありました。
「アキがコンテストに出るなら、控え室でヘア・メイクやってあげるよ」とまで彼女は言ってくれました。
名ダンサーに手伝ってもらえるなんて、なんと光栄なこと!
と喜びながらも、勝てるかどうかもわからないコンテストに来てもらっても申し訳ないし、しかもコンテストが終わるのは午前4時か5時。そんな時間まで名ダンサーを付き合わせては、悪い。
そんな日本人らしい遠慮から、手伝いは断ってしまいました。
このシューズのヒールは12センチ。私が当時履いていたシューズの中では一番高いもので、最初は不安でした。だけどヒールが太く、安定感はバッチリ。ソールもしっかりしていて、練習しているうちに足になじんできました。
元ハイーニャのシューズなんだから、私も彼女と同じくらい踊れるはず! といった妙な自信もつきました。
「この羽根はプレゼントできないけど、コンテストの日には貸してあげるよ」と最近では、すっかり品薄になってしまったコックテールの頭飾りの羽根も貸してくれました。
そんな彼女の好意に支えられて、私は3位のミス・シンパチアに入賞することができました。
それから5年間。どれほどの練習やイベントにこのシューズを使ったことでしょう。ソールが割れて、靴屋さんに修理に5、6回持って行きました。とある靴屋さんでは、「もうこのシューズは、傷み過ぎて、直せないよ」と返されてしまいました。
色も以前はゴールドだったのに、最近では黒かと思うほど、あせてきています。
それでも靴底の素材を総取り替えして、今でも愛用しており、とあるサンバレッスンでは毎週使っています。
新しいモデルのピカピカのサンバシューズも魅力的ではあります。
でも、表面も底もボロボロになっても、サンバのパートナーとして持ち続けているシューズには、新しいシューズには絶対にない「年季の輝き」があります。
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突然の投稿にも関わらず、最後までお読み頂き有難うございました。