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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

リオの火災と沖縄サンバカーニバル

2011-02-15 | サンバ
 リオのサンバチーム3チームのバハカン(作業場)の大火災。昨年2位だったグランジ・ヒオの作業場は全焼し、被害は3チームで最もひどく、1年がかりで作った3,000人分の衣装と7台の山車が燃えてしまいました。
 何とひどい惨事でしょう。日本の知り合いからは、私は大丈夫か、と案じてくれる人もいました。
 これほどの規模の被害はあまりありませんが、カーニバル前の惨事というのは、実はよくあることです。

 例えば、サンパウロのサンバチーム、ペルーシでも数年前、作業場で火災が起こり、山車が1台全焼してしまいました。それでも、このチームはいつも通りのパレードをやり遂げました。

 今年はサンパウロ市内では、例年に増して雨が多く、サントスFC応援団の我がサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンも1月23日、大雨に見舞われ、水が2メートルの高さにまで来て、4アーラ(グループ)の衣装や、これから使う素材が水浸しになりました。楽器は保管場所から流れ出て、練習場中に浮いていたというのですから、ひどい惨事です。

 同じスーパーリーグに所属するサンバチームが、ライバルチームであっても、材料を提供してくれました。
 もう一つ、我々が参加しているチーム、モシダージ・アレグレも作業場が洪水で、80センチ浸水しました。
 それでも、みんなカーニバルの準備を黙々と続けています。

 私たちの沖縄サンバカーニバルも那覇在住の心ないサンバ関係者により、大きな被害を受けています。火事や水害のように、目には見えませんが、妨害は現在も続いています。しかし、どんな被害があろうとも、カーニバルには、それを跳ね返す力があります。

 火災の被害にあったリオのチーム、ポルテーラのメンバーが言っていました。
「火事にあっても、ポルテーラは、それ以上の力をもっています」

 11年目に入る私たちオ・ペイシの「沖縄サンバカーニバル」も、どんな妨害にも負けない力を秘めています。

(写真は、リオのサンバチーム「イーリャ」の作業場の火災で全焼した山車)

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