ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/23日 奥三河の宇連山と棚山の尾根歩き その3:素晴らしい眺めの待つ宇連山の山頂に着くまで

2013-11-29 06:46:40 | 草花
前記事で恵那山が見えたときに”ラストワンチャンス”という言葉を不用意に使ってしまいましたが、それは正確な表現ではありませんでした。
稜線歩きをしていますので恵那山を見る機会は何度かあったはずです。
それが印象に残っていなかった原因は、立ち木が邪魔をして、そちらの方角を見る気持ちにはならなかったというところだったようです。


恵那山と三河の山 ↓

あの”ラストワンチャンス”以後はたまに恵那山が見えたとしても精々こんなところでしたね。これは少々乱暴な話ですが、仮に山岳景観を得ることだけを考えると、一つの山の東西南北の4方面に展望スポットを設けて周りの樹木を切り払えばことは足りますね。
自然破壊に繋がるという見方は強いはずですが、山岳景観というものの貴重性も人間にとって大切な財産かもしれません。
植林しても放置してある現状を考えると、どちらが自然破壊なのか、微妙な気持ちになります。



一本だけ黄葉 ↓

これはカエデの仲間のようですが、紅くはならずにこのまま落葉するのではないでしょうか。
一本の樹の色変わりのパターンも千差万別のようです。



蜂の巣の残骸 ↓

道端に蜂の巣の残骸がありました。おそらくこの地方で"へぼ"と呼ばれるクロスズメバチの巣が取られたのでしょうね。この季節ですと”へぼ飯”(蜂の子入りご飯)は大ご馳走になりますから。



海老峠 ↓

この稜線を跨いで東西に伸びた道は今は廃れて通行できませんが、歌舞伎役者の海老様は徐々に復活してくるようですね。



木段の道 ↓

時にはこんな親切な手当てもしてくれてあります。



見上げて赤と青 ↓

今回の上天気で、紅葉も映えます。



ヤブコウジ ↓

これもめでたい姿でしたね。
♪藪ら柑子の藪柑子パイポパイポ パイポのシューリンガン・・・・・♪長久命の長助さんの頼りにした植物でしたか。



宮標石 ↓

この稜線では数多くこの標石を見ます。宮標石とは御料局三角点の標石のことです。
”宮”という字をデフォルメした刻印がありますが、判っていただけますか。



キッコウハグマ ↓

キッコウハグマの花は終わり今は種を飛ばす段階の終息期になっています。



山頂直下の登り ↓

長い稜線歩きは、山頂直下の最後の部分に差し掛かりました。高みに近付き、あたりは明るさが増してきたように感じます。



宇連山山頂 ↓

標高929m二等三角点のある山頂に付きました。トンネルの手前のところから歩き始めて3時間20分経ちました。大変調和の取れたペースで歩いてきたと思いましたね。



富士山 ↓

山頂に来て真っ先に探すものは当然富士山ですね。目当ての”その山”は眼前にありました。
頂上部分しか見えないのが残念ですが、およそ120km先にあるものが見通せるということですからこの日の空はまず澄んでいる部類に入れても良いといえます。



南アルプスの高嶺 ↓

白銀に覆われた甲斐の白峰と塩見岳が見えています。その手前に今夏小生が頂を踏んだ奥茶臼岳も割り込んでいます。
コメント (6)
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