ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

身近に見る秋のもの

2015-10-26 11:33:07 | 草花
ここのところ朝の気温が下がってきて、秋の深まりを実感しています。
暦の霜降は24日でしたが、霜の降りるのは、まだ早すぎますね。
我が家では、いつ炬燵を出そうかといったところですが、皆様のところでは如何でしょうか。

身近なところにも季節を感じさせてくれるものが、たくさんありました。
そんなものをいくつか並べてみます。
変な形の柿たち ↓





柿の実の間引き(摘果)をやったつもりでしたが、それが手抜かりしていて、随分混み合っていて、出来た実は小粒のものでした。
中にはこんな奇妙な形をしたものもあります。 それ以外の実は渋抜きをしていますが、うまくできるかどうか。



(タイワン?)ミセバヤ ↓

近所の家から頂いた株ですが、花が咲き始めてきました。


その二日後の姿です。



ツメレンゲ ↓

もう少しで下から咲きあがってきそうです。



センリョウ ↓

センリョウはすっかり色づいていますが、・・・・・・



マンリョウ ↓

マンリョウが色づくのはまだまだ先のようです。



ナンテン ↓

ナンテンの色づきもこれではまだ”難点あり”、です。もう少し深く色づくはずですね。



オンシジウム ↓

こういうよその国から来た種類は、勝手な時期に咲いてきますね。



ノボタン ↓

これも最近購入した鉢ものですが、一斉に咲いてこないで、気まぐれにぽつぽつと咲いてくるように感じています。


このほかにヤマラッキョウは未だ蕾ですし、仏花として植えてあるキク科の花たちも今は蕾で、満を持している気配です。
里芋もそろそろ掘りあげる時期に来ているのではないでしょうか。
生垣のマキの木も、刈り込みを入れても良い季節になってきているのでしょうね。

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10/15日 猿投(さなげ)山周回 その4:車道歩きから球状花崗岩(国の天然記念物)まで

2015-10-26 07:11:57 | 草花
長く感じた車道歩きでしたが、実はこの道を、同じ向きで歩いたことが以前に一度ありました。
その時は、西側の車道の入り口から入って、山の中腹の道を歩き通して、東側の猿投神社まで抜けたものでしたが、およそ8km弱の道のりで、途中で真っ暗になったものでした。
その時に比べれば、半分の道のりでしかなくて、しかもまだ午前中のことで、時間はたっぷりとあります。

おまけに車道沿いには、以外にたくさんの草花が出てきています。好奇心を精一杯働かせて、ゆっくり歩いていくことにします。

ヤクシソウ ↓

こういう場所には出てこないと思っていたのに、出てきてしまいました。
車道を作る以前にあった植生なのでしょうね。



イタドリ ↓

花が終わって、うちわ型の種ができていました。



コアジサイ ↓

これももちろん種の姿でした。



蜂地獄 ↓

蟻地獄ではなくて、蜂の仕掛けで、主にスズメバチ捕獲でしょうね。
川岸が開けているようでしたので、川のところに行ったら、この仕掛けがありました。



ウツギ ↓

その仕掛けのそばで、スズメバチを刺激しないように、気を付けながら撮りました。



ハダカホオズキ ↓

いろんな植物にもたれかかりながら、大きく育っていました。



アオキ ↓

ハダカホウズキや、ほかのものと、持ちつ持たれつ・・・・一緒にありました。



オトコエシ ↓

川岸で、花の行き着いた姿を見せていました。



ナギナタコウジュ ↓

これも川岸で見ました。



セイタカアワダチソウ ↓

ススキのない場所では、まだ、群生を保っていられるようです。



ヒメジソ ↓

川岸の、水に一番近いところで、この小さな花を見ました。



メナモミ ↓

これも、ヒメジソの近くで見ました。このあと、川岸を離れて、車道歩きに戻ります。



竹藪 ↓

車道沿いで大変まばらですが、竹藪を見ました。もう手入れはされなくなって久しい感じがします。



球状花崗岩への道 ↓

車道上に、国の天然記念物である、球状花崗岩の案内看板が出てきました。
そこに立ち寄りながら、山頂を目指すことにします。



天然記念物の菊石 ↓

球状花崗岩を別名「菊石」とも言います。これは、花崗岩の岩盤内に、同じく、花崗岩の結晶が黒っぽく菊の花弁状に配置されることによります。
金網で隔離されているので、この写真からでは、そのことを確認しづらいですね。
昭和6年に、国の天然記念物の指定をされています。

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10/15日 猿投(さなげ)山周回 その3:意外と長くて、登りの傾斜もあった車道歩き

2015-10-25 07:18:12 | 草花
一旦、尾根から下って車道に出て、そこからいつもとは逆向きですが、車道を使って山を登り返しています。
しかしこの道のりは意外に長くて、あとから記録を整理してみると、途中で寄り道したこともありますが、一時間半もかかってしまいました。

今回は車道沿いの草花の模様をレポートいたします。

シラヤマギク ↓

花びらの間引かれたシラヤマギクの花が出てきました。葉に触ると著しいザラザラ感があります。



アザミ ↓

このアザミも何度も見た花でした。スズカアザミでしょうか。



テンナンショウ属 ↓

ここではまだ実が赤らんではいません。



車道歩き ↓

道はアスファルト舗装、片側は山の斜面で、反対側にはガードレールと広瀬川があります。
こういう道をずっと遡っていきます。



水神様 ↓

時として水神様の祀ってある場所もあります。



野菊 ↓

この菊にもたくさん出会いました。詳しい種類はよくわかりません。(むしろ解ろうともしません。)



ムラサキシキブ ↓

枝の先のほうに実がついていますが付き方は貧相なものです。きっと日光の不足ではないでしょうか。



アキノキリンソウ ↓

秋が深まるとキク科は強いですね。鮮やかな色で咲いています。



ヤマアジサイ ↓

花が終わっても、それなりの姿を見せてくれています。



広沢の大滝 ↓

小さな流れなのに、なかなか大掛かりな滝に見えました。



ヤマハッカ ↓

この山ではこの日初めて見るヤマハッカでした。



渓流 ↓

道路と川の流れの相関関係はおおむねこんなところです。



アサギマダラ ↓

セイタカアワダチソウにアサギマダラが止まっていました。望遠レンズでないのが残念です。
今年初めて見たかもしれません。



アキノタムラソウ ↓

ヤマハッカの次に、今度は、アキノタムラソウに出会います。



水車の片割れ ↓

昔の水車小屋の跡地でしょうね、水車の片割れが草の中に埋もれていました。



アカソ ↓

アカソの花もでてきます。
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深まってきた秋 田園散策を楽しむ(下):明治用水やそれを推進した人、活用した先賢たち

2015-10-24 11:50:27 | 草花
明治用水は、西三河南西部に農業用、工業用の水を供給する用水です。
幕末・明治維新期に、全国に先駆けて測量・開削が行われた近代農業用水だったため、明治という元号を冠する栄誉ある命名がされました。

これを立案したのは都築弥厚(つづきやこう 1765年-1833年)で、それは江戸時代のことでした。
1822年に石川喜平(1788-1862:数学者)の協力を得て用水路の測量に着手し、1826年に測量が完了しました。
翌1827年には開墾計画を『三河国碧海郡新開一件願書』にまとめ、幕府勘定奉行に提出しました。
願書によると、碧海台地が原野のままである理由は用水がないためであるとし、越戸村(現豊田市平戸橋町)で矢作川の水を分水し、台地上に水路を建設するといった計画でありました。
1833年に、幕府は都築の計画を許可したが、残念なことにその年に都築は68歳で病没してしまいます。

これによって計画は頓挫してしまいますが、40年の時を経て伊豫田与八郎1822年-1895年)と岡本兵松(1821年-1903年)によって計画が提出され、その6年後の1879年に工事が始まり、1891年に明治用水は完成しました。

明治用水の通水によって、原野であった碧海台地は一躍沃野に変身することになり、開通後30年ほど経った1924(大正13)年頃には碧海一帯が「日本デンマーク」と呼ばれるようになるわけですが、明治用水をハード面のインフラとすれば、ソフト面のインフラは何だったのでしょうか。

ソフト面のインフラ整備は山崎 延吉(やまざき のぶよし、1873年6月26日 - 1954年7月19日):石川県出身の日本の農政家・教育者、衆議院議員(1期)、貴族院勅選議員。1901年愛知県立農林学校初代校長、帝国農会幹事・・・・の旗振りによるところが絶大だったようです。
彼は愛知県の農業教育活動と農業改善に力を尽くしたそうですが、もちろんそれを実践した農民の力も大したものだったと思います。

今回は散策の途中で、明治用水とゆかりのある場所にも立ち寄ってきました。
アメリカ鈴懸の木 ↓

小学校の校庭で、いつも見るプラタナスとは違う種類を見ました。葉の形が違っていて、そのほかには実が小さく感じました。



ハナミズキ ↓

公園に一本だけ植えられていたハナミズキですが、きれいな実がなっていて、その葉も色づいて来ました。



遊歩道 ↓

遊歩道添いの桜並木が紅葉を始めました。



マートル ↓

ハーブとしても使われるそうですが、小生的にはパス。実も食べられるようですが、これもスルーですね。



大池公園 ↓

街の真ん中に大きな池があり、その周囲を比較的広い歩道が巡っています。これによって市民の早起きウォーキングは盛んだそうでした。



水の環境学習館 ↓

いかめしい名前のミュージアムに立ち寄ります。入口に都築弥厚翁のブロンズが出迎えてくれます。
翁の業績については記事の始めを参照ください。



大きなカボチャ ↓

こんなものもありました。10kgほどですが、存在感はありますね。



宮様 ↓

昨年の11月に皇太子殿下ご夫妻がこちらに来られ、小生たちも野次馬的にお迎えしたのでした。



明治用水会館 ↓

こんな立派な建物が広い敷地を持って建っています。水の環境学習館はこの敷地の一角にあります。



山崎延吉翁 ↓

愛知県立安城農林高等学校の正面にこのブロンズがあります。(翁の業績は記事の始め参照)
1901年に彼がここの初代校長になってやってきたのは、彼が28歳の時でした。若いうちから実力があったようですね。



JRの電車 ↓

帰りは線路沿いに歩きます。暑い一日でしたので、かなり疲れました。夕日を浴びて東海道本線の電車はノスタルジックに見えます。
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10/15日 猿投(さなげ)山周回 その2:びっくりぽん! こんな山でニホンカモシカを見ました。

2015-10-24 07:14:43 | 草花
ニホンカモシカは国の特別天然記念物に指定されていますが、最近は分布域を広げているように感じられます。
食性は植物食のようですから、、時として林業関係者にとっては植林の若芽を食べられたりして、厄介者視されたりしていますが、それ以外では人に襲い掛かってくるわけではないし、つぶらな目も可愛くて、概ね「優しい動物」という見方をされているのではないでしょうか。

生活圏は亜高山帯までの広葉樹林下と記憶していましたが、今回、標高100メートルくらいの、川砂の堆積していた、湿った平地で、腹ばいになっている姿を見ました。

毛色が黒くてつやつやしていたので、初めは「スワッ! 熊!!」と緊張しましたが、違っていたのでほっとしました。
ニホンカモシカは山中で人間に出会うとこちらをじっと見つめている習性があるようで、こちらから近づいていかない限りは
動かないことが多いですね。
お陰で、今回はやや離れてはいましたが、写真撮影をさせてくれる暇がありました。

目印 ↓

痩せ尾根を歩き始めると、ところどころにテープで目印をつけているのに気づきました。
このテープとどこまでお付き合いすることになるのか・・・・。



くびれ ↓

藤の木か何かがらせん状に絡みついた後でしょうか、この木の幹自体がねじれているのではないのに、そんな風に見えてしまいますね。



ちょっとした崖 ↓

稜線が細くなり、そこに岩が出てきました。ちょっとした岩登りをやって行きます。
この山は遠くから見たのっぺりとした山容とは裏腹に、支稜線は痩せていて緊張する場面が時々出てきます。



シダの道 ↓

シダで覆われた斜面もあります。



ネジキ ↓

これはネジキでしょうか、樹肌がねじれています。



踏み跡は明瞭 ↓

踏み跡が明瞭になっていて、これは以前歩いた道だという感じがしています。



広沢城跡 ↓

山中にこんな表示がありました。やはり一度歩いたことのあるところでした。
以前はここで右折しましたが、今回は真っ直ぐ進むことにします。



黄葉 ↓

行く手の木の葉にわずかな色づきが見えています。



尾根を下る ↓

道はやがてどんどん下り始めました。GPSで確かめると90°くらい違う方向で進んでいます。



斜面を急降下 ↓

進む方向が違うので、ついに尾根上の道を捨てて、山斜面に入り込みます。かなり急傾斜ですが構わずどんどん下ると、
山砂の堆積した平らになった沢底に着きました。



アキチョウジ ↓

沢底にはアキチョウジが咲いています。ほかに花がないかと探しながら、下流に向かって歩いていきます。



ニホンカモシカ ↓

目の前に黒い動物!   熊か!? と驚きました。
しかしよく見るとニホンカモシカでした。こんなに黒い毛並みのものもいるのですね。
じっとしていてくれるので、やや離れてはいますが、その場で写真を撮っておいてから、さらに少し近づいて撮ろうと思い、接近したところ、立ち上がって山の木立の中に逃げ込んでしまいました。人間にするとまだ小学校の高学年くらいの個体でした。



車道歩き ↓

沢を下り詰めると、やがて、見覚えのある車道に出ました。
いつもは下りに使う道ですので、今回はこの道を遡って歩くことにしました。



茶の木 ↓

道沿いに茶の花を見ました。



罠 ↓

ここでもイノシシの罠を見ます。



ツリバナ ↓

樹陰のこんな場所でツリバナを見ました。 これはこの木にとっては環境がよくありません。
茶の木といい、この木といい、かつてはこの車道沿いは適当に日当たりの得られる場所だったのでしょうね。
植林によってあたりの景色はガラッと変わるものですね。



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