このところカラダがガタガタで慢性疲労状態。土曜は具合悪くて仕事中もマジで意識もうろう。明くる日曜も朝から不調気味。いやいやいや、今日は待ちに待った岸谷香のライブだ。這ってでも行く!とりあえず午前中はグタ〜〜っとなりながら体力の回復を待つ。そうこうしてるうちにかいぽくんが愛車で迎えにやって来た。ありがとう、かいぽくん!さ、会場のはまなすホールへGO。あっという間に着き、開場まで時間があるので駐車場でまったり。少しずつ少しずつ、ライブ目的のお客さんが集まって来る。リュック背負ったいかにも遠くから遠征してきたらしいファンもちらほら。でもこの人達、どうやってここまで来たんだろ。BRTかな。あ、BRTっていうのは鉄道の代行バス。この辺の鉄道は線路が津波でやられちゃったからね。さて、開演までもうすぐだ。はまなすホールへと入る。お席、ご案内しましょうか?と会場係の人。俺らの席はずっと上。ちょうどPA卓の前だな。えーっと席の番号は?と、かいぽくんと席番確認してたら、PA卓から「どうもー!」って声かけられた。顔を上げるとそこにいたのはなんと!先のアダルトロックショーでも音響担当してたO君!マジすか!?いや大役だねー!家に帰ってからうちの奥さんに話したら、奥さんもO君を知ってた。以前、劇団の公演で音響を担当してもらったらしい。また前置きが長くなってしまったけど、ステージを見やると真ん中にグランドピアノが置かれ、向かって右手にはギターが。そう今回は岸谷香一人による弾き語りライブだ。さあ、いよいよ開演。懐かしいプリプリの曲をピアノを弾きながら歌い始める岸谷香。昔俺、プリプリと言えばアイドル系女子バンド的な軽いイメージを勝手に抱いてたけど、ライブが進むにつれて岸谷香の力量をまざまざと見せつけられることになる。もう予想してた以上にしっかりと唄える人だったし、しっとりと時にはパワフルにピアノを、またアコギを繊細につま弾いたかと思えば豪快にロックンロール。岸谷香が過去から現在まで創り出した曲はどれもが聴く者の心をグッと掴む強さを持ち、しかも聴衆を全く飽きさせないトーク。たった一人で会場全体を虜にしてしまうその力にただただ感嘆。プロ意識の高さもスンゴイなっ。ひたすら感心しまくる俺。この人、やっぱ天才だわ。それとね、岸谷香を見てて、優しさと強さをすごーく感じた。こういう素敵な年齢の重ね方した女性って好きだなー。帰りの車中、俺とかいぽくん「よがったねー」「よがったねー」連発。なんかね、311のあの日からもう5年以上経つけど、みんな元の生活を取り戻すんだと一生懸命頑張ってきたけど、まだまだ復興の出口が見えず疲弊感を感じてるのが正直なとこ。でも、今回ライブで元気もらえた。マジで力湧いた。岸谷香さん、こんな遠くまで足を運んで頂いてありがとうございました。いやホントよがったでば!