前にも書いていますけど、若い頃からいろんな趣味を経験して本を本棚にしまうようにストックし、老後はいろいろ楽しもうとたくさんの事をしてきました。
それでも体力の衰えなどで劣化してしまう趣味もあります。
日本アルプスでテントを担いで数日の縦走とか冬山などはもう根性無し。
岩場も足腰が弱っているので自信なし。
でも、これ若い頃やっておいて良かったと思います。
できなくなった趣味でも結果的に出来る時にやっておいたのは正解です。
スキーやダイビングももうきつい。
カヌーも一人で行くのは面倒。
スポーツ系の趣味は、やりたい時にやるべきです。
読書も次第に目が衰えたり根気が無くなるのでしだいにきつくなってきます。
電子書籍は文字が大きく出来るところが救いです。
星を見たり鳥を見たりも目が悪くなるので厳しくなってきます。
私はモデルガン(これは弾の出ないものを言います)だけでなくガスガンとかエアーガンも好きですけど、これらもやはり視力が落ちると面白くなくなってきます。
いろんなジャンルの模型、ドールの衣装まで作りましたが、目が悪くなり、手先が不器用になったら厳しい。
少し前、手のひらに乗るラジコンのヘリコプターに凝って部屋で飛ばして喜んでいましたけど、おもちゃにもなかなか集中できなくなります。
根気、気力、新しいものへの興味などが退化していく中でどんな趣味が残るのでしょう。
詩は昔からの趣味、俳句や短歌は自己流ですけどこれらは最後まで残りそうです。
入院しても寝たきりになってもできます。
たとえば詩だと、入院して、
「 点滴 」
病室の白い天井を見ている。
時々点滴のボトルと点滴の速度を調整する小さいカプセルを見る。
ポタリ、ポタリ、命の充電。
点滴を吊るしている棒を押しながら病院の廊下を歩くのに興味があったのでやってみる。
いかにも病人。
あまり面白いものでは無かった。
またベッドに寝転んでボトルを見る。
そろそろ液が少なくなってきた。
ナースコールを探す。
俳句だと
点滴の 残り気になる 冬近し
短歌だと
ビニールの 管でつながれ 横たわる 白ばかりなり この部屋の中
入院していた時を思い出して即興で作ってみました。
ダイビングをやっていた頃は自分で撮った水中写真に俳句をつけていました。
写真と俳句や短歌のコラボレーション。
これなんかお勧めです。
また、記公では写生が流行っています。
以前に比べて明らかにやっている人が増えて、色んなところで膝の上にスケッチブックを置いて描いていたりイーゼルを立てたりしている人がいます。
グループの人も多いです。
写真を撮る人や団体も増えています。
写真や絵は体力が衰えても大丈夫なのでこのあたりもねらい目です。
またこれも 出来なくなったと なげくより これも出来ると 思いたいもの
by ぶたころ