自民総裁選、安倍前首相が高市氏支援の意向 9/4(土) 11:50
9月4日現在
【立候補表明】
岸田文雄・前政調会長(64)
河野太郎行政・規制改革相(58)
【立候補画策中】
高市早苗・前総務相(60)
野田聖子・幹事長代行(61)
【状況は不明】
石破茂・元幹事長(64)
自民党総裁選挙の方法を整理してみよう。
今回の総裁選は、総裁公選規程による総裁選挙である。
党所属国会議員20人により推薦された党所属国会議員のみが、総裁候補になることができる。
①国会議員は1人1票とし、投票所に直接投票する。
②党員・党友票は、党所属国会議員と同数の票を各候補ごとにドント式で分配される。
当選者は国会議員票と党員投票の算定票を合計して、過半数の得票を得た者となる。
過半数を得た者がいない場合は得票数の上位2名により党所属国会議員と都道府県連代表票(各都道府県ごとに決選投票進出者のうち票数の多いものに1票とする。合計47票)による決選投票を行い、得票数の多かった者を当選者とする。
【現在の国会議員数】
衆議院276、参議院109→計385
1回目→①385、②385→過半数386
決戦投票→①385、②47→過半数217
候補者が多いほど、決戦投票になりやすい。
もし決戦投票になると党員・党友が反映されにくい。
例え党員・党友票がすべて一方に集まっても、もう一方が国会議員の57%の票を得れば当選する。
したがって、総裁選挙の候補者が増えれば、決戦投票になる可能性が高くなり、党員・党友にまったく支持されなくても、国会議員の票を確保すれば当選することができる。
自民党の総裁が内閣総理大臣になる現在の日本では、
極論すれば、国会議員217名の支持で自民党総裁、ひいては内閣総理大臣を決めることができる。
現実には有り得ないが、少し怖い気がした。