@051【おおきなふくは】
「おおきなふくは」は秋の七草の覚え方である。
「せり、なずな、ごきょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」は春の七草で語呂もよくすぐに覚えたが、秋の七草はなかなか覚えられなかった。
そんなとき、この言葉を知った。
あ…おばな(尾花)(すすき)
お…おみなえし(女郎花)
き…ききょう(桔梗)
な…なでしこ(撫子)
ふ…ふじばかま(藤袴)
く…くず(葛)
は…はぎ(萩)
しかし、これもなかなか覚えられなかった。そこで考えたのは次の作戦。
このことを、他の人に説明するのだ。
説明することで、何度も記憶をよみがえらせる。何人にか説明すると、自分自身はしっかり覚えてしまった。(説明された人はわからないが。)
このことを子どもの学習に利用できないか考えてみた。
子どもが学校から帰ったら、「学校どうだった?」と聞いてみる。
子どもが答えてくれたら第1関門突破。
学校の様子が分かってくる。
「算数どんなこと勉強しているの?」
子どもが答えてくれたら、「お母さんの時とちょっと違うわね。教えてくれて、ありがとう」
これも繰り返し答えてくれたら第2関門突破。
聞いてあげる時間が必要だが、これを続けることができれば、子どもはお母さんに算数を教えるために授業に集中し、説明するために自分の中で整理する。
学習した内容が定着する。
低学年の時は、学習する内容も具体的で理解しやすく、お母さんに話すことへの抵抗も少ない。更に、低学年が学習する内容は以後学習する内容の基礎になっている。(繰り上がり繰り下がりのある計算や九九など)
第1関門は、保育園や幼稚園の時にも可能であろう。
(2021/9/12)