√(n^2+k)が自然数となる整数nが存在するような自然数kの条件を求めよ。
√(n^2+k)=mとする。
m>0, k>0かつm>n
m+n≧2, m-n≧1→k≧2
m^2-n^2=k
(m+n)(m-n)=k
(m+n)-(m-n)=2nだから、
m+nとm-nの奇偶は一致する。
m+n,m-nともに奇数→kも奇数
m+n,m-nともに偶数→m+n=2p,m-n=2q
p>qより、p,q共に1でない。pq>1
よって、k>4
したがって、
k≡2 (mod 4)のとき、解が存在せず、
奇数または4より大きい4の倍数のときは解が存在する。
【平方数の差は
奇数または4より大きい4の倍数】
【例】
√(n^2+2021)
(m+n)(m-n)=2021=43×47
(m+n,m-n)=(2021,1)(47,43)
n=1010,2
√(n^2+2023)
(m+n)(m-n)=2023=7×17^2
(m+n,m-n)=(2023,1)(289,7)(119,17)
n=1011,141,51
√(n^2+2024)
(m+n)(m-n)=2024
m+n=2p,m-n=2qとする。
p>qで、n=p-q
pq=506=2×11×23
(p,q)=(506,1)(253,2)(46,11)(23,22)
n=505,251,35,1
√(n^2+2022)
(m+n)(m-n)=2022≡2 (mod 4)
解なし
【解nの個数】
kが4の倍数のとき、p=k/4
kが奇数のとき、p=k
p=Πp[i]^t[i]とし、M=Π(t[i]+1)とする。
〈Mはpの約数の個数〉
解nの個数は、
M=2t[偶数]→t個
M=2t+1[奇数]→t個
t=[{M-{1+(-1)^(M-1)}/2}/2]
=[{2M-1-(-1)^(M-1)}/4]個
(ガウス記号)
(2022/8/26)
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