キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

好きな曲を吹くこと

2016年06月20日 12時07分10秒 | アルトサックス
最近、ふと思ったこと。



それは、



実は、自分で好きな曲と好きだと思っている曲って違っている気が。

どういうことかというと、、。


たとえば、「この曲が吹けると自慢できるのではないか。」

もしくは、「この曲が吹けると上達したことが実感できるのではないか。」

といった自分自身の思惑が絡んでいることとか。


でも、実際、たとえ少しでも練習しても、そういった曲は単なる思惑だけでなんとかなるわけでなく、意外と難易度があったりして吹けるようになるのは時間が掛かったりする。もしくは練習しても吹けるようにならなかったりする。

ところが、そこが落とし穴で、「練習しても吹けない。」←「単に練習不足だ!」もしくは、「好きな曲だからいつかは吹けるようになる。」と、思い込むようになる。

がしかし、、、吹けない。(汗)

そして、「好きな曲なのに、練習しても吹けない」→ 結果、「やはり才能が無いから諦める。」という悪循環に。

自分もそういった回路を巡回してきて、それがいわゆる落ち込みに進化してしまう。

すると「練習しなくなる。」という、さらに最悪の事態に。



ただ、そういう時の神のお告げがある!

それが、「たまには練習も休んだほうがいい。」
   
    「しばらく離れた方が次の活力に繋がる。」

おぉ!なんということでしょう。


すると練習は休みがちになり、他にやることができるとそっちをやり、いつのまにか楽器の練習はやらなくなる。
一日経ち、二日経ち、三日たち、、、一週間経ち、、、そして一ヶ月が経過~。本人の気が付かない内に練習を休むはずが楽器を止めてしまった状態と同じに変化しまう。でも本人はやめるつもりは毛頭ないから始末が悪い。
もう「やめる。」という見切りがないまま、単純に練習をやっていない状態が続くのだから。

で、何が言いたいかというと、(単に自分に言っているだけ?苦笑)

「もう一度、楽器を吹く、もしくは練習する情熱を持たないといけない!」と。

そして考えること、数時間。

やっぱ、上達を気にすることなく、楽器を始めた頃みたいに、できてもできなくても、「好きな曲」を吹いてみよう!と。

別に吹けなくてもいい。

少し吹けるだけでもいい。

好きな曲を、好きなメロディを、好きなだけ音出して、楽しもう!

どんな音でも楽しく感じて、こんな吹き方じゃダメとか思わず、、。

誰にも聴かせなくてもいい。

自分が聴ければいい。

こんな良い音をひとりじめできる快感に酔いしれよう!



と、ちょっと我に返るー。



で、でも、本当に好きな曲はできてもできなくても吹いていて楽しいはず。
できないから挫折するとか、才能ないとか、考える余地なし!

たぶん楽器を始めた頃は、そう思っていたはず。

でも同時にこう思っていたはず。

「練習を重ねれば、きっと上手く、自慢できる演奏ができるような未来が来るはず。」

実際には10年経っても未来は来なかった。



楽器を始めて10年以上が経過。
たしかに思ったほど上達はしなかったけど、毎日吹く環境があり、好きな曲のメロディをなぞることができる。
実際に音を出して、自分の思った通りにならなくても、好きな曲のいメロディを歌ってみると、やっぱり自分はこの曲が好きなんだと実感できる。こうやって好きな曲を楽しむのもいいのではないか。

そんなわけで自分でも「吹けるようになりたい曲」と、「吹くのが楽しい曲」の両方からこれからは攻めていきたい。


あの一流野球選手も仰っていました。

「どんなに人に笑われても、自分の信念を貫き、自分の好きなことをやり続けること。」

自分の感動する好きな曲がある限り、自分は楽器をやめないと思った。
そしてこれからは、もっと、もっと、もっと好きな曲を吹きたい。

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