リラクゼーションのときに、隣の公園から小さな子どものキャアーという声と鳴き声が聞こえて来ます。
ブウブウと車の音。
センターの中のひとの話し声。
リラクゼーションは、静寂な中で行い、心をしずめる、というワケにはなかなかいきません。
床にじっと横になり、その日動かしたり、伸ばしたりと緊張を与えた身体の部位を意識し、緊張の名残を感じながら、刺激が消えるのを待ちます。
周囲のものおとに抵抗するのではなく、耳に聞こえるすべてを聞くこと。
ああ、子どもの声だな、
車の音だな、
ひとが話しているな、と。
そうするとゆっくりと自分の内側に静寂が広がり、周囲と自己の内部にみっちりとカーテンが引かれたようになるのです。