へびは、脱皮と再生をくり返して生きていきます。
東京の下町にもかつてはへびが生息していましたし、
多摩川付近には、いまでもたまに見かけます。
多摩川支流の丸子川を大きな白いへびが踊るように泳いでいるのを見たことがあります。
通行人がおもわずおぅ、と声をあげて自転車を止め、眺めていました。
へびは、丸子川を下流へと泳いでいきました。
再生はめでたい。
ならば死はどうでしょう?
今年72になる自分は、この世の生を六周したことになります。
この世とあの世を半分こで生きる、というこの四年間のモットーは、この世の魅惑的すぎてか、あっちへ行く頻度をもう少し増やそう、と思う正月であります。