天気がいい休みの日に、散歩がてら買い物に行くことにした。
郊外のショッピングモール。
前回は自転車で30分で行けた。(私の住んでいるここも田舎か?)
今回は半分を自転車で行き、残りの距離を徒歩にした。
川沿いをただ進むだけなので迷うことなく行けた。
ショッピングモールは女性に特化したコンセプトで、
一人で来ている女性が多かった。
ヤンキーママ達がいないのがいい。
ハワイアンカフェでロコモコプレートを楽しみ、
服や雑貨を物色して、
カッパさんのいない至福のひとときを堪能した。
とは、言いながらついカッパさんのジャケットをguで買ってしまった。
※このジャケットです。モデルはカッパさんじゃありません、高良健吾です。
カッパさんがいない方が幸せだと思ってしまった罪悪感からだろうか?
あと食材などを買いこむと、結構な量になって、
歩いて帰るのが不安になった。
あーーこういうときに大風呂敷って役に立つよね。
行商人のように全部荷物を背たろうて帰りたい。
休憩もなく店を出て、
まず高速道路に沿って、来た道を川まで歩く。
でも高速道路の下って同じような景色なのね。
この辺かな?と思い曲がってみたら、
いつのまにか川を越えていた。
でも戻るのもめんどうだし、まだ川のそばなので、
そのまま川沿いに進むことにした。
道は住宅街に入っていった。
右手に川が見え隠れするのを確認しながら進む。
住宅は川に沿って建っているようなので、
どんどん進めば大丈夫だと思っていた。
しかし、いつのまにか川は支流になっていたようで、
本流からどんどん離れていくのがわかる。
目印のタワーマンションが意外な方向にあり、
心配になってきた。
そうこうするうちにタワマンも家の影に隠れてしまった。
とにかく川に近づこうとするも、
いつのまにやら民家の私有地に入り込んでしまう始末。
スマホを持っていない私は、とりあえず誰かに道を聞こうと思った。
鼻歌を歌うおばあさんが近づいてきたので訊ねようとしたら、
フィンガーファイブの「学園天国」を歌っていたので、
なんとなく臆してしまい、そのままやり過ごした。
うねうねを続く道を進んでいたら、
突然墓地に出た。
道のアスファルトぎりぎりにお墓が立っている。
すごい光景だ。
その道の向いは、帽子専門店だったり定食屋だったりで、
ちょっとした商店街?
将来的にここのお墓は道路をどんどん浸食していくような気がする。
きっと10年後道路は路地くらいの細さになっていそうだ。
写メを撮ろうと思ったけど、人通りが増えて気が引けた。
これは、どうも駅に近づいてきたらしい。
自転車は駅の駐輪場に置いてきたので、
それなら大正解だ。
さらに少し進むと、聞き覚えのある電車のメロディが聞こえてきた。
やったぁー。
いや、待て。隣の駅の可能性もある。
だってずいぶん左にそれてしまった気がしたから。
荷物を持ち直して、急いだ。
ふいに「鳥貴族」が現れた。
よかった。駐輪場の近くの鳥貴族だ。
ぜんぜん遠回りしてなかった。むしろ近道?なくらい。
ま、結果オーライだったけど、私は心に誓ったよ。
来年は絶対にスマホを買おうとねっ!!