私は本が好きで、よく図書館に本を借りに行く。
でもね、
借りたい本のある場所がわからない。
小説なんかは作家が「あいうえお順」で並んでいるので、
まだ探しやすい。
でも小説と言えども棚をまたいでしまうと、続きの棚が見当たらない。
後ろの棚でもなけりゃ、隣の棚でもない。
おーい、林真理子の続きどこ行ったーー??
ってな感じでくるくる棚の周りをまわる。
そして、大概は意外な場所の棚にある。
たぶん、他の人にとっては意外な場所ではないんだろうけど。
私は脳の思考が独特なのでね。私には意外な場所なんだ。
そして小説ではなく自己啓発本や旅行やグルメのガイド本などは、
図書館に設置されている検索システムを利用する。
でも、これも曲者で・・・。
棚の場所や記号を教えてくれるんだけど、
まず棚の場所がわからない。
「7」とか「B913」とか何?
「7」の棚がないんだけど・・・。
え、社会科学?
なに?なに?
「言論の自由」とか「戦後改革」とかの、そんな棚にあるわけ?
もう、ほんとうにわかんないの。
結局、何やらわからなくて、目ぼしい棚の背表紙を一冊ずつ確認するんだけど、
目も疲れるし中腰の姿勢で腰も疲れる。
何度か検索の端末機に戻ったり、メモを確認したりして、
ようやく本にたどり着く。
本を探すのにこんなに苦労するのって私だけなのかな・・・?
たぶん合理的に陳列してあるんだろうけど、
司書じゃない私はほんと迷走するだけなんだわ。
こう言うときにAIロボットが活躍するんじゃないかな。
ペッパー君だかアッパー君だかが、
お目当ての本の場所まで連れて行ってくれないかな。
もしかしたら、依頼人がメタボな人だと認識すれば、
あえて室内をくるくる回って遠回りさせて、
本の場所まで案内するとか、
ちょっとした健康管理までしてくれたら、なお結構。
じゃ、最初から自分で探せよって話だよね。
私なんかも「このオバサン、頭使わせなきゃダメだ」と認知したら、
「ゴジブンデサガシナサイ」って突き放されるかもだ。
いらないよ、アッパー君。
皆の前でそんな屈辱を受けるんだったら、いらないよ。
自分で探す。
自分で探すけども、もうちょっと本棚は親切な表示にしてくれないかな。
なんか司書の人たちってコミュ力(コミュニケーション能力)が低そうなんだよね。
※勝手な私見です。
気軽に話しかけられないオーラがある。
あんなオーラ、私には出せないな。
いや、私がコミュ力高いって言うより、低く見られるんだよね。
こいつならイケる、ってなもんだね。
実際そうだけどね。おっちょこちょいのオーラまとってるからね。
逆に「本当に質問に答えられるのか?」と言う不安を引き出すけどね。
もうちょっとお高くとまった方がいいかもね。
そんなことはさておき、
わがまま言わせてもらうなら、
銀行のフロアレディくらいに気を利かせてほしい。
フロアレディはすごいよ。
ほんの少し目を泳がせただけで、さっと飛んでくる。
彼女の言うがままに番号札を取って、用意してくれた用紙に記入するだけだ。
若干、介護されている感はぬぐえないけどね。
図書館では手厚く介護されたい。
でも、おせっかいなフロアレディなら、
「あ、その本はお客様向きではないですよ」とか、
「犯人は意外な人物です、身近な人なんです」なんて、ほぼネタバレを
披露しちゃうかもだね。
うんうん、ま、それでもいい。
とにかく図書館にフロアレディを置いてほしい。
なんなら時給900円で私が働いてやってもいい。
本好きの私には持って来いの仕事だ。ぜひっ!!