光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

飽富神社の御田植神事①-昔ながらの神事に感動

2024年04月17日 | 日記

 真夏のような気温になった4/14(日)袖ケ浦市の飽富神社(あきとみじんじゃ)で行われた御田植神事をツレと撮影してきました。この御田植神事は稲の豊作を祈る神事で、毎年田植が始まる4月上旬に開催されます。今年は4/14に行われました。そして神事の内容は、境内に立てられた掲示板の説明からの引用です。

 当日は氏子総代が刈ってきた葭(よし)と楢(なら)の小枝を、住人の女性たちが苗結びに仕立てます。数は700本と言われていますが現在はもっと少ない様です。その葭苗を神前に供えます。

 関係者一同が祈願の後、稲籠に入れた葭苗を鳥居の間に運び、すげ笠にたすき姿の「早乙女」が石段下に集まった氏子たちに向かって、この葭苗を投げると言う神事です。氏子はこの葭苗を田植まで神棚に供え、田植の時に水口に立てて豊作を祈願します。

 私たちが行ったのは午前9時半頃ですが、本殿前では飯富婦人部の方たちが葭苗作りの真っ最中でした。横の桜も満開です。

 その頃になると早乙女役の女の子も飽富神社に到着。今年小学生1年生になるそうです。付き添いのお母さんが背が大きくなって、去年の着物では間に合わないんですよと嘆いていました。

 その後女の子と御家族は新聞社の取材を受けていましたが、一段落すると葭苗作りの婦人部や役員たちに挨拶をしていました。

 葭苗作りが終わる迄、早乙女役の女の子は、妹と境内で遊んでいました。でも緊張しているようで、時々鳥居の前で葭苗を投げる練習をしていました。

 午前10時位になると葭苗作りも終了し、関係者が社殿の中に入りました。八剱八幡神社の宮司により神事が執り行われ、関係者一同が10時15分頃に社殿を出て鳥居の方に向かいました。いよいよ葭苗投げが始まります。