2023年1月2日、早朝富津港で行われる「船祝」を見に行こうと午前8時半頃、ツレと木更津の自宅を出発しました。お正月のせいか道は空いていて、車で1時間位で富津港に着きました。普通ならばこの位の時間になると子供たちや大人が、たも網等を持って漁船の周りをたむろしているのですが、この日は閑散としていました。
その時丁度良く知り合いの漁師さんに出会いました。この方とは2021年と2022年の2度連続で船祝の時お会いして、今年も船祝は中止ですと話を聞いた方でした。3度目の正直で、船祝の事を聞いて見ると、新型コロナのせいで今年も中止との事でした。ガッカリしたのですが、気を取り直して、この漁師さんと持ち船をもう一度撮影させてもらいました。
その後は船祝がないので、富津港をツレと見て周りました。漁船に人影は見えませんが、大漁旗等で船が飾られ注連縄やお神酒が供えられていました。
船祝は毎年1月2日に、新年の豊漁と安全を祈願する伝統行事。富津港でしか見られない漁村の風物詩です。写真を撮っている私たちの所に他府県ナンバーの車が寄って来て、船祝は中止ですかと聞いてきました。漁師さんの話では中止のようですと、答えておきました。
富津岬の方向には、山頂付近に雲のかかった富士山が見えました。その左側にはひょうたん島の様な第一海堡が波を受けて静かに佇んでいました。また富津港の漁船には大きな羽音を立てて、アオサギが飛んできていました。まだ時間が早いので、近くの下洲漁港に寄って見る事にしました。