21日の風景

２週間ちょっと、風の山も余り変化はない。ラッキョウより草の方が元気だったラッキョウ畑。帰るたびに少しずつ草引きしてやっとラッキョウが元気になった。昔から畑の隅などで作っていたラッキョウ。
ヤマラッキョウとの区別が付かないが私たちはこれを漬けて食べている。
ユリ科ネギ属図鑑では白い花も紹介されているが私は見たことがない。


子どもの頃から家の裏にあったひとかたまりのツワブキ。増えも減りもせず。
海辺に生える植物。多分海辺の町から嫁いだ曾祖母が植えたのではないかと勝手に思っている。これは母がそれを株分けして発泡スチロールに植えてよく見える庭に置いてある。もう花が咲いていた。キク科ツワブキ属
フキと同じようにキャラブキなどにすると書かれているが、この庭のツワブキは一度も食べたことがない。


お昼ご飯を食べていつもの裏山に登ってみた。今年はチャボホトトギスの花を見ることが出来なかった。何度も丁寧に草を刈り取られて地面にへばりつくように生えているチャボもしっかり刈り取られて少なくなっていた。でも実を結んでいると言うことは花が咲いていたのだろう。



普段ならセンブリも咲いているはずだけど、何度も刈られて背丈も伸びてない。それでも健気に短い草丈のさきに蕾をつけていた。刈り取らないときは５０センチくらいにはなって沢山白い花をつける。リンドウ科センブリ属　日当たりの良い場所を好むらしいが此処は植林をして日陰になっている場所。チャボやコクラン等と共に生えているがそのうち消えるだろうか。


違う場所で見かけたガマズミ。別の木が混じっているかと思うような果実。チュウエイだと思うがガマズミでは初めて見た。昆虫が産卵寄生したために異常発育したものとの説明がある。イスノキのチュウエイは父が拾ってきて昔風が吹くと音がするので不思議に思ったらチュウエイだったと教えてくれた。風の山にもあるが私は聞いたことがない。

父のいない風の山。墓前に酒はいらないと言われているのに、供えずにはいられない。