風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

旬のもの

2008-03-16 | 花日記
娘に荷物を送るついでに何かほしい野菜はある?と聞いたら「旬の野菜でも入れちょいて」と言うので「トマト?キュウリ?ナス?」『それって旬?』
旬やなかったねえ。。。

「あんまりたくさん入れても冷蔵庫が小さいし食べきれんと腐らすからよけはいらんぜ」野菜も神戸でもたくさん売っているだろうと思いながらも、あれこれ細々入れる。
朝の便で出せば夜には届く。荷物を送るのも随分便利になったと思うのは、子供のころ、阪神方面に住む親せきに荷物を送るとき祖父が苦労して荷造りしていた。そのころは箱に入れても、茶色い紙でちゃんと包んで麻ひもで丁寧に結んで「えぶ」を二か所つけて送っていた。

そして送られてきた荷物は、丁寧に紐をといて、包装の紙も破らないように開けてしわを伸ばして畳んでいた。
「どうするがあ?」と聞いたら『またこれを裏返して包む』との返事。中にはもうすでに裏返して使ってきたものもあった。そういうのは中を包むのに使うとか。

それが当たり前だと思っていたが、時代は過ぎて紐をぱちぱちハサミで切って包装紙をバリバリと破るのを見てこれもありなんだと思った。

そして今あの小包セット?は売られていないだろう。ダンボールや、袋に入れてガムテープでとめる。簡単!そして早く届く。便利な世の中になったものだと言ったら娘に笑われた。

筍と言えば実家あたりでは大きく伸びたのを収穫していたので、5月の連休頃が収穫だった。地面から高く出たのを掘って竹藪で皮を剥いで持って帰り、節の固い所を切り出して大きな羽釜(はがま)でぐつぐつゆでていた。

朝掘ってきたという筍を頂いた。皮付きのままぬかを入れて茹でた。「えぐみ」もなくそのまま食べてもほのかに甘みのある美味しい筍だった。

もうすぐワラビやゼンマイ、イタドリ等山菜が旬になる。
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