竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

22/10/14 終われません

2022年10月14日 22時30分08秒 | 鮎修行
令和4年31戦目。

今日も寒いです。気合いで頑張ります。




現着5時。
今日はドライアンダーの下にフリース、さらに「ヒートX」を履き込んでモコモコ状態。上はパタゴニアのインナー+アクティビストフリース+ウインドブレーカーの重装備で。


6時開始。水温は18度。

最初から天秤仕掛けで毛鉤は八ッ橋
竿は友竿の硬硬調(9m)です。昨日は#1〜#4旧ブランクスでフッキングが悪かったため、取り急ぎ穂先だけハーフソリッド、#2以下ノーマルブランクスに戻しました。
ハーフソリッドは例によってエギングロッドのティップで、張りのある#2との組み合わせで友竿の先調子化を目論んでみました。


6時25分


6時40分


うーん昨日に比べ反応が今一つですね。しかも型が小さいです。さっそく今日はやばそうだなと。3尾釣ったあとはポールポジションを降り、放浪の旅へ。ここはひとつ大物ゲットで決めたいところ…


場所移動の後、最初の竿出し。竿は11m。

トロ場中央で、まずは通常通りの攻め。水深もたっぷりで流速も程よくあります。水もだいぶ澄んで来ていますので、沖にもかなりの鮎がいるはずです。
この八ッ橋で奴は絶対来るはず。11m目一杯伸ばします。
1投目、2投目、アタリなし。水深に合わせて道糸の長さを調節します。

3投目、今度はやや下流に送り気味に流してみます。
8時
沖めの流れに乗り、スッと底を切ったところでズンと重いアタリ。渓流釣りでよくあるアタリです。
グリグリグリグリ首を振っています。時間をかけてゆっくり寄せます。

プリプリの19cm。八ッ橋(白鳳)にて。
もちろん狙ってるのはもう一回り上のサイズなんですけど、今まで痩せたガリガリ君ばかり釣ってましたので、ジャイアン君はそれだけで素直に嬉しいですね。大きいハミ跡がけっこう見えましたんで、もう苔を食んでるはずと思ってました。

針を外す際によく見ると掛かり方は上顎の硬い部分のすぐ横、皮一枚でした。

早く取り込んでたら口切れしてたでしょうね。うーん、食わせ方が良くなかったかなあと反省。渓流釣りではこういうのは普通ですが、ドブ釣りだと何とか工夫して口の奥か、さもなくば下顎に掛けないといけませんね。来年に向けて課題がまた一つ増えました。

竿はマミヤの11mで、昨日より穂先を硬く(例によってバスロッドの先端を使用)してみましたが、取り込み面ではまだまだ余裕ありました。この竿は細身で粘り系なんで穂持以下も硬くして大丈夫ですね。魚の引きも弱くなっていますし道糸だってクッション性高い奴です。ポイントも流れの緩いところ中心になって来てますので、最もバレやすいサイズ帯が取りこめれば、それ以上の奴はこの竿で何とかなるんじゃないかなと思っています。

問題はフッキング(針掛かりの位置をもっと深く)ですね。昨日の長穂先(φ2.1)の方が深く掛かってくれていました。もちろん操作性も良くなくピンピンし過ぎているので好きじゃないんですが。


さて、その後、もう一丁あるだろうと期待して流しますが、この後長〜い沈黙。


ほとんど破れかぶれで、今度は一転して底を舐めるようにゆっくりジワジワと低活性の攻めに切り替えます。遡上途中の群れではないので八ッ橋一辺倒でずっと同じラインを流しても無駄と考え、手前から沖へと絨毯爆撃作戦。

8時35分。かなり手前ですぐに来ました。

誘い方を変えたところでのヒットでした。すっかり先ほどのパターンに固執していましたね。30分以上アタリがない状態でした。大幅に時間を費やしてしまい悔やむことしきりです。いろいろやってみないといけませんね。

上針と下針の2本咥えていますね。2本目の針を口にしてパッと放そうとしたけれど、1本目の針がじゃまして外せなかった、そんな感じでしょうか。ちなみに上針はイタリヤ中金(藤重)です。


1尾釣れたため、とりあえず昨日の仕掛そのままで何とかなりそう、と思い、そのまま続行します。

やっぱりアタリがないです。

1回だけ、弱々しく「トン」というアタリがあったのですが、その後流れは沈黙してしまいます。流れが緩いため、錘を真下から毛鉤が追いかけて行く状態になるでしょうか。毛鉤を追いかけた鮎が、勢いで天秤を追い越してくれればツツーッと下流に走るアタリが出るのですが、もう追い越すだけの元気はないようです。超スローで攻めていましたので、スピードをやや速めてみますが無反応です。

すれてるのかもと思い、天秤を別なタイプに交換してみます。本当は仕掛も別なタイプに変えたいところなのですが、雨が降ってるのでこちらの気分も乗りません。

毛鉤も一時的に八ッ橋からガラッと印象の異なる毛鉤に換えるんですが、閉塞状況を打開するには至らず。

使い古した八ッ橋の金箔が剥れてきたため、クルマに戻って新しい八ッ橋をおろしますがそれでも駄目。

先週まで安定して釣れていた苔虫も試してみますがまるっきり無反応です。



ポイントを休ませようとあちこち転々とし、時間を潰しますが、鮎のハネはおろかウグイのハネも出て来ません。

結局先ほど釣れたポイントに戻り、次の回遊を待つことにします。




15時50分、遊びで先週ニゴイの釣れた新魁のハリスをカットし、上針にセットします。

そして竿を短く縮めて、手前のカケアガリを攻めていた時にいきなりズキューン!!
何だ?鯉か?
とっさに水際を走りましたが、限界まで曲がった竿がフッと軽く…。

確認すると下針の八ッ橋は無事。上針を見ると、

新魁、討ち死に!
先週の仇討ちでしょうか!?新魁、見事な散り方でありました。

いや、もし大型鮎だったら……!?
まあ、下針に八ッ橋着けてるのに上針の新魁狙って来るわけですからね…

一応仇を取ってやるとばかりに黒磯を下針に着けてやってみましたが無反応でした。



ところで、飯食ってる間もずっと川面から目を離さずにいたんですけど、対岸でも跳ねなかったですね。今日はカワウも少なかったです。

トロ場の攻略ですが、もしかすると胴突き仕掛の方が良いのかも。流れがごく緩くてスカスカなので、どちらかというとワカサギ釣りに近い感覚になるのかなあと。仕掛もそれ用にチェンジしないと駄目ですね。自分の読みが外れた時にどうするのか、戦略の組み立てが現場でサッとできるよう理論武装する必要性を痛感しましたね。


竿なんですが、スローの誘いが、いざやってみるとこれが思いの外難しいですね。手応えはスカスカだし、11mの竿を縮めてやってるから竿の重みでついつい早くなってしまいます。仕掛もギリギリまで短くしたくなりますね。それといっそのこと玉ウキ付けるか?その方が見やすいし。11mあるとさすがに手には来ないようですので、目印や玉ウキの色とかもこだわった方がいいのかも知れません。もちろん、風が強い日は見やすい目印を付けても無駄ですね。




本日の釣果。





メジャーが波打っていて採寸が正確ではありません。悪しからずご了承願います。


というわけで、来年につづくなのだ。


【総括】
  • 先短だと操作性は良くなるが掛かりが浅くなるようである。操作性は犠牲になってもある程度のアソビが必要か。仕掛を装着して水中に垂らした状態で竿先の止まりがやや遅くなるよう調整する必要があると思う。
  • #4〜#5は硬い方が掛かりは良いようである。
  • 上記を踏まえるとキックポイントは#3でも良さそうに思えるが、結局のところ好みの問題か。もちろん、瀬釣り用の竿や強風時用の竿は別に用意する必要があると思う。
  • ツツーッというアタリが出る時は比較的活性が高いと思う。そうでない時は活性が低いと判断して釣りを組み立てる必要があると実感させられた。胴突き仕掛も有効か。
  • ズンというアタリが出る時は上方向の動きではなく横方向の動きに反応していると思う(活性低い)。バラシ率が高いので何とかして下顎に掛ける工夫が必要か。参考:8月20日
  • 今使用しているハリス止は強度的には充分なようだが、交換の際にプツッと意図せず切れてしまうことが有った(「糸」なだけに、ね)。





[日時]2022年10月14日(金)
[天候]曇り時々雨、弱風(ドライアンダー、フリース+ウインドブレーカー着用)
[水温]18°C、ささ濁り、増水
[時間]6時〜18時
[釣果]14〜19cm×5、ウグイ0
[バラシ]1(正体不明の大物)
[アタリ]10数回程度(すべて八ッ橋)
[アタリの無かった鉤]苔虫、おろろ、国華11号、五郎中金、黒磯、他
[誘い方]ボトム〜水面直下(水深2.5mカケアガリ)
[竿]旧オリムピック インストラクター鮎 硬硬調90(φ0.9ソリッド)→マミヤ・オーピー インストラクターレジェストドブV110(改φ1.8)
[毛鉤]上針:イタリヤ中金、新魁、他
    下針:八ッ橋、他
[天秤]自作片天秤(ステンレスφ0.4腕60mmスイベル付)
[道糸]フジノナイロン ターボV天井糸 1号
[先糸]スタークU 1号
[穂先から錘まで]2.8m
[中通し玉ウキ]なし
[オモリ]ナス型4号
[小遣い]千円(タバコ、コーヒー、他)
[感想]良型鮎はすでに下ってしまったか??

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