令和6年鮎釣り21戦目。
本日最終日。夏日です。キンモクセイの花が咲き始めましたね。ススキもここぞとばかり穂を開いています。
昨日は遅くまで仕事でした。いつもは日曜も仕事なんですけど、今日は若い人が代打を買って出てくれラストもう一丁できることに。まあ土日だからあまり期待は出来ないんですけどね。
到着してみるといい感じに水が絞られています。これは好材料。今日は中程まで立ち込めそうかな?幸い水温も気温も高いですし。けれど濁りはまだあります。深場で当たってくれるかどうか…
カーッと来る陽射しで24°Cぐらいあるでしょうか。充分に鮎タイツでやれる気温です。鳥はダイサギが1羽見えるだけで寂しい岸辺。落ち鮎が落ちてきていればカワウやコサギの姿があるはずなのですが。
とはいえ大物が突如来る可能性もなくはないです。竿はとりあえず#2〜#5を旧ブランクスに差し替え、穂先はトラウトロッド改の10m。クッション性の高いフジノナイロン スーパーヤマメ0.5号を1m空中糸に入れます。上針2本で玉ウキは無し。
16時開始。水温は22度。
上針は赤熊中金黄角を2本。
下針は苔虫(王冠針)
仕掛3mで開始しましたが、これだと水深1m程度で流れのゆるいレーンがスカスカで釣り辛いです。ひとまず様子見で仕掛けを切り詰めていきます。どんどん切り詰めて行って最終的に全長2.6mほどに。
足場の確認が出来たところでいったん川から上がり、上からウェットスーツを着ます。見渡すと、手前寄りの瀬の中でオイカワに混じり数発のライズが見えます。対岸キワでのライズは残念ながら無し。落ち鮎が溜まってきている雰囲気は感じられず…
日没への備えができたところで再び水の中へ。
予定通り16時半、再開。
下針は青ライオン元孔雀。
オモリは2.5号。
16時40分。ちょっと気が早いですが茶熊にチェンジ。
17時。アタリなし。まだ遊び鮎が降りてきません。どうしたんでしょう。
17時半。ようやく鮎のハネらしきものが見え始めます。
表層でアタリが2回あり、いずれもフッキングせず。焦る…
3度目の正直でフッキング。取り込みも順調に行きました。0.5号フジノ1mでもまずまずその効果を発揮してくれているようです。ドブ釣りを始めたばかりの2021年は上針にクッションゴムを付けていたのですが、こちらの方が良いようです。鮎をタモに入れ竿を伸ばし舟に入れようとして見るとタモから飛び出して逃げていました。
次の鮎もタモから飛び出し。
さらに3尾めの鮎もタモから飛び出し。今日はいつもの鮎ダモではなく、ダイワの本流ダモ。大きさは同じなんですが形状が飛び出しやすいんでしょうかね。
次の鮎は強いテンションで瀬を越したところで抜ける…餌不足で口周りが柔らかくなってるのかも。
その後はハネがまだ続いているものの毛鉤に触って来ない展開に。
跳ねている鮎も一回り小さくなってる雰囲気…
ここで下針を再度青ライオン元孔雀に換えます。
変ですね当たって来ません。手前〜沖と探って行きますが完全スルー。不思議なのは枝針の赤熊中金に触って来ないこと。見切られてるんでしょうか。
18時。早くもハネがなくなってしまいました。すっかり油断していて貴重な鮎3つともタモから跳ね出してしまいましたので、このままでは坊主で最終日を終えることになってしまいます…
ここで一か八か勝負に。
秘蔵の暗烏(白鳳)。
駄目元でボトムを探って行きます。
ボトム中心の誘い方に変えて攻めてみて、なんだか誘い辛いなあと気付き、天井糸を調節して仕掛け全長を長くし3mほどに。すると、やっぱり仕掛けはある程度長い方がなぜかボトムすれすれを誘いやすくなるということが判明。普通に考えれば緻密な操作が必要なシーンでは短い仕掛の方が有利なはず(ハゼ釣りなど)なんですが、実際は違うようです。もしかすると角度の関係で穂先がより有効に使えるようになるからなのかもしれません。意外な盲点でした。
水面すれすれでチョンと小さく来る状況でも、長めの仕掛の方がフッキング率が上がるので、結局長めの仕掛けが有利かなあと。今何メートルで釣ってるのか簡単に確認出来るよう、色分けされたラインなんかも便利かも知れませんね。
オモリに関しても、表層で喰ってくる時(赤熊中金、青ライオンなど)とボトムで喰ってくる時(暗烏、八ッ橋など)では場面ごとに換えた方が良さそうですね。
長めの仕掛けで困るのは水深1m未満の浅場を攻める時ですね。道糸に常時当たる風で感触がモヤッとするので明らかに釣り辛くなります。PEの006を使うか、玉ウキを使うかでしょうね。ただし道糸がPEの場合、上針に来た時バレやすいですね。
そうだ!馬の背の上に乗ればさらに沖を攻められるんだったなと思い出します。寒いのを我慢してさらに立ち込んで行きます。
19時。場所を変えて同じように攻めていると、目の前を上流から下流に向けて過ぎ去って行く飛行物体が。コウモリでしょうか。その刹那、底付近でかすかに「モゾッ」。すかさず送り込んで一呼吸待ち、そーっとテンションを掛けます。いい感じに底へと引き込んでくれ、うまくフッキング。シモ竿で一気に水際まで引っ張り、いったん上流に泳がせ、弱ったところを手網で掬い取ります。
キャッチ成功。
毛鉤は暗烏(白鳳)。
その後は全く当たらず。場所を変えても駄目。
19時50分。終わりを告げるオイカワが来て終了。
今日は久しぶりにボトムで当たったんです(1回だけ!)が、ホントにようやく来てくれたって感じでした。やっぱり濁りとの関連が深いように思います。それと駆け上がりギリギリの腰まで立ち込んで沖を攻めてやっとヒットしたので台風・温帯性低気圧来襲以降流れが変わって微妙に届いていないのかもしれません。昨年は9mでも充分やれたので今になって思えばラッキーだったのでしょう。
腰上まで立ち込んで釣るとなると、もしかするとガイド付きの竿の方が手返しはいいのかもしれません。ガイドなしの竿だと取り込みでどうしても竿の中に水が入りますので。
本日の釣果1。今年最後ということで持ち帰り。
というわけで令和6年もお疲れさまでした〜楽しませてくれてありがとう!
しかし!初秋の鮎がなぜ暗烏で釣れるのかという問いが、依然大きな謎として残るのであった…
アタリの傾向:
苔虫(王冠針) 0
青ライオン元孔雀(藤重) 0
茶熊(藤重) 数回
赤熊中金黄角(まさる) 数回
暗烏(白鳳) 1
赤熊中金(藤重) 使用せず
暗烏(藤重) 使用せず
八ッ橋荒巻赤底(藤重) 使用せず
[日時]2024年10月13日(日)
[天候]晴れ、風あり(鮎タイツ+ラッシュガード+ウェットスーツ着用)
[水温]22°C、平水(5cm)、濁り
[時間]16時〜20時
[スイカの匂い]少し
[コウモリ飛翔]2尾?
[釣果]1(18cm)
[バラシ]1、オートリリース3
[掛けミス]2
[アタリ]10回程度
[誘い方]停止状態から徐々に加速(ボトム、1.6m)
[竿]旧オリムピック インストラクターAL鮎 ドブ100(#1トラウトロッド、#2〜#5旧ブランクス、10mで使用)
[毛鉤]上針①:赤熊中金黄角(まさる)
上針②:赤熊中金黄角(まさる)
下針:苔虫(王冠針)→青ライオン元孔雀(藤重)→茶熊(藤重)→青ライオン元孔雀(藤重)→暗烏(白鳳)。ハリス35cm
[天秤]自作片天秤(燐青銅70mm、北陸型)
[天井糸]東レ 将鱗へらストロングアイ 1.5号 1.1m ※調節器なし
[道糸]フジノナイロン スーパーヤマメ(ナイロン)0.5号 1m
[先糸]東レ トヨフロンLハード 0.6号 0.9m
[穂先から錘まで]2.6m→3.0m
[天秤から錘まで]1cm
[インジケーター]東邦産業発光玉ソフト6号+東邦産業発光玉ソフト5号×2
[オモリ]2.5号→2号→3号
[小遣い]千円(タバコ、ホットコーヒー他)
[感想]さぶかった〜!
本日最終日。夏日です。キンモクセイの花が咲き始めましたね。ススキもここぞとばかり穂を開いています。
昨日は遅くまで仕事でした。いつもは日曜も仕事なんですけど、今日は若い人が代打を買って出てくれラストもう一丁できることに。まあ土日だからあまり期待は出来ないんですけどね。
到着してみるといい感じに水が絞られています。これは好材料。今日は中程まで立ち込めそうかな?幸い水温も気温も高いですし。けれど濁りはまだあります。深場で当たってくれるかどうか…
カーッと来る陽射しで24°Cぐらいあるでしょうか。充分に鮎タイツでやれる気温です。鳥はダイサギが1羽見えるだけで寂しい岸辺。落ち鮎が落ちてきていればカワウやコサギの姿があるはずなのですが。
とはいえ大物が突如来る可能性もなくはないです。竿はとりあえず#2〜#5を旧ブランクスに差し替え、穂先はトラウトロッド改の10m。クッション性の高いフジノナイロン スーパーヤマメ0.5号を1m空中糸に入れます。上針2本で玉ウキは無し。
16時開始。水温は22度。
上針は赤熊中金黄角を2本。
下針は苔虫(王冠針)
仕掛3mで開始しましたが、これだと水深1m程度で流れのゆるいレーンがスカスカで釣り辛いです。ひとまず様子見で仕掛けを切り詰めていきます。どんどん切り詰めて行って最終的に全長2.6mほどに。
足場の確認が出来たところでいったん川から上がり、上からウェットスーツを着ます。見渡すと、手前寄りの瀬の中でオイカワに混じり数発のライズが見えます。対岸キワでのライズは残念ながら無し。落ち鮎が溜まってきている雰囲気は感じられず…
日没への備えができたところで再び水の中へ。
予定通り16時半、再開。
下針は青ライオン元孔雀。
オモリは2.5号。
16時40分。ちょっと気が早いですが茶熊にチェンジ。
17時。アタリなし。まだ遊び鮎が降りてきません。どうしたんでしょう。
17時半。ようやく鮎のハネらしきものが見え始めます。
表層でアタリが2回あり、いずれもフッキングせず。焦る…
3度目の正直でフッキング。取り込みも順調に行きました。0.5号フジノ1mでもまずまずその効果を発揮してくれているようです。ドブ釣りを始めたばかりの2021年は上針にクッションゴムを付けていたのですが、こちらの方が良いようです。鮎をタモに入れ竿を伸ばし舟に入れようとして見るとタモから飛び出して逃げていました。
次の鮎もタモから飛び出し。
さらに3尾めの鮎もタモから飛び出し。今日はいつもの鮎ダモではなく、ダイワの本流ダモ。大きさは同じなんですが形状が飛び出しやすいんでしょうかね。
次の鮎は強いテンションで瀬を越したところで抜ける…餌不足で口周りが柔らかくなってるのかも。
その後はハネがまだ続いているものの毛鉤に触って来ない展開に。
跳ねている鮎も一回り小さくなってる雰囲気…
ここで下針を再度青ライオン元孔雀に換えます。
変ですね当たって来ません。手前〜沖と探って行きますが完全スルー。不思議なのは枝針の赤熊中金に触って来ないこと。見切られてるんでしょうか。
18時。早くもハネがなくなってしまいました。すっかり油断していて貴重な鮎3つともタモから跳ね出してしまいましたので、このままでは坊主で最終日を終えることになってしまいます…
ここで一か八か勝負に。
秘蔵の暗烏(白鳳)。
駄目元でボトムを探って行きます。
ボトム中心の誘い方に変えて攻めてみて、なんだか誘い辛いなあと気付き、天井糸を調節して仕掛け全長を長くし3mほどに。すると、やっぱり仕掛けはある程度長い方がなぜかボトムすれすれを誘いやすくなるということが判明。普通に考えれば緻密な操作が必要なシーンでは短い仕掛の方が有利なはず(ハゼ釣りなど)なんですが、実際は違うようです。もしかすると角度の関係で穂先がより有効に使えるようになるからなのかもしれません。意外な盲点でした。
水面すれすれでチョンと小さく来る状況でも、長めの仕掛の方がフッキング率が上がるので、結局長めの仕掛けが有利かなあと。今何メートルで釣ってるのか簡単に確認出来るよう、色分けされたラインなんかも便利かも知れませんね。
オモリに関しても、表層で喰ってくる時(赤熊中金、青ライオンなど)とボトムで喰ってくる時(暗烏、八ッ橋など)では場面ごとに換えた方が良さそうですね。
長めの仕掛けで困るのは水深1m未満の浅場を攻める時ですね。道糸に常時当たる風で感触がモヤッとするので明らかに釣り辛くなります。PEの006を使うか、玉ウキを使うかでしょうね。ただし道糸がPEの場合、上針に来た時バレやすいですね。
そうだ!馬の背の上に乗ればさらに沖を攻められるんだったなと思い出します。寒いのを我慢してさらに立ち込んで行きます。
19時。場所を変えて同じように攻めていると、目の前を上流から下流に向けて過ぎ去って行く飛行物体が。コウモリでしょうか。その刹那、底付近でかすかに「モゾッ」。すかさず送り込んで一呼吸待ち、そーっとテンションを掛けます。いい感じに底へと引き込んでくれ、うまくフッキング。シモ竿で一気に水際まで引っ張り、いったん上流に泳がせ、弱ったところを手網で掬い取ります。
キャッチ成功。
毛鉤は暗烏(白鳳)。
その後は全く当たらず。場所を変えても駄目。
19時50分。終わりを告げるオイカワが来て終了。
今日は久しぶりにボトムで当たったんです(1回だけ!)が、ホントにようやく来てくれたって感じでした。やっぱり濁りとの関連が深いように思います。それと駆け上がりギリギリの腰まで立ち込んで沖を攻めてやっとヒットしたので台風・温帯性低気圧来襲以降流れが変わって微妙に届いていないのかもしれません。昨年は9mでも充分やれたので今になって思えばラッキーだったのでしょう。
腰上まで立ち込んで釣るとなると、もしかするとガイド付きの竿の方が手返しはいいのかもしれません。ガイドなしの竿だと取り込みでどうしても竿の中に水が入りますので。
本日の釣果1。今年最後ということで持ち帰り。
というわけで令和6年もお疲れさまでした〜楽しませてくれてありがとう!
しかし!初秋の鮎がなぜ暗烏で釣れるのかという問いが、依然大きな謎として残るのであった…
アタリの傾向:
苔虫(王冠針) 0
青ライオン元孔雀(藤重) 0
茶熊(藤重) 数回
赤熊中金黄角(まさる) 数回
暗烏(白鳳) 1
赤熊中金(藤重) 使用せず
暗烏(藤重) 使用せず
八ッ橋荒巻赤底(藤重) 使用せず
[日時]2024年10月13日(日)
[天候]晴れ、風あり(鮎タイツ+ラッシュガード+ウェットスーツ着用)
[水温]22°C、平水(5cm)、濁り
[時間]16時〜20時
[スイカの匂い]少し
[コウモリ飛翔]2尾?
[釣果]1(18cm)
[バラシ]1、オートリリース3
[掛けミス]2
[アタリ]10回程度
[誘い方]停止状態から徐々に加速(ボトム、1.6m)
[竿]旧オリムピック インストラクターAL鮎 ドブ100(#1トラウトロッド、#2〜#5旧ブランクス、10mで使用)
[毛鉤]上針①:赤熊中金黄角(まさる)
上針②:赤熊中金黄角(まさる)
下針:苔虫(王冠針)→青ライオン元孔雀(藤重)→茶熊(藤重)→青ライオン元孔雀(藤重)→暗烏(白鳳)。ハリス35cm
[天秤]自作片天秤(燐青銅70mm、北陸型)
[天井糸]東レ 将鱗へらストロングアイ 1.5号 1.1m ※調節器なし
[道糸]フジノナイロン スーパーヤマメ(ナイロン)0.5号 1m
[先糸]東レ トヨフロンLハード 0.6号 0.9m
[穂先から錘まで]2.6m→3.0m
[天秤から錘まで]1cm
[インジケーター]東邦産業発光玉ソフト6号+東邦産業発光玉ソフト5号×2
[オモリ]2.5号→2号→3号
[小遣い]千円(タバコ、ホットコーヒー他)
[感想]さぶかった〜!